4Oct
オーストラリアの政策金利発表です。
まったく動かずがっかりしたかもしれません。
金利発表についての考え方は
160915英国『政策金利発表』を参考にしてください。
なぜ動かないのか?
大きく動くときと動かないときの違いは何なのか。
それは”市場へのインパクト”です。
結果にびっくりするかどうかです。
例えばちょっと不謹慎かもしれませんが、
大活躍していた芸能人が突然、事故で亡くなったら。
「え~!!!」とみんなびっくりしますよね。
でも、ガンでつらそうだった芸能人が亡くなったら。
「あぁやっぱり…」と思います。
つまり、前からわかっていたようなことだとインパクトが小さく、
思ってもないようなことだとインパクトが大きいということです。
経済指標も同じです。
オーストラリアの政策金利について。
発表前は、1.5%で据え置かれる見通しでした。
さらにロウ新総裁にかわって初めてのRBA理事会であり、
インパクトのある声明文が発表されるとも思えません。
ほぼ確実に金利は据え置かれるとみんな思っていました。
結果は…
予想通りでした。
市場に与える影響も小さく、
大きな動きにはつながりませんでした。
ですので、今回は大きく動かなかったのですが、
予想通りという感じです。
どうしても価格が動く、動かないで判断しがちなのですが、
なぜ価格が動くのかを考えるようにすると。
エントリーや利益確定の根拠が深くなるので、
トレードがやりやすくなると思います。
相場は人の心理で動いていますので、
みんなが買いたいと思うときはどんなときなのか。
チャートの動きの裏にある思惑にも
目を向けてみてはいかがでしょうか。
※緑ラインは10pipsごと