17Sep
「約定したとたんに逆行して負けた」
そういうことがよくないでしょうか。
または「もうちょっとでプラスになる」
と見守っていたら、あっという間に反転して
損切りになってしまったなど。
良い業者を使っていれば
そんなこともないのですが。
ある程度すべってしまう業者だと
利益が出ないうちにマイナスになって
負けてしまうことがよくあります。
手動で決済する場合。
どうしたら上手にプラスで
決済できるのでしょうか。
答えは利益確定幅にあります。
今回の話は応用になりますので、
やらなくても結果は出せます。
例えば大きく動いた指標だけではなく、
中ぐらいに動く指標でもよりよい結果を出したいときに
参考にするとよいです。
中ぐらいに動く指標
例えば50pipsや100pipsなど、
大きく動く指標に関しては
大きな利益が出やすいので
利益確定はそこまで難しくありません。
やはりコツはあるので
それはまた今度お話しするとして。
問題は…
「20~40pips程度動く中ぐらいの指標」
についてです。
あまり動かなかったとき
中ぐらいに動く指標でも、
30pipsぐらい動いてくれれば。
問題なく利益が確定できますね。
でも指標結果にインパクトがなくて、
中途半端に15pipsとか
20pips程度しか動かなかったら。
ほとんど利益が出ないですね。
そういう動きのときは
「大きく動く理想の動き」ではありません。
したがって早めに決済すればよくて、
次のトレードにうつるというのが基本です。
でも、そうはいっても
損切りになるのは嫌ですよね。
しかも毎回損切りになっていたら。
ちりも積もれば借金地獄。
「この方法ダメじゃん」と
挫折してしまうでしょう。
まぁそういう人は、何をやっても
同じように負けてしまう可能性もあるので。
ここら辺でコツを身につけましょう。
負けないためには…
1番大事なこと
あまり動かなかった指標を
上手に利益確定する1番のコツは
『利益確定幅をあらかじめ想定しておくこと』
です。
「これぐらいしか動かなかったら
利益確定しよう」とあらかじめ
決めておけば。
本当にそれくらいしか動かなかったとき。
早めに決済ができますよね。
「いつ利益確定すればいいのかな~」と
悩んでいるうちに損切りになってしまうのを
防ぐことができます。
具体的ステップ
例えば米国の小売売上高について。
1.まずは過去チャートをざっと見ます
みんなの外為(米国『小売売上高』の結果)
http://fx.minkabu.jp/indicators/01038/USDJPY/chart
注目するのは「あまり動かなかったとき」です。
動かなかったパターンをいくつか見ます。
だいたいこんな値動きになりそうだと
平均的なチャートを見つけてみてください。
例えば次のようなときは
値動きが今ひとつな場合の代表例です。
だいたい20pipsぐらい動く場合ですね。
2.次にトレード前にチャートを開きます
例えば発表時間前は次のようなチャートでした。
15分足で見ると良いと思います。
3.現在の価格からだいたいレートが動きそうな20pips前後で、
目立つ高値安値を見つけます。
20pips前後になかったらなかったでいいです。
わかりにくければ、虫眼鏡をクリックして
ローソク足を小さくするといいですね。
ローソク足を小さくしても
目立っている高値安値に注目します。
見つけたらラインを引きます。
ここで高値に引いたラインを
価格の上昇を止めるのでレジスタンスライン。
安値に引いたラインを価格の下落をおさえるので
サポートラインと言います。
詳しくはFXの基礎的な書籍で学ぶとよいです。
今は、上手に決済するために直近の高値安値に
目安となるラインを引くことが目的ですので。
ラインを引くポイント
・指標発表の過去チャートを見て、
あまり動かなかったときの値動き幅で探すこと
(例)20pips近く動く指標なら現在値から
15~30pipsの高値安値を探すなど
・意識されている価格帯であること
(例)虫眼鏡でチャートを小さくしてもよくわかる目立つ高値安値や
ラインを引いたとき、過去に何度も価格が跳ね返っているライン
(参考)意識されるラインの引き方はこちらで解説しています
・見つからないときは、無理に引かなくてもよい
ラインを引くと次のようになります。
4.利益確定幅を微調整する(自動設定の場合)
ツールの設定通りにトレードしたとき。
ライン前後で反転したとき。
設定通りの利益幅だと、
利益が確定する前に反転してしまい
自動決済できないことがあります。
ですので、引いたライン手前で利益が確定するように、
設定の利益確定幅を微調整します。
(例)設定利益を10pipsにしていたけど、
ライン手前で反転したら利益は9pipsしか
出ないから、利益確定幅を9pipsにするなど。
5.発表時にラインをこえる勢いがあるか見る(手動決済の場合)
実際に発表時間になって。
ラインを勢いよくこえていけば、
利益は伸びると判断できます。
値動きに勢いがなく、ラインをこえられない場合は、
手動で決済してしまった方が無難です。
今回の場合は…
ちょうどライン付近で反転しましたね。
今回は20pips動く指標について考えたので、
15分足で高値安値を見ました。
より値動きの大きい指標であれば、
1時間足、4時間足、日足などでラインを引くと
さらに強固な利益確定の目安になります。
自分でラインが引けないときは
今ひとつ目立つ高値や安値がわからない。
ラインに自信が持てない。
そういうときは…
高値安値に自動でラインを引いてくれる
インジケーターを使うのも1つの手です。
「自動 レジスタンスライン」などと検索すると
いろいろ見つかります。
サポレジを自動で引くインジケーターを利用
例えば「Support and Resistance」という
インジケーターがあります。
http://www.earnforex.com/metatrader-indicators/Support-and-Resistance/
これをチャートに反映させて。
現在価格から十字線カーソルで
目的のpips幅付近にある目印を探すと、
高値安値が見つかりやすいと思います。
大勢が意識している「Pivotライン」を表示
もっと手軽にやりたい人はPivotラインを引いておくと、
何もないよりは目安になります。
Pivotインジケーター
Pivot.ex4
※右クリックして保存してお使いください
オシレーターインジケーターを利用
売りすぎや買いすぎがわかるオシレーター系の
インジケーターも利益確定の目安として使えます。
インジケーター「THV Trix」を利用
インジケーターはこちらを右クリックして保存して使ってください。
THV Trixは決済の目安として使えるだけでなく、
普通のトレードでのトレンド判断やエントリー判断にも使える
オールマイティーのインジケーターです。
まとめ
上手に利益を確定するには
・指標の過去チャートからあまり動かなかったときの
平均的な値動き幅を概算して、
その付近にある高値安値を決済の目安とするとよい
またレジサポを引いてくれるインジケーターを利用したり、
Pivotを表示したりするなど。
決済の目安のラインをあらかじめ引いておくことで
あまり動かなかったときの決済の目安となります。
まずはトレード前に、直近高値安値に
ラインを引くことから始めてみてください。
難しいと思ったらPivotを表示するだけでもいいですので。
あまり動かないときだけでなく、
大きく動いたときも、ラインを引いておくと
自信を持って利益確定ができるようになります。
高値安値がよくわからないという場合は
FXの基礎が学べる本を本屋で買って学ぶと良いです。
今できることからやっていきましょう。