12Jan
米小売売上高です。
雇用統計、消費者物価指数、GDPとならび、
米国の重要指標の1つです。
直近の相場
下落中です。
東京時間では、石原再生相の「急激な円高は注視する」という発言や
イエレンFRB議長が講演で米経済や金融政策の見通しには言及しなかったものの
「米経済は好調、目先に深刻な障害は見当たらない」と述べたことでドル円は上昇しました。
トランプ次期米大統領の中身のな薄い会見への失望感が継続し、
午後からは再度調整が入り下落しています。
114.5円が強いサポートラインで、発表前に下抜けしています。
指標の特徴
中規模に動く指標です。
指標結果に素直に反応しやすいので、
初心者向けの指標といえます。
あまり動かないこともありますので、
勢いが今ひとつで自動で利益確定できない場合は、
手動で利益を確定すると安全です。
発表前の考え
・結果が予想と乖離したときは20pips程度を目安に利益を確定
・結果が予想と同じでほとんど動かなかったときはキャンセル
・結果が予想とほぼ同じときは上下に振れる動きをすることが多いので早めの決済
マーケットのテーマは20日のトランプ次期米大統領就任演説に
あると思います。
米3連休も控えており、週末です。
相場は注文がうすく、動きが荒くなりやすく、
毎回のように言っていますが今は負けやすい相場です。
長くポジションを持ち続けることなく、
無理をせず、早めの利益確定を目指します。
結果は?
開始直前でMT4が固まるというアクシデントがあり困りました。
無理にエントリーしてしまったので、後で考えると、
ベストな環境ではなかったので見送ればよかったと反省しました。
指標結果は予想よりは若干悪かったので、いったん下落。
前回の数値よりはかなり良かったため、
すぐに反転して上昇しました。
米国指標は堅調なので、良い結果が期待されており、
そこそこの数値でしたのでポジティブに判断されたのだと思います。
同時に発表された生産者物価指数もポジティブでした。
値動きが少し荒かったので、エントリーのタイミングによっては、
利益確定は難しかったかもしれません。
もし負けたとしたら。
・指標結果が今ひとつで理想の値動きではなかった
・薄商いで相場環境が悪い
という原因が考えられます。
指標結果に関して言えば、
かなり良い結果が期待されていたので、
難しいトレードになる可能性があることは前もってわかります。
前回0.1%で、今回0.7%も期待されているとなると、
そこまで良い結果が出ない可能性があるからです。
結果が悪かったときは大きく下落するので問題ないのですが、
米国指標は堅調なので、そこまで悪い結果が出る可能性は低いです。
今回のように予想と同程度のときがくせものです。
ほとんど動かないときはキャンセルすればよいのですが、
中途半端に動いたときは、上下に振れるような動きをすることがよくあります。
ある意味、今回は負けても仕方がないと思える部分です。
ルールとしては
・予想と結果がほぼ同じだった場合、
プラスになっている時点で即決済が無難
です。
発表前の考えで毎回のように言っていますので、
もう聞き飽きたかもしれませんが
『指標結果と予想がほぼ同じときは、上下に振れるような動きをすることが多い』ので、
早めに決済することが大事です。
反転する可能性も高いです。
過去の結果なども見てみてください。
毎回、言っていることなので、
今回は経験から学べるよい機会になったと思います。
また、個人的には、指標発表後にできたトレンドを
利益にかえていく力もつけるとよいと考えます。
指標結果をしっかりと確認し、相場の勢いも確認し、
根拠を持った上でエントリーすることが重要です。
例えば次のような部分です。
もっと大事なのは、相場環境です。
通常の相場であれば問題なく勝てると思います。
例えば大統領就任のような大きなイベントがなく、
「活気があり、リスクの少ない相場」のときにトレードすると良いと思います。
無理にトレードするほど勝率は下がります。
相場はずっとあり続けるので、
落ち着いた良い相場を待つのがトレーダーの仕事ですね。
1月はどうしても難しい相場が続きます。
慎重に挑むとよいと考えます。
今回のまとめ
・週末や連休前、大きなイベント前は薄商い
動きが荒くなりがちで負けやすい相場なので注意すること
・理想の値動きではない(理想の指標結果ではない)ときは、
早めの決済を心がけるとよい
・予想と結果がほぼ同じだった場合、
上下に振れるような動きをしたり、反転したりする可能性が高いので、
プラスになっている時点で即決済が無難