9Jul
私は何回もの挫折を味わいました。
その度に、自分は何もできない人間なんだと劣等感にさいなまれましたが、
今思うとバカだったと思います。
まず、挫折とはなんでしょうか?
何か目標に向かって進んでいるときに、それが達成できない壁が生じて、
乗り越えられないときに、あきらめてしまう、それが挫折です。
目標と現実にギャップがあるのです。
その溝が大きいほど、自分にはできないと思い、あきらめてしまいます。
その理想と現実のギャップをうめていくことこそが、
私は人の成長であると思います。
ですが、目標が高すぎたり、自分に自信がなかったりすると、
その溝が大きすぎて、人はあきらめます。
自分にはできないと決めてしまうんですよね。
でも、それってよくあることです。
何かをしようとして、100%うまくできる人などいません。
必ず誰にでも壁が生じます。
「うーん、困ったなぁ」
ということが何もなかったとしたら、きっと自分は成長していません。
そういった経験をしてきたからこそ、今の自分がいるわけです。
逆の場合を考えてみましょう。
あなたがすごくやる気を持って仕事ができているとき、
そのときの目標や自信はどうでしょうか?
きっと目標は自分にとって適度なむずかしさのもので、
ある程度の自信をもって取り組めていると思います。
そのバランスが大切なのです。
挫折するのは、そのバランスがくずれたときです。
なので、壁にぶちあたったら、乗り切るためには、
目標の難易度を下げるか、自分に自信をつけるかどちらかです。
おそらく、ぶちあたった壁の難易度を下げるのは難しいと思うので、
自分に自信をもたせ、やる気を出させるのがよいと思います。
もし、今、あなたが困難にぶちあたっていたら、
過去の経験を思い出してください。
今までに挫折するほど苦しかった経験です。
たいてい、過去で壁にぶちあたったときというのは、
なんだかんだいって乗り越えてきているのです。
ものすごくつらいことや、苦しいこともあったけど、
今思うとそんなこともあったなという程度です。
つまり、あなたが今ぶちあたっている壁というのも、
あと、何ヶ月、何年も経てば、そういうこともあったなぁとなるのです。
ということは、
「乗り越えられない壁などない」ということです。
そもそも、それは壁ですらない。
たいしたことないんです。
人生に壁など存在しないのです。
つまり、挫折などない。
『世の中には幸も不幸もない。ただ、考え方でどうにもなるのだ。』
シェークスピア
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