FXの基礎トレーニング

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FXを基礎からトレーニング『ドルスキャFX−FX基礎編−』

※このブログは「基礎編」です。「ドルスキャFX」に付属の教材です。

トレンドの変化を知る『DAI_MACD』

1.概要

MACDです。

2本の移動平均線の間隔をラインで表します。

MACDは世の中にいろいろあると思いますので
好きなものを使うと良いと思います。

今回はMACD関係の他のインジケーターで用いるため
セットでつけているものを簡単に解説します。

2.重要なこと

MACDを使うとき大事なのは目的です。

MACDのラインやシグナル、ヒストグラムは何を意味しているのかを
知っておくことが重要です。

正しい使い方ができ、トレード精度が高まるからです。

私が最初に「こんなのがあったら便利だ」と考えて作ったものがMACDでした。
「凄いものができた」と興奮したのですが、実はすでに存在していたのです。

それまでMACDのことをよく知らずに使っていたため
自分が考えたものと同じだと気づかなかったのです。

MACDの計算式やラインの意味がわかると、
本に書かれている以上の使い方ができるようになりました。

恐ろしいことに、ネットや本で常識のように書かれていることの中には
間違いが多いこと
にも気づきました。

それ以来、インジケーターは計算式を見るようになりました。
どのような目的で作られたのか考えるようになりました。

「こういうインジケーターがほしい」と思って作ったものがMACDだったように。
まずは目的があり、必要な情報を表示してくれるのがインジケーターです。

ラインが何を意味しているのかがわかれば、
正しい使い方や自分なりの使い方ができるようになります。

今ひとつインジケーターを使いこなせない場合は、
成り立ちを勉強してみるとよいかもしれません。

よくわからずインジケーターを使うよりも、
上達スピードがぐっと上がります。

MACDの場合

計算式は「MACD=12EMA-26EMA」です。
意外と簡単です。

シグナルはMACDに移動平均線をくっつけたものです。
「シグナル=MACDの9SMA」
 ※シグナルはSMAを使う方もいればEMAを使う方もいます

ローソク足のトレンドを見るのに移動平均線を表示するのと同じです。
MACDのトレンドを見るために移動平均線をくっつけだだけです。

レートが移動平均線の上にあれば上昇傾向にあるのと同じで、
MACDがシグナルの上にあれば上昇傾向と判断します。

そして、ヒストグラムはMACDとシグナルの差です。
上昇傾向が強いときにヒストグラムは大きくなります。

まずはチャートに移動平均線を表示し。

移動平均線の間隔が広がったときに、MACDのラインの傾きが急になることを
チャートとMACDの両方で確認することからはじめるとよいです。

移動平均線がクロスしたときにMACDが0ラインをクロスすることや、
ヒストグラムがMACDとシグナルの差を示したものだとわかれば、
よりいっそう使いこなせるようになると思います。

意味が理解できれば、他の人よりも一歩早く判断できるようになるからです。

3.使い方

エントリーや決済判断の目安に使います。

例えば次のように使います。
・ラインが右上がりのときに買いエントリーをする
・上位足のMACDラインが右肩上がりのときに下位足で買いを検討する
・ラインの傾きが弱まってきたら決済を考える

など。

私は「移動平均線の間隔の変化」を重視しているので、
MACDのラインの傾きを1番見ています。

ゴールデンクロスやデッドクロスを見る人は多いと思いますが、
MACDが便利なのはクロスする前にわかることだと思います。

多くの人がクロスを見てから行動している中で、
クロスする前から考えたり、行動したりすることで、
人よりも一歩進んだトレードをすることができます。

例えば上位足でトレンドが継続している場合。

下位足で押し目買いや戻り売りをしたいときに、
MACDのラインがNを描くと、チャートはN波動を描きやすいです。

下位足は上位足のトレンド方向へと動きやすいからです。

トレンドが強いとクロスしないまま押し目や戻りを作ることもあります。

ゴールデンクロスやデッドクロスだけを見ていると
チャンスを逃すこともあります。

ラインの意味を理解し、上位足と下位足のトレンドを見て、
トレンドの変化を読み取ることができるようになることで
より精度の高いトレードができます。

4.期間について

デフォルトでは次のようになっています。
・MACD…12、26(EMA12と26の差)
・シグナル…9(MACDの9期間の移動平均(9SMA))

こだわりがなければデフォルト設定でよいと思います。

変更する場合、MACDは2本の移動平均線の間隔ですから、
自分が知りたい2本を指定するとよいです。

例えば5EMAと25EMAを使っているのであれば、5と25で設定します。

シグナルはMACDの移動平均です。
MACDのトレンド方向をわかりやすくしたものです。

シグナルの期間を短くすると反応が鋭敏になります。
クロスの回数は増えますが、ダマシも多くなります。

もっと早くサインを出したいと思えば9より短くし、
ダマシが多いと思ったら9より長くするとよいです。

相場は常に変化しています。

適切な期間を探しても、その場限りの設定になることもあります。
デフォルトで使うか、目的に合わせて変更するのがよいと思います。

5.設定

・FastPeriod…短期の移動平均線の期間(デフォルト:12)
・SlowPeriod…長期の移動平均線の期間(デフォルト:26)
・SignalPeriod…シグナルを算出する期間(デフォルト:9)
・AppliedPrice…計算に用いる価格(デフォルト:CLOSE)
・MacdMethod…MACDを計算する移動平均の種類(デフォルト:EMA)
・SignalMethod…シグナルを計算する移動平均の種類(デフォルト:SMA)

まとめ

・MACDは12EMAと26EMAの間隔(トレンドの変化がわかりやすい)

・シグナルはMACDの9SMA(トレンドの方向がわかりやすい)

・目的が大事。何を見たいのか、目的に合わせて期間を変更するとよい

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DAI_MACDを使ったインジケーターとセットになっています。
フォルダに含まれています。

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