8Dec
欧州中央銀行の政策金利発表です。
直近の相場
上昇中です。
昨日は膠着気味だったのですが、
直近では発表内容への期待から買われています。
指標の特徴
動くときは大きく、動かないときは
小規模に動く指標です。
ユーロで唯一利益が出せる指標だと思います。
金融政策によっては、今後のユーロのトレンドを左右する
重要な経済指標となります。
発表前の考え
今、もっとも注目されている指標と言っても
過言ではありません。
昨日はまだ発表前日でしたが、
ユーロドルは膠着状態でした。
それだけ注目を集めていると考えられます。
1番の話題は量的緩和(QE)についてです。
市場予想では、資産買い入れを
延長すると見られています。
焦点は量的緩和縮小(テーパリング)の話題が
あるかどうかです。
もしQE終了のヒントが得られれば、
ユーロは大きく上昇すると考えられます。
発表時間での発表内容、もしくは22:30から
ドラギECB総裁の記者会見があります。
動くときは大きく動く指標ですので、
今回のように非常に注目を集めているときは
要注意です。
発表前のチャートを見ると、
サポレジが10pips前後にあります(画像のマゼンタのライン)
ほとんど動かなかった場合、約定してすぐ反転する位置ですので、
こえたあたりで約定するように微調整した方がよいと考えます。
・予想と結果が同じで、発表内容により大きく動いたときは利益を追求
・予想と結果が同じで、ほとんど動かなかったときはキャンセル
・予想と結果が同じで、小幅に動いた場合は早めの決済
・予想と結果が異なることはまずないですが、
もし異なった場合は大きく動くので利益を追求
結果は?
市場予想通り、金利は据え置かれました。
花火が打ち上がったように、
大きく上昇しました。
声明では資産購入プログラムの期限を
来年12月まで延長することを発表しました。
延長する来年4月以降は資産購入額を縮小するとのこと。
いったん上昇しましたが、
すぐに下落してしまいましたね。
動きが大きかったので、
利益確定は難しくなかったと思います。
手堅く自動で利益を確定したという
報告もいただいています。
その後、記者会見でのハト派発言で、
ユーロドルは大きく下落。
「テーパリングは議論せず」と
量的緩和の継続を強調しました。
今後の動向も要チェックです。
今回のまとめ
・政策金利が据え置かれても、
金融政策に市場の注目が大きく集まっているときは、
内容によって大きく動くことがある