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脳内補完から見た「人生が行き詰まる原因」

小説を読んでいてあることに気づきました。

それは登場人物に
勝手に声をつけていること
です。

あなたも小説や漫画を読むとき
登場人物に何となくイメージした
をあてていませんか?

今日のポイント

・物事が行き詰まる原因を知り
 停滞した状態を打破することができる

声の脳内補完

無意識で行っているので
あらためて考えると不思議です。

外見や性格で「この人物にはこういう声」
無意識に想像上の声を
当てはめていること
があります。

アニメ化していれば
そのときの声優さんの声で
再生されることも多いです。

でもアニメ化してなくても
漠然としたイメージで
主人公やヒロインが話している
んですね。

中には他の声優の声を
勝手に割り当てていることもあります。

人によっては全部自分の声
再生されている人もいると思います。

私たちは脳内で
常に自分と対話していますので。

本当に凄いことです。

無意識に脳内補完されていることに
驚きを隠せません。

声だけでなく動きや性格まで

ラノベや漫画がアニメ化されると
「想像と違う!」と言う人が結構います。

その人の中では
声が決まっているんですね。

さらに漫画だと、頭の中で勝手に
アニメや実写のように動いて再生される
場合
もあります。

やはり脳が補完しています。

声や動作だけでなく「この人物は
こういう性格だからこんなことはしない」
とか、
性格や行動まで補完していることもあります。

また2次元だけでなく現実でも
職場の同僚や友達、親など、
「こういう性格だから言っても反対するだろう」
勝手に決めていることも多いです。

実はこの脳の高機能が
逆に人生を行き詰まらせる場合があるのです。

イメージで生きている

小説や漫画に”何となく”声を割り当てるように
日常でも私たちは何となく生きていることが
ほとんど
です。

ちゃんと生きているようで
”すべてイメージ”で生きています。

例えばお父さんと言えば
何となく顔を思い浮かべます。

しかし漠然としていて
写真のようにはっきりとはしていません。

だけど漠然としたイメージでも
100%理解できていると思い込んでいます。

声もそうですね。

お母さんと言えば、何となくお母さんの
声がイメージできます。

しかしあくまでイメージで
想像でしかありません。

漠然と生きている

同じように、日常で行っていることも
漠然としたイメージの中にあります。

例えばドラマや映画を見た後
友達に「面白かったよ~」と話したとき

「どこが面白かった?」と聞かれても、
すぐに答えられないことがあります。

”面白い”というのが
漠然としたイメージ
だからです。

例えば人に何かを教えたとき

相手は「わかりました。やってみます」
と言います。

その後

「何をやってみますか?」

ときくと、意外とはっきりとすぐに
返事が返ってこないことがあります。

実際やってもらっても
「言ったことができていないな~」とか
「教えたことと違うことやってる」
思うこともよくあります。

相手の”わかりました”という返事は
完全に理解していたわけではなく
漠然と”わかったつもりになっているだけ”
だからです。

それが人間なんですね。

決めつけると行き詰まる

漠然としたイメージで生きていると
何となく決めつけてしまいます。

小説や漫画で、この人はこういう声と
何となく決めつけてしまうのと同じです。

とても曖昧なのにも関わらず
自分の中ではそれで正しいと
『固定化』してしまっているわけです。

漠然と決めつけるとその先に進めなくなります。

なぜならどうすればいいかを
具体的に考えられなくなるから
です。

『漠然と決めつけること=固定化し流れを止めること』

だからです。

世界はすべて流れています。

何かに固定化した時点で行き詰まるんですね。

小説なら何も問題はありませんが、
日常生活だと不都合が生じます。

例えば職場で嫌な人がいた場合

「あの人は悪い人だ」と決めた時点で
その人を固定化してしまうことになります。

するとその先の関係を作れなくなりますよね?

本当はそうじゃないかもしれないのに
決めつけることで先に進めなくなるのです。

自分の中の漠然としたイメージで
決めつけてしまわないように
気をつけなければなりません。

具体的に考えるクセをつける

行き詰まりを解消するには
具体化する必要があります。

『常に具体的に考える』

そうすることで固定化せずに
流れに戻すことができます。

・誰が
・どこで
・何を
・なぜ
・どうやって

のように細かく考えます。

例えば”あの人は悪い人”と決めつけずに
こういう悪い部分もある人と考えるようにする。

例えばただ”面白い”と言うのではなく
なぜ面白かったのか
考えるクセをつけるようにする。

例えば”今日は最悪の日だ”と言ったら
いつと比較して悪い日なのか考えるなど。

特に良い悪い最高最低など、
私たちは漠然とその出来事を決めつけています。

「曖昧な言葉」を使うと
勝手に決めつけてしまうので
注意が必要です。

決めつけると流れを止めることになるので
行き詰まります。

例えば「この方法は自分には難しそうだ」
考えたら、挫折する可能性が高くなります。

なぜ、どのように難しいかをあまり考えずに、
「自分にはできないだろう」
決めつけてしまうからです。

実際細かく考えていったら
問題は思っていたほど大きくなく
乗り越えられることがほとんど
です。

行き詰まりを解消するには
固定化せずに「具体的にどうすればいいか」考え
”行動”できるようにすることが重要です。

具体的にすることで行動できるように
なる
のです。

具体的なステップ

人生での行き詰まりを解消する手順は
次の通りです。

1.問題にぶつかり上手くいかず
  挫折しそうになる

2.漠然と「今の状況は最悪だ」、
  「自分には無理」と考えていることに気づく

3.問題をすべて書き出す

4.それぞれの問題がなぜ上手くいかないのか
  理由を書く

5.それぞれの問題を解決する
  具体的な知識と経験を考える

6.解決策がわからないときは調べたり
  すでに解決した人にきく

7.知識やスキルを学び、実践を続け
  試行錯誤しながら問題をクリアする

漠然と失敗と考え感情に流されるのではなく、
具体的に考えることがポイントです。

まとめ

・人間は漠然としたイメージで生き
 無意識に決めつけ固定化する傾向がある

・決めつけず具体的に考えることで行動でき
 行き詰まりを解消することができる

まずは日常生活の中で
いかに漠然と生きているか
意識して過ごすといいと思います。

そしてなるべく具体的に考えるように
してください。

例えばある方法が上手くいかないとき
”最悪だ”と漠然と決めつけるのではなく
具体的に何がどう悪いのかを考え
解決する方向へ行動するなど。

世界は常に動いていますので
固定化して勝手に止めないように
するといいです。

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