3Feb
米雇用統計です。
相場はトランプ大統領の発言で動いており、
指標発表はそこまで重要視されていません。
ただ米1月ADP全国雇用者数の結果が良かったので、
雇用統計でも良い結果が出れば米ドルが買われる可能性があります。
逆に悪い結果が出れば2/10の日米首脳会談を控え、
下落の調整が続きそうです。
直近の相場
上昇中ですが、こう着気味です。
週足ピボットS1(113.26付近)を抜けれずにいます。
非常に上値が重いです。
指標の特徴
大規模に動きやすい指標です。
結果が予想より良ければ上昇、悪ければ下落と
素直に反応しやすい指標です。
結果にメリハリがなく、予想と結果が同程度の場合や
予想より悪くても前回より良い場合などは、
いったんどちらかに動いてもすぐに反転する可能性があります。
例えば今回であれば、前回15.6万人、予想17.5万人です。
結果が20万人のように、前回も予想を上回れば上昇する可能性が高いですが、
16万人のように予想より悪いけれど、前回より良い場合は、
いったん下落した後すぐに反転上昇するなど上下に振れるような動きをしたり、
勢いが弱かったりすることがあります。
発表数秒で大きく一方向に動いたときのみ利益を追求するとよいです。
発表前の考え
・予想と結果が乖離し大きく動いた場合は利益を追求
・予想と結果がほぼ同じで小幅に動いた場合は早めの決済
・結果が予想と同じ場合は上下に振れる動きをする傾向があるので、
約定前ならキャンセル、約定した場合はプラスの時点で即決済
結果は?
雇用者数はポジティブ、失業率や平均時給はネガティブな結果でした。
いったん上昇したもののレジスタンスラインで反転し
大きく下落しました。
雇用者数は予想より良かったものの、
失業率は増加、賃金の伸びは悪かったため
利上げペースが弱まったことで米ドルは売られたと考えます。
プラスで決済したつもりがマイナス4.6pipsだったという報告もいただいたので、
非常に難しいトレードだったと思います。
もしかしたら同じ状況になった人がいるかもしれませんが、
経済指標フラッシュがつながらずトレードができませんでした。
指標を選んでクリックしてもつながらず
待ち受け画面までいけませんでした。
利用者が多くて、サーバーが止まったのかもしれません。
結果がすぐにわからないとトレードできないので、
仕方なく見送りました。
結果的には理想の値動きではなかったので、
逆に結果がわからなくて良かったかもしれません。
指標結果が良いとわかったら、
ねばって負けた可能性も高いです。
もしトレードしていたら、開始数秒で一方向に大きく動かなかったので、
プラスで即決済というシナリオだったと思います。
タイミングが合わなければマイナスになったり、
損切りになったりしたかもしれないですね。
初心者の人は損切りになってもがっかりしないでください。
今回の値動きは損切りになっても普通です。
大事なことはちゃんとシナリオをえがくことです。
理想の値動きのときに大きな利益を得て、
理想ではない値動きで損切りになってもルール通りということです。
がっかりはするかもしれませんが、
損切りになることはトレード前から想定していたはずです。
手法が悪いのではなく、想定通りと考えた方がいいですね。
継続的に続けていけばプラスになるのですから、
万が一負けたとしても、次負けないためにどうすればよいか
未来に生かすことが大切です。
できれば理想ではないとわかった時点で、
プラスで即決済ができるようになると1番いいですね。
個人的には今、米国の指標発表はトレードに向いていないと考えています。
多くの人は雇用統計で利益を得ようと考えると思うのですが、
私はずっと前から言っているように、雇用統計はやらなくてもいいと考えています。
ですので今回のようにベストな状態でなければ見送ります。
見送ることで利益を逃すことも多いです。
でも相場はずっとあり続けますし、雇用統計に執着せず、
政治経済的に取引きしやすい指標を選んでいくことが重要だと考えます。
トランプ大統領のドル安政策でドル円は伸び悩みそうです。
今回のまとめ
・開始数秒で一方向に想定していたように動かなかったときは
プラスの時点で即決済