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FX原理原則

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叱らずに相手のイケナイ行動を変える方法

「くそっ、そんなのこと言われなくてもわかってる。
いつもいつも俺ばっかり悪者にしやがって。
むかつく。あぁぁぁぁぁ、本当にむかつく!!!!」

私は部屋で1人、こぶしをにぎり、
大嫌いなあいつを殺してやりたいと思いました。

戦争家族

「お前が何もしないから、俺は失敗したんだ。
全部お前が悪い!!」

「私は悪くないわよ。悪いのはあんたでしょ!!!」

私が理不尽という言葉も知らなかった子供のとき。

家では父と母が24時間、365日、
縄張り争いの猿のようにキーキーと言い争っていました。


まったく理不尽なことです。

おやじは100%自分が悪いことも
母親のせいにして、暴言をあびせていました。

母親は「私は悪くない、悪いのはあんただ」と言って、
頭から角をはやし、それでも父親はきかないので、
ストレスを子供を殴って発散していました。


よくわかっていない子供の私は、小学校の作文で、
「お母さんはいつも怒った顔をしています」
と”素で”書いていました。

父と母が喧嘩の毎日で、母親が泣いて、
晩御飯が出ないことが当たり前でした。


恐ろしいことに当たり前だったんです。


何が恐ろしいかというと、
私はそれが「普通」だと思っていたのです。

ひどい言葉を相手にあびせることも、
人をけなすことも。


だから私は、家以外の場所でも、
相手が傷つく言葉を平気で言っていました。

むかついたら人を殴っていました。

それが悪いことだと知らなかったのです。

24時間ひどい戦争が起こっている家庭にいたら、
それが普通になってしまったのです。

恐ろしいですよね?

人は認められたい、ただそれだけ

言い争いは我が家の平常運転なので、
今でも毎日そんな感じです。

あまりの暴言に「君の家には二度と行きたくない。
頭がおかしくなる。」
と友達に言われたくらいです。

まぁ、言いたいことが言えないよりも、
言いたいことを全部言っているから
親は離婚せずにやってこれているんだと
今は前向きに考えています。


それはそうとして、なぜそんなに言い争いが
起こるかというと、相手を認めていないから
です。

相手に悪いところがあったら、
それをそのまま口に出しているからです。


相手には「相手の考え」が本当はあるわけですが、
そんなのお構いなしに、自分のことしか考えずに、
自分の主張ばかりしています。

誰だって一方的に「悪いのはお前」と言われたら、
そりゃ~嫌になりますよ。

本当は「自分の気持ちをわかってもらいたいだけ」
なのにもかかわらず。

相手の中の認められたい本能を理解する

人間は基本的に自分が悪かったとしても
それを指摘されるのは嫌ですよね。

叱られるより、ほめられる方が嬉しいに決まってます。


だとしたら、たとえ相手が悪いとしても、
それをそのまま「お前は口ばっかりで
間違っているバカだ。直せ」と言ってもダメです。

「そんなこと言われなくてもわかってんだよ!!!」
怒怒怒怒怒怒怒となって、相手の行動を変えることはできません。

相手はわかってるんですよ。

だけどいろんな事情があったり、
自分でも認めたくない欠点劣等感があったりして、
どうしてもできないんです。

どうしてもできないんです。


デブなことがわかっているのに「太ってるね」と言われたら、
それはそれは傷つきますし、
何より言った相手のことが心底憎くなります。


そういう劣等感や他の人にはわからない気持ちが
相手の中にある
ということですね。

それをまず理解しないといけません。

相手を理解する最高の方法

理解するには相手とじっくり話すことも大事ですが、
1つの方法として「なりきる」ことがあります。

演じてみるということです。


例えば、おやじの気持ちが理解したかったら、
父親になってみます。

おやじの格好をして、おやじの口調で、
心からおやじの気持ちになって
『自己紹介』をしてみるということです。

心の声を、実際に声に出して言ってみます。

声に出して。

「くそっ、そんなの言われなくてもわかってる。
いつもいつも俺ばっかり悪者にしやがって。
むかつく。あぁぁぁぁぁ、本当にむかつく!!!!

どうして俺はいつもできないんだ。
俺はバカだからわからないんだよ。

いつもいつも、やってしまってから、
後からやらないほうがよかったと気づくんだよ。

どうすりゃいいんだよ、どうしろってんだよ…」

というように、なりきることで、
相手が何を考え、なぜそういう行動をしているのか、
”相手の目線”で考えられるようになる
んですね。


最初はなかなかできないかもしれません。

だけどやるのとやらないのとでは、
理解がまったく異なります。

相手を変えたかったら、
相手を理解するところから始めなければなりません。

相手になりきってわかる心理

例えば、おやじは頭が悪いです。(と仮定します)

普通の人が10考えられるところを
3しか考えられません。

だから7や8をやれと言われても、
根本的に何を言ってるのかわからないし、
理解できないんですね。

そして、それはおやじが子供のときから
ずっとそうだったでしょう。


兄や弟ができることが自分にはできない。

同僚や部下ができることが自分にはできない。

ずっとず~~~っと「劣等感」を抱えて生きてきたんです。


それを乗り越えるには、人のせいにするしかなかった。

人を落として、自分の存在を下げないようにすることしか
できなかったのです。

自分より弟や部下の方が優秀だったらつらいと思いませんか?


だからいつもどんなに自分が悪くても
妻のせいにすることしかできなかったのです。

こうした方がいいと善意で言われても、
それは助言ではなく、お前はダメな人間だと
”自分の悪口”を言われているようにしか
受け取ることができなかった
のです。

劣等感の塊だったのです。


このように相手の立場になってなりきってみると、
これまで見えなかった部分が見えてきます。

暴言をはいているのにも「理由」があるわけですね。

必ず背景があるわけです。


私も運動オンチだったり、字が汚かったり、
人と話すのが苦手だったり、
できないと自分でわかっていることはたくさんあります。

それを指摘されるのは嫌です。

宿題をやろうとしていたときに宿題をやれと
言われたようなもので、
わかっていることを他人に言われるのは
本当に嫌なのです。

それを理解しないといけません。

人の悪口しか言わない人とかいますが、
必ず理由があるんです。

理不尽なことばかり言う人にこそ、
抱えている悩みや問題があるんですね。

相手を変える4ステップ

相手の悪い部分を直してもらう
具体的な手順は次の通りです。

1.相手を演じ、相手の立場になって考え、気持ちを知る
  (自分が言ってもらいたい言葉は何かを考え、
   それを相手にも言うように意識する)

2.相手のよいところを見つけ、ほめる
  (相手の存在を認め、尊敬する)

3.ほしいものを先に与える
  (自分に従わないと悪いと思わせる)

4.自分の要求に従ってくれたら嬉しいことを伝える
  (叱らないで、やってほしいことを冷静に伝える。
   絶対に感情を傷つけないよう注意する)

基本は、相手を傷つけることなく、
自分がしてもらいたいことを相手にもすることです。


例えば、おやじは新しいものをどんどん買うので、
同じ物が次から次へと増えていく癖があります。

そして捨てない。

壊れていても、大事なものだからと
捨てないんですね。

おかげで割れた鉢植えが家には30個以上あります。

いつか使うと言って使わないガラクタが
家の中にも外にもコレクションのように並んでいます。


それを母親は「捨てろ!」と言うんですが、
まぁ捨てないですよね。

そうじゃなくて、まずは相手を認めないといけない。

そして、認めた上で、相手が求めている言葉で
伝える必要があります。


例えば、「捨てろ」というのは、
手順が曖昧なので、実行できないのかも
しれないですよね。

だとしたら、まずは1年以上使っていないものを
「集める」ところから始めないといけないのかも
しれません。

相手が求めていることを、
相手の気持ちになって伝えること
が大切です。

叱るのではなく、尊敬し、自分から行動したいと
思わせるような声かけが必要です。

あえて指摘しないことが嬉しい

相手も自分が悪いということはわかっています。

だからこそ、あえて何が悪いかは言わない。

「それを直せ」と言うのではなく、
「あなたにはすごくいいところがありがんばっている。
だからあなたが求めていることをしてもいいんだよ。
だけどちょっとだけここをこうしてくれると嬉しいな」

そういうニュアンスです。

悪いところを直接指摘しない。

言わないからこそ、自分を受け入れてもらえます。


叱るという行為は、相手の悪いところを伝える、
相手を辱める行為です。

誰でも自分の悪いところを言われたら、
嫌ですし、恥ずかしいですし、イラッとするかもしれません。

どんなに意識が高い人でも、
悪いところを指摘されることは嫌だということを
忘れてはならないのです。


逆に、自分を認めてくれて、ほめてくれて、
ほしいものを持ってもいいと許可を与えてくれる人

人は好きにならないわけがありません。


「やったらダメだ!」と言うのではなく、
逆に相手をほめ、存在を認めた上で
「やってもいい」と許可を与え、
その代わり「こうしてほしい」と条件を付けるわけです。

これによって、相手の悪いところを
相手に気づかせ、行動を変えることができます。


もちろん、相手や状況によってベストな方法は
変わりますから、いろいろと応用する必要はあります。

基本は、感情を傷つけず、相手を認め、
自分がしてもらいたいように相手にもすることです。

本当の理解者になる秘訣

私は最初、相手をけなして、叱って、
相手を変えようとしていました。

でもそれでは変えられないと気づいたんですね。

だからいまだに毎日、父と母は戦争状態なのです。

本当に相手を変えたかったら、
直接指摘しないことです。

逆に、相手を褒めて、尊敬して、
相手が喜ぶ言葉で、少しずつ少しずつ
要求をきいてもらうのです。


悪いところを指摘しないからこそ、
相手は自分で悪いところを直そうとします。

「この人は自分の悪いところに気づいているはずなのに、
それを言わないでいてくれている。

本当に自分のことをわかってくれる人だ」

大好きなあなたに認められたくて、
もっともっと褒められたくて、
自分から直そうとするわけです。


あなたは思いやりにあふれる人ですから、
そんなあなたの気持ちは必ず相手に伝わり、
相手もあなたのことが大好きになります。

あなたならよりよい人間関係を作っていけると
信じています。

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