エントリー判断『DAI_MACD_MTF(auto)』
MACDの強さからエントリー判断を行います。
1.概要
2つの時間足のMACDからエントリーに適した状態かどうかを
教えてくれるインジケーターです。
2.インジケーターの見方
3段は次のようになっています。
・1段目…1つ目の時間足のMACDの状態
・2段目…2つ目の時間足のMACDの状態
・3段目…1段目と2段目が一致するとサインが点灯
色の見方
次の4段階です。
・青…強い上昇
・ドジャーブルー…弱い上昇(上昇が弱まった状態)
・マゼンタ…弱い下落(下落が弱まった状態)
・赤…強い下落
3.仕組み
MACDは異なった期間の移動平均線の間隔を表しています。
トレンドが強まると移動平均線の間隔は広がっていきます。
上昇トレンドが強まったときに青のサイン、
トレンドが弱まるとドジャーブルー(薄い青)のサイン。
下落が強まったときに赤のサイン、
トレンドが弱まるとマゼンタのサインを表示します。
2つの時間足のMACDの状態を見ることで、
上位足のトレンドが強まっているときに
下位足でトレードを検討できるようになっています。
4.時間足の指定
MACDの状態をあらわす1段目と2段目の時間足は
時間足ごとに設定します。
例えば15分足チャートを表示したときは、
1段目はチャートの時間足である15分足、
2段目は1つ上の時間足である1時間足を指定する。
1時間足チャートを表示したときは、
1段目はチャートの時間足である1時間足、
2段目は1つ上の時間足である4時間足を指定するなど。
チャートの時間足を切り替えると、
設定した時間のMACDの状態を読み取りサインで表示します。
初期設定では、1段目は主にチャートの時間足、
2段目は主に1つ上の時間足を指定しています。
詳しくは設定の項目をご覧ください。
5.使い方
主にエントリー判断に用います。
指定した2つの時間足のトレンドが強まっているときに
エントリーを検討します。
具体的には1段目と2段目が青や赤のサインになったときです。
トレンドが強まっている状態です。
1段目と2段目がそろうと、3段目は青や赤のサインが点灯します。
見送りの場合
1段目と2段目の色がそろっていないときは見送りが無難です。
リスクのある状態
色がそろっていても、ドジャーブルーやマゼンタのときは
トレンドが弱まっていますので見送りが無難です。
濃い青や赤のときだけトレードすると安全です。
6.気をつけること
レンジ相場に注意です。
サインが赤や青になっていても、MACDのラインの傾きがゆるやかであれば
トレンドが出ておらず、レンジ相場の可能性があります。
サインだけで判断せず、次のことに気をつけるとよいです。
・各時間足のMACDのラインの傾きを確認すること
・高値や安値の切り上げ切り下げを見て上位足のトレンドを確認すること
・通貨強弱やオシレーターなど他のインジケーターを参考にする
など。
サインが点灯したとき、上位足に実際にトレンドが出ているのか確認が必要です。
例えば移動平均線がパーフェクトオーダーになっているとなおよいです。
私自身は、インジケーターのサインがそろったからエントリーするのではなく、
チャートや通貨強弱など他のエントリー条件がそろったときに、
確認材料の1つとして見ています。
まずはテクニカル分析を行います。
上位足が上昇トレンドや下降トレンドであることを確認します。
次に資金の流れサインが点灯し、上位足のトレンド方向へ通貨強弱が動いたら、
エントリーを検討できる状態になります。
最後に、自分の判断が間違っていないか確認の意味でMACDのサインを見ます。
または通貨強弱が今ひとつでエントリー判断に迷ったときに、
エントリーできるかどうか判断する1つの目安として見ます。
例えば上位足のMACDの状態が悪ければ見送ったり、
早めに決済するなど慎重にトレードを考えます。
サインだけで判断せず、1つの目安として用いるとよいです。
7.期間について
MACDは2本の移動平均線の間隔を見ますので、
設定では2本の移動平均線の種類と期間を指定します。
デフォルトでは12EMAと26EMAになっています。
MACDの移動平均であるシグナルは9SMAです。
2本の移動平均線に関しては、次のような指定方法が考えられます。
・デフォルト設定で使用する
・普段、使っている2本を指定する (例)10と20EMA、5と25EMA、20と40EMAなど
・上位足の期間を指定する
(例)15分足の場合、1時間足の10と20である40と80を指定
など。
短い期間を指定すれば短期的なエントリー判断に使えますし、
長い期間を指定するとトレンド判断で方向性を見ることもできます。
シグナルに関しては短くするほど反応が早くなります。
例えば決済判断に早くサインが出したい場合は8や5など短くします。
長期の移動平均線を指定したときなど
あまりサインを多く出したくない場合は長めに設定します。
移動平均線の期間はベストな期間を探すよりは
トレード方法に合わせて設定するのがよいと思います。
こだわりがなければデフォルト設定でよいと思います。
「どの移動平均線の間隔を見たいのか?」
手法や目的が重要かと思います。
8.設定
・Symbol_Name…通貨ペア(指定したい場合)
・TF1_M1…1分足での1段目の時間足(デフォルト:5)
・TF2_M1…1分足での2段目の時間足(デフォルト:60)
・TF1_M5…5分足での1段目の時間足(デフォルト:5)
・TF2_M5…5分足での2段目の時間足(デフォルト:60)
・TF1_M15…15分足での1段目の時間足(デフォルト:15)
・TF2_M15…15分足での2段目の時間足(デフォルト:60)
・TF1_M30…30分足での1段目の時間足(デフォルト:30)
・TF2_M30…30分足での2段目の時間足(デフォルト:240)
・TF1_H1…1時間足での1段目の時間足(デフォルト:60)
・TF2_H1…1時間足での2段目の時間足(デフォルト:240)
・TF1_H4…4時間足での1段目の時間足(デフォルト:240)
・TF2_H4…4時間足での2段目の時間足(デフォルト:1440)
・TF1_D1…日足での1段目の時間足(デフォルト:1440)
・TF2_D1…日足での2段目の時間足(デフォルト:10080)
・FastPeriod…短期の移動平均線の期間(デフォルト:12)
・SlowPeriod…長期の移動平均線の期間(デフォルト:26)
・SignalPeriod…シグナルの移動平均の種類(デフォルト:9)
・AppliedPrice…計算に使用する価格(デフォルト:CLOSE)
・MacdMethod …MACDの移動平均の種類(デフォルト:EMA)
・SignalMethod…シグナルの移動平均の種類(デフォルト:SMA)
・Alert_UP…上昇アラートのオンオフ(デフォルト:false)
・Alert_DOWN…下落アラートのオンオフ(デフォルト:false)
まとめ
・2つの時間足のMACDの状態を色で表示
・エントリー判断に用いる
・実際にMACDのラインの傾きを確認し、レンジ相場に気をつける
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※動作にDAI_MACDが必要です。
インジケーターフォルダに一緒に入れてお使いください。
フォルダに入れておくだけでOKです。