トレンドが起きるしかない状態を知る『資金の流れ』で勝つFX

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通貨強弱で勝つ投資『ドルスキャFX』

【基本】クロス円のベストタイミング

ドル円を買ったり、ドルストレートを売ったりする
ベストタイミングは次のようなときでした。

・USDJPY↑↑(大きく上昇)→買いチャンス!

・EURUSD↓(下落)→売りチャンス
・AUDUSD↓(下落)→売りチャンス
・GBPUSD↓(下落)→売りチャンス
・USDCHF↑(上昇)→買いチャンス
・USDCAD↑(上昇)→買いチャンス
・NZDUSD↓(下落)→売りチャンス

クロス円でも同じことがいえます。

1.クロス円とは?

ドルストレートに対して、
クロス通貨という呼ばれ方があります。

ドルストレートは米ドルとのペアで。

クロス通貨は米ドル以外との
通貨ペア
のことです。

例えばEURGBPですね。

欧州の通貨ペアなので、
ユーロと英国で経済的に差が出たときに
トレンドを形成します。

また日本円との通貨ペアを
クロス円
といいます。

具体的には
・EURJPY(ユーロ円)
・AUDJPY(豪ドル円)
・GBPJPY(ポンド円)
・CHFJPY(スイスフラン円)
・CADJPY(カナダドル円)
・NZDJPY(ニュージーランドドル円)
などです。

日本人は馴染みのあるクロス円を
多く取引きするようです。

相対的に日本人の取引量は多くないでしょうから、
クロス円自体の取引量は
ドルストレートと比較すると少ないです。

取引量が少ない分、クロス円のトレードは
ドルストレートより読みにくいところがあります。

ただクロスしている分、値動きは大きいので、
一度に得られる利益が大きい
というメリットがあります。

2.例えばポンドドル

ポンドやカナダドルは米ドルに比べて
取引量が少ないです。

値動きが荒く、
大きくなる傾向があります。

ポンドの魅力ですね。

では、ポンド円を取引きする
タイミング
はいつがよいのでしょうか?

チャートを見ていて、
あることに気づきました。

ドル円が大きく動いたときに、
ポンド円が大きく動くことがよくあるんですね。

絶対ではないですが、
例えばドル円が急落したときに、
ポンド円が急落することがよくあるんですね。

「何なんだろうなぁ」と思ったんです。

値動きはポンド円の方が大きいので、
利益に変えられたら嬉しいですよね。

どうやったらいいのかなぁと
ずっと考えていました。

そして気づきました。

ポンド円が下落トレンドになるとき。

日本円が大きく買われていることに。

3.円が買われるときとは?

円が買われるには理由があります。

例えば
・世界経済がリスクオフのとき
  (例)米国でネガティブなニュースがあった
     円を買い戻そう
・米国の経済状況が悪化したとき
  (例)米ドルで資金を持っているのはリスクが高い
     日本円で持っていよう
・災害やテロがあったとき
など。

悪いニュースや事件があったときに
リスク回避の円買いが起こります。

このときドル円は下落します。

米ドルが売られて、
円が買われるからです。

4.クロス円の取引きの正体

ポンド円の取引きとは何かというと。

例えばポンド円を売るとは。

ポンドを売って、ドルを買い。
ドルを売って、円を買う
ということです。

ポンドで持っていた資金を、
いったん米ドルにかえて、
さらに円にかえるということですね。

米ドルやポンドで持っているより、
円で持っていた方が安全ということです。

同じようなことが、豪ドル円や
ニュージーランド円などでもいえます。

5.リスクオンとリスクオフ

投資には「リスクオン」「リスクオフ」
状態があります。

リスクオンとはよりリスクをとることです。

例えば金利の安い円を借りて、
米ドルを買い。

さらに米ドルを売って、豪ドルを買うなど。
資源国通貨へ投資をします。

「リスクは高いけれど、よりリターンの
大きいものに投資しよう」
とする流れが
リスクオンです。

逆にリスクオフは「リスクを回避し、
より安全な資産で手元に持っておこう」

という流れのことです。

例えば世界経済が悪化し、
新興国や資源国通貨に投資するのではなく、
米ドルや円で持っていた方が安全というときは。

円が買われて、円高になります。

これが円の動きです。

まとめると

・世界経済が悪化、リスクオフのときに
 円は買われる

・世界経済が良好、リスクオンのときに
 円は売られる

といえます。

6.クロス円の値動き

クロス円が一気に売られるときとは
どういうときでしょうか。

具体的には次のようなときです。

・EURJPY↓(下落)…ユーロが売られて「円が買われる」
・AUDJPY↓(下落)…豪ドルが売られて「円が買われる」
・GBPJPY↓(下落)…ポンドが売られて「円が買われる」
・CHFJPY↓(下落)…スイスフランが売られて「円が買われる」
・CADJPY↓(下落)…カナダドルが売られて「円が買われる」
・NZDJPY↓(下落)…NZドルが売られて「円が買われる」

ドルストレートのときに、
ドーナツ状のプールの流れの話をしました。

一斉に円が買われている状態とは。

例えばプールに入った大人が
みんな同じ方向に進んでいる状態です。

みんなが一斉に円を買っている状態です。

ユーロやポンドで持っているのは
リスクが高い。

円で持っていようということですね。

みんな一斉に円を買っているので、
誰か1人がやめても、円買いは継続します。

つまり世界規模でリスク回避の円買い
起こっているときは。

”トレンドが継続する”ということです。

このとき一斉に円が買われるわけなので、
当然のことながらドル円は下落します。

・USDJPY↓(下落)

もうおわかりですね。

ドル円を売るタイミングはいつでしょうか?

答えは「クロス円が全体的に売られたとき」です。

逆にリスクオンのときは、
円から米ドルへ、そして米ドルから他通貨へ。

リスクをとって、他通貨へ投資する
資金の流れが起こっていますので。

ドル円は上昇しやすいです。

7.ドルストレートとクロス円

ドルストレートとクロス円も
お互いに影響しあっています。

リスクオン、リスクオフ以外でも、
資金の流れができるときがあります。

例えば米国の経済指標発表前や
波乱がありそうなイベントの前
など。

リスク回避の円買いが起こります。

するとクロス円は下落します。

クロス円が下落すると、
各通貨は売られます。

するとドルストレートは下落します。

米ドルが買われます。

他通貨に対しては米ドルは買われますが、
円に対しては売られます。

円主体で動く相場の場合、
米ドルは売られたり、買われたりするので。

基本的にはドル円は下落します。

ただ米ドルが買われる度合いが強いと。

円と米ドルの通貨強弱が拮抗して
ドル円はレンジになることもあります。

クロス円全体が下落していても、
ドルストレートが邪魔をすると
ドル円はレンジになることもあるということです。

ですので、クロス円全体が下落して
ドル円も下落したとしても。

米ドルやドルストレートの動きを見ながら、
下落にストップがかかることもあること

頭に入れておくとよいです。

まとめると

・クロス円全体が売られて、
 米ドルも売られているときは
 ドル円は大きく下落

・クロス円全体が売られて、
 米ドルが買われているときは
 ドル円はレンジになることがある

円だけでなく「米ドル」の売買も確認すると、
ドル円の動きが読みやすくなります。

クロス円自体は下落しているので
売ってOKです。

8.クロス円の売買タイミング

クロス円を買うときは

・クロス円全体が上昇し、
 円が大きく売られているとき

 (ドル円も上昇)

クロス円を売るときは

・クロス円全体が下落し、
 円が大きく買われているとき

 (ドル円も下落)

です。

例えばドル円が急落したとき。

リスク回避の円買い
起こっている可能性があります。

クロス円全体が下落していれば。

それぞれの通貨強弱を見て。

もっとも売られている通貨と
円の組合せでトレードすると勝率が高いです。

例えばドル円が急落。

日本円が勢いよく買われている。

クロス円全体が下落。

その時点でもっとも売られているポンドと
もっとも買われている円の組合せである
ポンド円を売る。

という流れです。

英国の経済指標発表が悪かったときや
政治状況でネガティブな状態など。

ポンドが売られるファンダメンタルズ要因があれば、
ベストです。

【参考】ポンド円で利益を出す3つの要因

9.特定の通貨の影響がクロス円全体へと波及する場合

リスクオンやリスクオフ以外でも、
クロス円全体が強含んだり、弱含んだりすることがあります。

例えば大きく売買されやすいポンドについて。

英国の経済指標結果の結果や政治的なニュースで
ポンドが強く売買されることがあります。

例えばポンド円が強く売られると。

円が強く買われるので、
ドル円やユーロ円、豪ドル円も影響を受け。

クロス円全体が弱含むことがあります。

もしポンドが強く売買されて。

ドル円やポンド円以外のクロス円も連動し
大きく動いていたら。

ポンドにつられて、クロス円全体に影響が波及しているかもしれません。

ポンド円やドル円のトレードチャンスです。
トレンドが継続する可能性が高いからです。

リスクオンやリスクオフ以外でも、
ポンド円などに引きづられて相場が動くことがあります。

ドル円がポンド円につれ高になったりつれ安になったりします。

通貨強弱グラフなどを見て、ある通貨が大きく動いたときは、
ドル円やクロス円全体がどうなっているかに注目してください。

全体的に同じ動きをしているときは、トレードチャンスです。

(例)171025「豪ドル円、ポンド円、カナダドル円」のドル円への影響

10.クロス円が大きく動くとき

次のパターンのときはクロス円が大きく動きます。

・ドル円…上昇(円が全面安)
・ドルストレート…上昇 (例)ポンドドル上昇
・クロス円…大きく上昇 (例)ポンド円大きく上昇

下落の場合は逆になります。

・ドル円…下落(円が全面高)
・ドルストレート…下落 (例)ポンドドル下落
・クロス円…大きく下落 (例)ポンド円大きく下落

【参考】『クロス円のボーナスチャンス』

まとめ

・世界経済が良好なときは
 円から米ドルや他通貨へ投資する
 リスクオンの資金の流れが起こる

(例)リスクオン(円全面安)のとき…円が売られ、各通貨が買われる傾向がある
・USDJPY↑(上昇)
・EURJPY↑(上昇)
・AUDJPY↑(上昇)
・GBPJPY↑(上昇)
・CHFJPY↑(上昇)
・CADJPY↑(上昇)
・NZDJPY↑(上昇)
⇒もっとも買われている通貨と
 円の組合せでトレード

・世界経済が悪化しているときは
 米ドルや他通貨から円を買い戻す
 リスクオフの資金の移動が起こる

(例)リスクオフ(円全面高)のとき…円が買われ、各通貨が売られる傾向がある
・USDJPY↓(下落)
・EURJPY↓(下落)
・AUDJPY↓(下落)
・GBPJPY↓(下落)
・CHFJPY↓(下落)
・CADJPY↓(下落)
・NZDJPY↓(下落)
⇒もっとも売られている通貨と
 円の組合せでトレード

まずはトレードするとき、
世界経済が良い状態でリスクオンなのか、
悪いニュースなどでリスクオフなのか。

例えば今の市場のテーマは何で、
良いテーマなのか、悪いテーマなのか。

市場心理を意識するだけでも、
より明確な根拠を持って
自信を持ってエントリーできるようになります。

【参考】ドル円とクロス円の関係

円がどの通貨に対しても売られ円安になっているとき。
チャートは次のようになります。

円がどの通貨に対しても買われ円高になっているとき。
チャートは次のようになります。

クロス円のチャートを確認することでも、
ドル円やクロス円の状態がわかります。

参考にしてください。


続きは「​トレンド継続を知る方法」をご覧ください

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