22Jul
今はそんなことはしないですが、
お金のことを全面に出していたとき、
毎日のように変な電話がかかってきたんですね。
私も未熟だったから、
ころっと投資の話にだまされたりしたわけです。
ちなみに、お金を全面に出すというのは、
年収がいくらあるとか、こんな物や車を持っているとか、
そういう話ですね。
今は、絶対に表には出さない話ですが、
当時はそれがステータスだと思っていたんです。
偉く見られたいというのもありましたし、
見せることで、自分が偉くなった
つもりになっていたんですね。
あなたも、まわりからよく見られたいと
思うかもしれません。
それは、根源的には、人間として、
子孫を維持していくため、
強さを見せて、異性をひきつけるという
本能からきています。
そして、何にステータスがあるのか。
例えば、高級マンションやブランド品というのは、
多くはメディアからの影響でしょう。
高級なものを買わせようという
ブランド戦略にのせられているわけです。
それがいいとか悪いとかではなく、
そういった意味合いが
強くあると知った上で、
なぜ自分がそれを欲しいのか、
信念をしっかりと持ってほしいんですね。
そして、もっとも大切なことは、
『類は友を呼ぶ』
ということです。
自分がステータスだと思ったものを
身につけたり、使ったりしますよね。
いい時計をしていて、
「すごいですね」と言われると
いい気持ちになります。
だけど、物に対して、
自分がどういった価値を置いているかを
理解した上で使わないと、
不幸になることがあります。
例えば、私はオメガの時計をしていますが、
それは高級だからではなく、
アポロの感動的なストーリーがあるから、
愛用しているわけです。
自分がどんな気持ちで使っているかで、
結果というのは、まったく変わってくるんですね。
高級時計が欲しいのか、
オメガが欲しいのか、
それらは同じようで、実はまったく違うんですね。
なぜなら、高級時計が欲しいという価値基準は
メディアや他人にあり、
オメガのスピードマスターが欲しいという価値基準は
自分にあるからです。
本能で、まわりによく見られたいと、
自己顕示欲で高級なものを使っていると、
たくさんの人に「すごいですね」と
言われるかもしれません。
だけど、すごいですねと言っている人も、
欲があるから、そういうことを言うわけです。
集まってくる人は、
自分と同じ考えを持った人なんですね。
言ってしまえば、本物じゃないわけです。
偽物なんですね。
本物じゃないんです。
なぜなら、それは人を見ているのではなく、
物を見ているから。
私が、物欲を全面に押し出していたとき、
よってくるのは、物欲の塊の人ばかりでした。
だれも私自身を見ていなかったんです。
そして、そういった人を引き寄せていたのも
自分自身でした。
大事なことは、
・物欲とは、本能からきているものであること
・欲しい物は、自己顕示欲が強い場合、
メディアに洗脳されている可能性が高いこと
・自分が何に価値を置いているかで、
同じような人を引き寄せること
です。
偽物に価値を置いていれば、
そこに集まってくる人も偽物です。
全部が全部とは言いませんが、
そういった可能性が高いということです。
本物は、自分自身の価値しかないわけです。
だとしたら、自分が何に価値を置いているのか、
しっかりと自分の基準で生きることが大切です。
そして、できれば、本当の価値にフォーカスして、
本物の人生を歩んでほしい。
そう願うのです。
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