20Jan
カナダの小売売上高と消費者物価指数です。
直近の相場
上昇中です。
前回の政策金利発表で追加利下げに言及したため、
カナダドルは売り傾向が強くなっています。
指標の特徴
中から大規模に動く指標です。
小売売上高と消費者物価指数が同時に発表されます。
両方の結果がそろうと大きく動く傾向があります。
逆に結果がそろわないとすぐに反転するなど、
上下に振れるような動きをすることもあるので注意が必要です。
通貨ペアに関しては、同時刻に米国の発表がないときはUSDCADがおすすめです。
スプレッドが拡大しにくく、値動きも読みやすいからです。
EURCADやCADJPYなどのクロスペアの場合は
値動きは大きいですが、動きが荒いので負けやすくなります。
得られる利益は大きいですが、勝率は高くないため、
中級者向けの指標と言えます。
発表前の考え
・結果が予想と乖離し大きく動いたときは利益を追求
・結果が予想とほぼ同じで小幅に動いた場合は早めの決済
・結果が予想と同じ場合は上下に振れる動きをする傾向があるので、
約定前ならキャンセル、約定した場合は早めの決済
小売売上高は減少、消費者物価指数は増加が予想されており、
前回と予想の差も大きいため、上下に振れるリスクが高いように思えます。
結果がばらつき一方向に動かなかったときは
早めの決済を心がけます。
結果は?
そろってネガティブな結果でした。
大きく売られたのでUSDCADは上昇。
レジスタンスラインも機能していましたし、
動きもわかりやすかったので利益確定しやすかったと思います。
発表少し前に米ドルが売られて下落したので、
大事をとって見送ってもよいと思いますし、
発表直前は落ち着いているのでトレードもありだと思います。
これが米ドルではなくカナダドルが売買されて動いたのであれば
見送りが無難かと思います。
今回のまとめ
・複数の指標が同時に発表される場合、
結果がそろうと一方向に大きく動きやすい