19May
あなたには夢がありますか?
夢を持つことは大事ですよね。
なぜ大事かというと、
それが自分ががんばれる力になるからです。
大事なのでもう一度言いますが、
夢というのは、
自分ががんばれる力になるものだということです。
当たり前のことなのですが、
私は、
本当のところで
そのことがわかっていなかったと思ったのです。
仕事をしていると、
自分の夢を言葉にする機会も出てきます。
「こういう信念を持ってやっている。」
「こんな理想を実現したい。」
例えば、1人でも多くを幸せにしたいとか、
こんな仕事をして困っている人を助けたいとか、
学校を作ったり、本を出したりとか。
私もそういう夢を掲げていたことがありました。
でも、ふっと思ったんですよね。
「私が実現したいのは、
本当にそんな夢なんだろうか?」と。
確かに、たくさんの人を幸せにしたいし、
困っている人を助けたいと思います。
そのために、仕事をしたり、
本を出したりすることも大切なことです。
だけど、それはとっても”ぼんやり”しているんですね。
だから、10年前から思っていても、
思っているだけで、
夢のままで終わっているように思います。
そこで私は気づいたんです。
『夢のままで終わるものは、夢じゃない』と。
それは、頭の中でぼんやりと夢を見ているだけで、
本当に心の底から、
心の底から実現したいものだと
思っているものではないのではないかと。
そして、本当の夢とは、
ぼんやりと雲の上にあるものではなく、
”今、目の前にある”と気づいたのです。
より正確に言えば、
今、目の前にあるものから確実に
ステップアップしていった先にあると。
たくさんの人を幸せにすることも、
困っている人を助けることも、
すべてはたった1人の人を幸せにすることから始まると思います。
その1つ1つの積み重ねだと気づいたのです。
夢とは、何か大きなことを成し遂げたときに叶うものではなく、
1つ1つ着実に積み重ねていき、
階段を上っていった先にあるものだとわかったのです。
そのことに気づいたとき、
これまで夢の実現に向けて見えてこなかった
”道”が見えたのです。
どうやって、そこまでたどり着くのか、
階段が目の前に現れたのです。
例えば、本を出したいという夢があるとしたら、
本を出すという漠然とした夢の前に、
”なぜ本を出したいのか?”
という「より本質的な願い」があるわけです。
この”なぜ”が重要です。
すると、本を出すことが目的なのではなく、
本を出すことによって、
自分を多くの人に知ってもらったり、
本を読んだ多くの人に幸せになってもらうことが
目的だとわかります。
そして、もしかすると、本当は本を出したいわけでは
ないのかもしれないと気づくわけです。
それは1つの手段であって、
本質的な夢とは、また別にあるわけです。
じゃあ、本質的な夢を叶えるために、
この場合は、自分をより多くに知ってもらうために、
”今、何ができるのか?”を考えると、
今、目の前にあることで、できることが見つかります。
そこから始めなければなりません。
そして、階段を一段一段のぼり始めると、
たどりつく先が、本を出すという場合もありますし、
まったく別のことである場合もあります。
より本質をとらえると、
これまでの夢は、ただの夢で、
本当に実現したかったことは、
また別にあったことに気づくことも多いのです。
そのように、”なぜ”を明らかにし、
今、できることを明らかにすると、
夢のままで終わる夢ではなく、
実現できる夢へと変わります。
”心から実現したい”と思える夢へと変わるのです。
もちろん、夢というのは人それぞれですから、
一概にこうだと言えるものでもないと思います。
ただ、
夢が夢で終わらないために、
・今思っている夢は、本当に心から願ったものなのか?
・ぼんやりとしているとしたら、
その夢の中にある”本質”の部分はいったい何なのか?
・形があるのかないのかわからない夢を実現したいのではなく、
その本質を実現したいのではないか?
・その本質を実現したいとしたら、
今、目の前にあることで、できることは何か?
・目の前でできることから、着実に積み上げていった先にある
”本当の夢”とは何か?
このように、本当に自分が実現したいことに気づいていくことが、
心からのやる気につながり、
生きる目的となり、
使命や役割をはたしていくことにつながると考えます。
そのとき初めて、
夢というのは、
自分ががんばれる力になるものだと言えると思うのです。
あなたの夢は、自分ががんばれる力になるものになっていますか?
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