4Dec
「ぜんぜん勝てない…」
こんな方法に高い金を払ってしまった。
騙された自分に情けなくなる。
後悔することがよくありました。
勝つための第一歩
FXで結果を出すために。
まずやめないといけないのは、
勝てる手法を探すことです。
なぜなら勝てる手法があるから
勝てるのではなく。
勝てるスキルが身についたときに
勝てるからです。
スキルを身につけて。
初めて勝てるのです。
手法は良い悪いではない
例えば日本のサイトや掲示板を見てみると。
「どの手法が勝てるのか」
あれはいい、これはダメと
”良いか悪いか”の２択で話をしています。
ですが、正直、どの手法が勝てるかという議論は
あんまり意味がないと思います。
意味のない質問
「この手法どうですか？」
日本の掲示板でよくある質問です。
商材の感想を聞いているのですね。
では…
海外ではどうでしょうか。
「この手法がどうすれば結果が出るか
一緒に考えませんか？」
違いがわかるでしょうか。
重要なのは方法ではない
例えばダイエットするとき。
どの方法がいいか比べても。
結局、基礎となる食事制限や運動が
ちゃんとできなかったら。
何をやっても結果が出せないことが
多いでしょう。
手法が良くても悪くても。
結果が出せるかどうかは
基礎の土台ができているかどうかに
かかっているからです。
土台である『基礎』ができていなければ。
何をやっても結果が出せないことがほとんどです。
考えていないことに気づく
海外のフォーラムはどうでしょうか。
どの手法が勝てるかではなく。
”どうすれば勝てるのか”が
積極的に議論されています。
例えば料理を作るとき。
レシピを良い悪いの
２択で決めるのではなく。
どうすればより美味しく料理できるかを
議論する感じです。
議論しているんですね。
改善しているんです。
だから結果を出すことができます。
２種類の人間
勝てる手法を探している人は
２通りの人がいます。
・考えなくても勝てる方法を探している人 と
・どうすれば勝てるのかを考えて探している人
です。
考えなくても勝てる方法を探している人は。
いつまで経っても結果を出すことはできません。
仮に結果が出せても
長続きしないでしょう。
なぜなら上手くいかないのは
方法が悪いのではなく、
「基礎ができていない」ということだからです。
勝てない根本的な原因
基礎ができていない限り、
同じ問題に何度もぶつかります。
卓球でいくらラケットを変えても。
基本的な技術が身についていなかったら。
必ず負けます。
サーブが弱ければ、
必ずサーブで負けるという
壁にぶつかります。
結果とは、手法ではなく、
スキルについてくるものだからです。
投資も同じです。
どの手法が勝てるのかではなく、
どんな基礎を身につければ勝てるのか。
勝つ方法ではなく、
「勝つためのスキル」を身につける必要があります。
どうすれば負けないかを考える
投資で負けたとき。
必ず原因があります。
勝つためには…
『次に同じ失敗を繰り返さないためには
どうすればよいのか』
改善策を考えることが非常に重要です。
方法は関係ありません。
どんな方法でも基礎は同じだからです。
基礎とは何か？
手法には必ず元になる理論があります。
まずは基礎的な知識を学ぶ必要があります。
例えばトレンドフォローなら。
高値と安値の切り上がりで
トレンドが継続する。
ダウ理論などを学ぶ必要があるでしょう。
そして知識を学んだら。
実践に生かします。
ところが…
知識通りに実践すると、
負けます。
必ず負けるんですね。
なぜでしょうか。
知識を知恵に
基礎とは、知識と経験からできています。
知識だけでは不十分です。
知識を実践で鍛え。
知恵に変えなければなりません。
経験とはどうすれば負けないようにできるのかを考え、
試行錯誤し、改善することです。
改善できたとき。
身についているものがあります。
スキルです。
負けるのはスキルが身について
いないときです。
足りない知識を身につける
例えばコツコツドカンで負けるとき。
やり方は正しくても、
大きく負けてしまうということは。
何かが足りないということです。
どうすれば負けないかを
考える必要があります。
負けたときに共通している原因を
解決する必要があります。
例えば負けたときはいつも
上位足のトレンドに逆らって
エントリーしていたからかもしれません。
改善するためには、上位足のトレンドを確認したり、
MACDなどのインジケーターを利用したり。
基礎的な知識を学んだ上で。
足りない部分を補完していく必要があります。
たくさんの書籍や教材を
学ぶ必要があるかもしれません。
いろいろなインジケーターや方法を
試してみる必要があるかもしれません。
とにかく取り入れたら負けないように
できそうな知識を入れ。
試行錯誤していく中で。
スキルは磨かれていきます。
スキルとは何か？
スキルとは…
繰り返しにより、前よりも上手に
できるようになった技術のことです。
今まで説明できなかったことが
説明できるようになることです。
料理人が、練習を重ね、大根の桂剥きが
前よりも上手にできるようになるように。
上手くいかない部分を改善し、
前よりも上手にできるようになったとき。
スキルが身についたと言えます。
勝てるようになるために
大事なことは
・何をすれば勝てるのか探すのをやめ
・どうすれば負けないようにできるかを考えること
です。
負けないために
・手法の基礎となる知識を学び
・実践し、上手くいかなかったときに、
上手くいかなかった原因を追求し
・足りない知識を入れ、実践に取り入れること
改善が必要です。
試行錯誤し、上手くいったことを
繰り返し行うことで。
スキルが磨かれていきます。
シンプルイズベスト
負けないように改善していくためには。
難しい手法や複雑な手法に
チャレンジするとわけがわからなくなります。
例えばインジケーターをいくつも使ったような
システムを利用しても。
「原因」が特定できません。
何が「手法の基礎となる理論」なのかもわかりません。
最初に取り組むとしたら、
なるべくシンプルな手法の方が
わかりやすいと思います。
改善がしやすいからです。
答えはいつもシンプルです。
本質は複雑さとは正反対です。
基礎とは洗練されること
基礎とは、「知識→経験→知恵（活用できる知識）」という
過程を経て身につきます。
言い換えると「シンプル→複雑→シンプル（本質だけを残したもの）」
とも言えます。
１．簡単な手法に取り組む
２．負けたときに試行錯誤しいろいろ試す
３．本当に大事な部分だけを残す
この繰り返しです。
例えばローソク足だけでトレンドを判断するような
スイングトレードやデイトレード。
移動平均線や代表的なインジケーターだけを使った
トレンドフォローなど。
とってもシンプルな方法に取り組み。
負けたときに、どうすれば負けないかを考え、
改善し。
上手くいったことだけを残します。
どれだけ捨てたかが大事
早く基礎を身につけるために
大事なことは
・たくさん実践し、本当に重要な部分だけを残すこと
です。
たくさんの知識を身につけることが
重要なのではなく。
いかにいらない情報を排除するかが重要です。
例えば部屋を掃除するときに、
物がたくさんあったら綺麗になりません。
いかにいらないものを捨て、
必要なものだけを残すかが重要です。
「これもいるかもしれない」
「あれもいるかもしれない」
いろいろ試してみて。
「本当に必要なものはこれだった」
基礎となる本質が見分けられるようになります。
例えば面白いゲームを見つけるためには。
たくさんのゲームをやってみて。
初めてたった１つ。
本当に面白いゲームが見つかります。
本質も同じです。
基礎のヒント
投資の本質とは何でしょうか。
基礎とは何でしょうか。
答えとなるヒントは…
共通点です。
例えばある本には１番大事なのは
トレンドだと書いてあった。
他の本にも大事なのはトレンドだと
書いてあった。
共通して大勢が大事だと
言っていることは。
本質である可能性が高いです。
あまり複雑な手法ではなく。
なるべく王道でシンプルな手法において
共通している部分を探すとよいです。
教材をたくさん見ていれば、
同じことを言ってることがよくあると思います。
「また同じことを言っている」と
がっかりするのではなく。
「同じことを言っているということは
大事なことなんだな」と視点を切り替え。
シンプルな基礎を見極めていく必要があります。
参考
何が基礎になるかは手法によって異なるので、
一概には言えません。
参考までに私が大事だと思うことを例にあげると
・ローソク足だけでトレードできる技術（高値安値、サポレジ、通貨強弱）
あれ、意外とシンプルでしたね。
でも、シンプルなことを身につけるには
複雑な試行錯誤が必要です。
例えば
・高値安値→4時間足などのスイングトレード
・サポレジ→15分足などのデイトレード
・通貨強弱→1分足などのスキャルピング
など。
必ず実践が必要です。
経済指標トレードをきっかけにしてほしい
経済指標トレードを教えているのは。
・高値安値、レジサポの基礎、通貨強弱の基礎
という基本を学ぶきっかけとなるからです。
いきなりスイングトレードやスキャルピングは
ハードルが高いこともあります。
結果が出ないとすぐに挫折しますし。
だからまずは経済指標トレードを
投資を学ぶきっかけにしてもらい。
少しずつ大事な部分を学んでいってほしいという
気持ちがあります。
だから経済指標トレードを
題材として選択しました。
そして基礎を身につけるために
いろいろなことをやったわけですが。
最終的にたどり着いたのは、
無裁量トレードでした。
例えば上位足のトレンドは見ないと勝てないという人や
上位足のトレンドは見なくてもいいという人がいるのですが。
見なくてもいいと言っている人は、
散々、上位足のトレンドを見て、重要だとわかって、
実践を繰り返すことで基礎が身につき。
結果として見なくてもできるようになったと思うわけです。
基礎が１番難しい
たった１つシンプルなことが
できるようになるには。
100個のことにチャレンジして、
たった1つ重要なことがわかったから。
その他、99は削ぎ落とすことができたと考えられます。
無裁量でもできるというのは。
人それぞれで異なるので、
一概には言えませんが。
裁量の先にあるものではないかと
個人的に思います。
最初から無裁量トレードができたわけではなく。
大事な本質を残していったら。
自然とできるようになっていたというのが
答えではないかと思います。
勝てるトレーダーというのは、
自然と基礎ができているのだと思います。
スキルは本人も説明ができないことが多い
例えば腕のある料理人が
包丁を使うとき。
持つ角度や力の入れ方が
自然とわかっているように。
勝てるトレーダーというのは、
同じ手法を取り組んでいても、
自然と基礎ができているのだと思います。
自然にできるようになったことは
やっている本人も説明できないことがあります。
だから教材を見て、手順通りにやっても。
結果が出せないことがあります。
理由はスキルは手順に落とし込めないからです。
ジャガイモをどう持って、
どれくらいの力で、どれくらいの角度で包丁を入れるなど。
多くの成功者は自分がやっていることを
説明できません。
自分自身で、何が成功の要因だったのか、
説明できるだけの落とし込みをやっていないからです。
「知識→経験」の段階で止まっているのですね。
自分で結果を出すことはできても、
人に教えることができない段階です。
だから手順通りにやっても。
結果が出ないことが多いです。
・スキルを身につける過程の経験
は経験である以上、文章化が難しいからです。
だいたいのやり方はわかっても、
本当に重要な部分は、自分で試行錯誤していくしかない
というのが現実です。
スキル向上には実践が不可欠
大事な基礎を身につけるには、
経験が必要です。
車の運転には道路交通法が大事と教えても。
実際は運転しないと
スキルは身につかないですよね。
結果を出している人が自然とできていることは。
たくさんの試行錯誤の結果だということを
忘れてはなりません。
決して、短期間で、ぱっとできるように
なったわけではありません。
同じ方法で結果が出せない理由
なぜか同じ方法をやっているのに。
結果が出せる人と出せない人がいます。
結果が出せるかどうかは
スキルが身についているかどうかでしたね。
スキルを持っていれば、同じ包丁を使っても
自然と上手に料理ができるというのは
当然のことなのですが。
人はスキルではなく、
レシピ（方法）や包丁（ツール）にばかり目がいきがちなので。
本当に大事な部分が見えていないのだと思います。
大事なことは基礎の土台です。
手法よりもスキルです。
たった１つのシンプルなことができるようになるには。
たくさんの知識を学び、
数え切れないほど試行錯誤し。
本質以外を削ぎ落とした結果。
シンプルなことができるようになったと言えます。
「何をすれば勝てるのか」ではなく、
「本当に大事なことは何か」
基礎を大切にしたいものです。
まとめ
・何をすれば勝てるのかをやめ、
どうすれば負けないのかを地道に１つ１つ
改善していくことが大事
まずは負けた原因を追求し、
どうすればよいかを考えることが大切です。
同じ失敗を繰り返さないために、
どんな知識やスキルが必要なのか。
土台となる基礎を大事に。
困ったときに帰る場所は。
いつも本質となる基礎なのです。
