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「なにやっとんじゃコラ!」

教師の私は生徒の机を蹴り飛ばし、
床には教科書やノートが散乱しました。

教室はシーンと静まり返り、
そこには涙を流してあやまり続ける
1人の生徒がいるだけでした。

怒ることは正しいのか

悪いことをしたら叱る。

若いときの私はそれしか選択肢がありませんでした。


態度が悪ければ怒り、
服装がみだれていれば注意し、
しっかり勉強しろと命令ばかりしていました。

相手が悪かったらとにかく怒る。
無理やり直させる。

「本当にそれでいいのか?」

心の中で何かモヤモヤしながらも、
怒ることしかできなかったのです。

自分の都合で怒っていた

私は何に怒っていたのか、
今になってわかるようになりました。

例えば、相手がしっかりできていなかったら、
「間違っているからちゃんとしろ」と注意しますよね。

それはきちんとできていない「行為」を注意しているのであって、
「人」を見ていなかったことに気づいたのです。


さらに注意しているのは、
それが自分の仕事だからです。

注意しないと自分の立場が悪くなったり、
威厳がなくなったり、売上が落ちたりするかもしれない。

8割方、自分の都合で怒っていました。


まわりからなめられたら自分の言うことを
きいてくれなくなる
という不安があったのです。

そこしか見えていなかったから
怒るという行為しかできなかったのかもしれません。

しかしそのやり方は完全に間違っていました。

なぜ言うことをきくのか

心から相手の言うことをききたいと思うのは
どういうときでしょうか?

例えば、大好きな人には何かをしてあげたいと
思いますよね?

それはなぜなのかと考えると、
「自分を認めてくれているから」というのが
1つあります。

自分を理解してくれるから好きなのです。


友達に面白い話をするのも、
面白い話を知ってほしいからではなく、
面白い話を知っている自分を認めてほしいから。

新しく買ったものを見せるのも、
スゴイと言われたいから。

愚痴や文句を言うのも、
自分の気持ちを知ってなぐさめてほしいから。

人間の欲求の1つ、「他者から認められたい」と思い、
認めてくれる人を好きになり、
もっと認められたい、褒められたいから
相手の言うことをききます。


だとしたら恐怖だけで相手を動かそうとするのは、
単なるその場しのぎかもしれません。

もちろん状況によっては怒って解決しなければ
ならないことがあるかもしれません。

しかしそういう場合にも忘れてはならないことがあります。

アメとムチ

誰かを怒るとき。

学校では基本的に怒る人とフォローする人の2人がいます。

まず悪いことをした生徒に、
鬼のような生徒指導の先生がイカヅチをくらわせます。

だけどそれだけで終わると
生徒のやる気にはつながらないので
必ずフォローする必要があります。


「お前のそういうところはダメだけど、
こういういいところもあるから、
そのダメな部分を直したらもっとよくなるから
一緒にがんばろう!」

そうやってフォローする担任がいるわけです。

怒る人とフォローする人の分業制です。


1人しかいなければ、自分が怒ったら、
後で自分がフォローしなければならないのですが、
とにかく怒るだけではダメだということです。

なぜなら「行為」を叱っても、
根本的にその人自身が直そうと思わなければ直らないし、
そもそも怒られてテンションが下がったら
その人は自分の力を発揮できないからです。

最高の仕事ができるときとは?

人がもっともいい仕事ができるときは
どんなときか?

一番大事に考えないといけないのはです。

脳の状態をもっともいい状態に保つことが、
私たちが1番力を発揮できる状態
です。


例えば、いいことがあったら
何をやってもいいことが起こります。

それは自分の心の状態がアゲアゲのときは、
いい決断ができるので、いい行動ができるからです。


逆に何をやっても悪いことしか
起こらないときもあります。

自分の心が落ち込んでいるときは、
悪い決断しかできないので、
悪い結果しかうみません。

負のスパイラルの正体

何をやっても悪いことしか起こらないのではなく、
自分の心の状態が正常ではないため
悪い判断しかできず、結果として悪いことが
連続して起こる
ということです。

例えば大切な人が亡くなったとき、
感情が乱れに乱れていたら
仕事や勉強どころではないですよね。

合格発表の日にご飯が喉を通らなかったり、
試験の日にお腹が痛くなったり。

ましてや浮気されてショックなときに、
ウキウキショッピングとかできないわけです。


悪いことが起こっているときは、
自分の精神状態がまともではない
ということを
しっかりと認識しておく必要があります。

心の状態、つまり脳が正常に働いていないときは、
自分が本来持っている力が100%発揮できないことを
知っておくことが大事です。


そうしないと、どうにかしないとと
考えられない頭でダメダメな判断をしてしまい
もっとダメダメな状況になってしまいます。

借金をギャンブルで取り返すようなものです。

非常に危険です。

心の状態が落ち込んでいるときは、
落ち着くまで何もしない方がいいわけです。


ちなみに成功できる人というのは
この切替が早い
です。

例えば、トップレベルのテニスプレーヤーは
失敗して点をとられても
次のターンには新しい気持ちでのぞんでいます。


最高のパフォーマンスが発揮できるのは、
自分の心の状態が落ち着いて、おだやかで、
いい気持ちのときです。

行為を怒るのではなく、人を見る

それはダメ、これもダメ、
ダメだしばかりされたら、
心は曇り空になって、やる気ナッシングですよね。

そんな状態でいい仕事ができるわけがありません。


だけどあんがいやりがちなんですね。

相手に悪いところがあったら
注意しないといけないという
自分の都合があるからです。

だけど冷静に考えたら、ただ怒るだけだったら
自分の立場はますます悪くなるだけだと気づけると思います。


例えば、生徒指導の先生は嫌われますよね?

悪い行為だけを注意して、普段からも
人をバカにしたり、けなしたりしていたら、
そんな先生は死ねと思われてしまいます。

逆に悪いところは注意するけれど、
それがあなたが成長して、本当にいい自分になるためだと
行為だけでなく、自分を見てくれる先生だったら
嫌われることはありません。

それは自分のことを認めてくれているからです。

人に好かれる技術

私は最初、悪い行為を怒ることしかできませんでした。

だけどそれでは嫌われるだけで、
相手が変わってくれることはありませんでした。


そしていろいろと学んでいくうちに、
行為ではなく、人を見るようになりました。

相手は人間だとわかったのです。

人間には認められたいという欲求
本能レベルであるのでしたね。


そして人が本当にやる気を出して
持っている100%の力を発揮していい行動ができるのは、
心の状態がベストコンディションのときです。

ときには怒るということも必要だと思います。

だけどその怒るは、相手の心の状態を落とすことではなく、
常に心の状態を引き上げること
意識する必要があります。

そのためには怒ることとフォローすることの
2つが必要かもしれませんし、
行為を見るだけでなく、人として認め、
相手の悩みをまるで自分のことのように一緒に考える
お母さんのような存在であることが
大事かもしれません。


そして、これがとても重要なのですが、
自分にも相手から認められたいという
欲があること
を忘れてはなりません。

認められたいから怒るわけです。

だけど相手から認められるのは
決して相手より立場が上とか
威厳があるとか、偉いとかそういうことではありません。


むしろそうやって権力で人を従わせようとするのは
暴力で人を注意する生徒指導の先生ように嫌われるでしょう。

恐怖政治はいずれ破たんします。

したがって自分の都合で怒ってはいけないのです。

常に相手の目線になって、
相手を絶対に傷つけないように、
心がプラスに終わるようにしなければなりません。

自分の都合ではなく相手のためであることを
相手がわかるように伝えなければなりません。

自分の都合を捨てるから、
相手から認めてもらえるのです。

執着するほど手に入りません。


あなたが好きな人を、なぜ好きなのでしょうか?

優しいから?かわいいから?

いいえ、あなたのことを認めてくれているからです。


人から好かれるためには、
相手を認めることが大切なのです。

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