困難を情熱に変える具体的アプローチ

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人生の目的に気づく方法『僕が生きる意味』

青い光にひきよせられ

今日も数万の虫が死んでいく。

子供の頃

「何だか面白い」と思った。

バチバチという音。

誘蛾灯で
虫が感電した音だ。

夏にはカナブンや
クワガタもいて。

ワクワクした。

光に集まって死ぬ。

「バカなやつ」と思った。

2月

寒くて凍えそうだった。

住宅街は迷いやすい。

目印がないから
自分がどこにいるかわからなくなる。

夜だともっとわからない。

だから遠くにスカイツリー
見えたとき。

方向がわかってホッとした。

光に向かって

見上げれば高く
そびえ立っているのに。

目の前に視線を戻すと
家か工場しかない。

正しいルートではなかったようだ。

それもそのはず。

スカイツリーの明かりに惹かれ
思い立ったように目指したのだから。

白い息をはきながら
住宅街を歩く。

右へ左へ。

まるで電灯のまわりを飛ぶ
虫のように。

そうか

「虫も人間も同じだ」と思った。

明かりに群がる虫たち。

光のまわりをグルグル
まわっているように
見えないだろうか?

違う。

あれは真っ直ぐ飛んでいるのだ。

光を太陽や月だと思って。

”真っ直ぐ”飛んでいるのだ。

だけど

それは

太陽でも

月でもなく

命をうばう死の光。

人生

今日も数万のバカが

優雅な光にひかれ

右往左往している。

右へ

左へ

彼らは真っ直ぐ向かっている
つもりなのだ。

端から見れば

同じ場所をぐるぐる
まわっているようにしか見えない。

なんと滑稽なことだろう。

そして命を落とすのだ。

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