3Feb
犬を飼うとき、妹が言いました。
「私が世話するから犬ほしい」
よくある話です。
両親は、
「子どもは犬と一緒に育てるといい」
と考え、さらに
「世話するという約束だからね」
と買ってくれたわけです。
が、
実際、面倒をみていたのは私でした。
まぁ、私が面倒をみているのか、
犬が私の面倒をみているのか、
実際は持ちつ持たれつの関係でしたが。
それはいいのですが、
小学生になったばかりの私は、
世話をするのが面倒なときもありました。
毎日さんぽとか、面倒なんです。
だから、私は妹に言いました。
「お前が世話する言うたんやろ。
ちゃんと世話せぇや」
ところが、超ド級マイペースの妹は、
「かわいいね」と犬をなでるだけで、
まったく世話をしなかったのです(笑)
それであんなことになってしまったのです。
詳しくは前回の話
「恥ずかしさを捨てる」
今思うと、私がやるべきことは、
「世話しろよ」
と言うことではありませんでした。
しっかりと面倒をみて、
いかに楽しいか、
いかに面白いか、
そして、それがどんなに大切なことか、
”自分の姿”を妹に見せることだったのです。
嫌々さんぽをして、
「世話をしろ」とおしつけても、
やるわけがないのです。
もともと他人の気持ちなんてものは、
簡単に変えられるものではないのですから。
他人の気持ちを変えることは難しい。
だけど、
自分が輝いている姿を見せることで、
相手の気持ちを動かすことはできます。
他人を変えたかったら、
まず自分が変わらなきゃ。
『自分を変えられない者に他人は変えられない』
今だからわかることですが、
「人を動かす」とは、
そういうことなんだと思います。
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