2Dec
待ちに待った米雇用統計です。
ADP民間雇用者数の結果が良かったこともあり、
利上げ前にもっとも注目される経済指標です。
直近の相場
雇用統計前の調整で下落しましたが、
下がったところでは買いが入っています。
指標の特徴
大規模に動く指標です。
結果が予想よりも良ければ上昇。
悪ければ下落。
予想と結果が同程度であれば、ほとんど動かないか、
上下に振れるような動きをすることが多いです。
予想より悪かったとしても、前回よりも良い値が出れば、
最終的には利上げ期待により上昇する可能性があります。
ただし週末であり、4日にはイタリアでの国民投票が控えています。
利益確定のポジション調整も入りやすいです。
長くポジションを持ち続けることをはせず、
目標利益に達したら決済することを考えます。
発表前の考え
・結果が予想よりも良く、大きく上昇したときや
予想より悪く、大きく下落したときは利益を追求。
・結果と予想が同程度でほとんど動かないときはキャンセル。
小幅に動いた場合は早めの決済。
・予想よりは悪いが前回よりもよい場合は、いったん下落し、
上昇することがあるので反転する前に決済。
結果は?
ほぼ市場予想通りでした。
意外と下落圧力が強かったですね。
雇用者数は市場予想並に増加し、失業率は低下したものの、
平均時給が前月比マイナスでした。
利益確定の目安としていたサポートライン(113.57付近)をこえたので、
勢いがあると感じました。
ポジション調整の利益確定売りも入ったのか思ったよりも下落したので、
それなりの利益が出たと思います。
利益換算
・0.1ロット…約2000円
・1ロット…約2万円
・5ロット…約10万円
・10ロット…約20万円
雇用統計の動画
指標発表の様子を動画で紹介します。
サブウインドウのインジケーターは通貨強弱を表しています。
米ドルや円が買われているのか、
売られているのかです。
例えば米ドルが売られて、円が買われている間は、
ドル円は下落を継続します。
経済指標トレード以外の普通のトレードでは、
トレンド以上に通貨強弱をよく見ています。
トレンド把握だけだとダマシにあいやすいので、
通貨強弱まで見ると勝率が高まります。
特にスキャルピングでは重要だと考えます。
損切りを数pipsで抑えるには、
高い確率で値動きの方向を見定める必要があるからです。
サポレジの重要性
エントリーや決済の目安として、
・日足
・4時間足
・1時間足
・15分足
のサポートラインとレジスタンスラインは
チェックしておくとよいです。
難しいときは最初はインジケーター(DAI_SupportResistance)
でもよいと思います。
動画のサポレジはインジケーターで自動で引いたものです。
しっかりと意識されているのがわかります。
発表後のチャートを見ると、
引いたライン付近でよく反発しています。
後でズレていても直せばよいだけですので、
インジケーターも使いながら、自分なりに引いてみるとよいです。
画像のラインもちょっとズレてますよね。
本当はあと3pipsほど下だとぴったりくると思います。
サポレジはデイトレードでもスキャルピングでも
スイングトレードでも経済指標トレードでもかなり有効です。
今回のまとめ
・雇用統計は大きく動きやすい指標
・予想と結果がほぼ同じときは反転しやすいので気をつける
・サポレジを決済の目安として引いておくとわかりやすい