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人生の目的に気づく方法『君が輝く最高の君へ』

お前に娘はやらん

俺は今日の出来事に頭を抱えたよ。

 

ドキドキドキドキ。

よく晴れた日曜の朝。


もうすぐ約束の時間だ。

1ヶ月も前からしていた
大切な約束だ。


妹のところに遊びに行ったのである。

しかし、それは大きな意味を持つ。


片道500キロの道のりを
遠方はるばる会いに行ったというだけではない。


妹の彼氏に初めて会うからだ。


「ピンポーン」


ガチャ


扉があき、
妹が出てくる。

 

そして、妹の彼氏と…


って、いないやん。

 

「彼氏はどうした?」

「まだ寝てる」


なんでやねん。

俺が来るってわかっていながら、
何で寝てんねん。

 

まぁ、仕事が忙しいのだろうと、

大目に見ることにした。


しかし、

1時間経っても起きてくる気配はない。


そして、1時間半後。

 

つ、ついに彼氏が起きてきた。


「初めまして、兄です」

「初めまして」


やっと話せる。


そして、彼氏はシャワーをしに行ってしまった。


って、なんでやねん。

 

というか、俺は予定があるから、

もう行かないといけない。

 

ということで、彼氏とは一瞬顔を合わせ、

一瞬挨拶をしただけに終わった。


最大接近距離6メートルだったな。

 

せっかく買ってきたお土産のロールケーキ、
一緒に食いたかったぜ。

いつもより500円も高いやつ買ったのに。

 


そのときは深く考えなかったが、

後から考えると不安になってきた。

 

だって、彼女の兄が、

わざわざ500キロ以上の道のりを、

何時間もかけてやってきたというのに、

挨拶もろくにしないというのは、

大丈夫か?

 

大丈夫か?

 


単なる彼氏、彼女じゃない。

今月末には、実家に挨拶に来るという

結婚前提で付き合っているんだぞ。

 

そして、俺は、その挨拶に向けて、
どういうふうに親と接したらよいかなど、

親の写真や趣味などをパワーポイントでまとめて、

プレゼンの準備までしてきたのに。

未公開になってしまった…。

 

そもそも、俺が来た目的は、

彼氏のためになればと思ってのことだったのだが。

 

 

普通に考えたら、彼女の兄が来たら、

その時間に合わせて起きて、

支度も整えて、

出迎えて、

おもてなしをするもんじゃないのだろうか?

 

俺ならそうする。

 

三つ指をついて、

「ようこそいらっしゃいました」と

最上級の丁寧さで出迎えるぞ。

 

 

正直、残念だ。


まぁ、別に俺のことをどう思うと勝手だが、

どう思ったとしても、

気をつかって挨拶ぐらいできなくて、

本当にいいのだろうか。

 

俺が親だったら、

怒るかもしれない。


実際、ちょっとむかついた。

 

まぁでも、俺が言うことでもないのかもしれない。

 

なぜなら、自分にも、過去にそういうときが
あったのかもしれないから。

そういうところまで気がまわらない
未熟なときがあったかもしれないから。


だから、俺は親に伝えた。

ちょっと挨拶しただけだけど、
すごく優しそうな人だったよと。

 

心の中では、

「お前に娘はやらん」と思ったが。


娘じゃないけど。

 

妹のことが大好きだからな。

妹の彼氏も応援しよう。


何だかちょっと複雑な気持ちになって、

俺は500キロの道のりを帰るのだった。

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