困難を情熱に変える具体的アプローチ

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人生の目的に気づく方法『僕が生きる意味』

人にアドバイスしてはいけない

これはあくまで私の考えですが、

基本的に、人が人にアドバイスをしてはいけないと思っています。

 

そういうと、普段私がしていることはアドバイスじゃないのかと思うかもしれません。

 

それは、私は「アドバイスはしてはいけない」と意識しながら、

アドバイスをしているのです。

 

 

アドバイスというのは、

自分の価値観を押し付けてしまうことがあります。

 

「考えを押し付ける」というようなことは、基本あってはならないと思っています。

そのことは何となくわかるかと思います。

 

そして、それ以前にもっと重要なことがあるのです。

 

それは、人が人に教える権利などないということです。

 

人にアドバイスをするという時点で、

相手を自分よりも下に見ていることがあります。

 

もしかしたら、アドバイスをすることによって、

満足感を得たいという気持ちもあるかもしれません。

 

他の人が知らないことを自分が知っているという

優越感があるのかもしれません。

 

まわりから認められたいのかもしれません。

 

 

確かに、人間にはそういった欲がありますから、

それを消し去ることはできません。

 

しかし、そういった欲があるということをわかっているのと、

何も考えずに、自分の知識や経験をひけらかすことには大きな違いがあります。

 

 

本来、人間に優も劣もありません。

 

したがって、相手に教えるという行為は、

そういったことをよくわかった上で行う必要があります。

 

 

例えば、私は学校の教員でしたが、

学校においては、先生と生徒という立場があります。

 

しかし、それは、あくまでその場における関係性であって、

人間としては先生も生徒もないのです。

 

たまたま、その時間、その場所で、先生と生徒という役割を担っていたというだけであって、

本質的には、先生が一方的に生徒に教えるという考え方に

おちいってはならないと思っています。

 

 

私たちは、成長、進化していく目的があります。

 

したがって、たまたま先生と生徒という役割があったとしても、

先生だから、生徒よりも立ち位置が高いということはないのです。

 

立っている場所は、同じ人間として、同じ高さです。

 

 

本質的には、どちらがえらいとか、すぐれているとか

そういったことは一切ありません。

 

先生は生徒から学び、生徒は先生から学ぶわけです。

 

 

もし、「相手が何も知らないようだから教えてあげよう」というような心があったとしたら、

それは、相手を未熟だと判断している、自分自身の未熟な心を表しています。

 

一言で言えば、傲慢だということです。

 

 

なぜなら、心から相手の成長を願い、

相手がやればできるということを絶対的に信頼しているとすれば、

そういった心にはならないからです。

 

相手には無限の可能性があり、これからも成長していけると

確信していれば、気軽に教えるという行為はできません。

 

 

相手のためだと思っていろいろ教えていたとしたら、

それは、相手を信頼していないということにもなります。

 

相手を信頼していれば、伝える一つ一つの言葉が

将来、相手にどんな影響があるのかをしっかり考えなければならないし、

そもそも相手が成長する機会を簡単にうばってはならないのです。

 

 

人に何でもかんでもアドバイスするというのは、

その人を成長させることではありません。

 

その人が成長する機会をうばうことです。

 

人間は、自分自身で考え、行動し、

失敗を繰り返すから成長します。

 

 

本当に心から相手の成長を願うのであれば、

簡単にアドバイスをして、相手の成長の機会をうばうことは、

やってはならないのです。

 

 

人間は不完全な生き物です。

 

だから、答えを相手から知ろうとします。

 

ですが、本当の答えというのは、相手ではなく、

自分の中から見つけていかなければなりません。

 

 

だとしたら、私たちが伝えなければならないのは、

答えではなく、選択肢です。

 

そもそも、正しい答えなどというものはありません。

 

私たちが持っているのは答えではありません。

70億人の人がいたら、その中のたった1つの考えにしかすぎません。

 

それにも関わらず、「私の考えは正しいからこの通りにしなさい」

というようなアドバイスができるわけがありません。

 

あくまで、それは一つの考えであり、

それが役立つどうかは、相手が判断することです。

 

 

もし、人にアドバイスする機会があったら、

次のことに注意するとよいと思います。

 ・それが本当に心から相手のことを考えたアドバイスなのかどうか。

 ・相手に気づかせるのではなく、自分の力で相手を変えようとしていないか。

 ・自分の知識を見せびらかすことや相手に教えることによって
  優越感や満足感を
無意識に得ようとしていないか。
  アドバイスする”動機”を今一度思い返すこと。

 ・あなたが与えるアドバイスが、相手の成長する機会を
  うばっていないかよく考え、
相手に伝える内容を
  よく吟味し厳選すること。

 ・アドバイスするときは、相手に意見を押し付けるのではなく、

  こういう考えもあるという選択肢を伝えることが基本。

 

私は、人にアドバイスするときは、

”アドバイスはしてはいけない”と思ってアドバイスしています。

 

人にアドバイスができるような

完全で完璧な人間など世の中には存在しないのですから。

 

そして、相手のことを心から考えるから、それが相手に伝わり、

相手も心を開いて自分の言葉に耳をかたむけてくれるのではないでしょうか。

 

相手に向きあいながらも、

お互いに目指している方向は同じなのですから。

 

一方的に意見を言うのではなく、

同じ方向を向いて歩いていきたいものです。

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