見送り例
見送った方が良いパターンを紹介します。
1.もっとも大事なこと
エントリーするのか見送るのか
1番の判断基準は「通貨強弱」です。
主に見送る場合は次の5つの場合です。
・レンジのとき
・薄商いのとき
・経済指標発表前
・重要イベント前
・大きく動いたとき
順番に見ていきます。
2.レンジのとき
「ドルと円が一緒に動いているとき」はレンジです。
見送りが無難です。
3.薄商いのとき
材料不足でファンダメンタルズ要因が弱いときや
時間帯によってドルや円が方向感に乏しいときがあります。
祝日で市場が休場のときも薄商いになりやすいです。
例えば『黄色ラインの内側で小動き』の場合。
上昇してもすぐに下落するなど失速しやすいです。
早めに決済するなど注意してトレードするか
安全にいくなら見送りが無難です。
レンジチェッカーで青サインが出ても
資金の流れが弱ければトレンドが続かないことがあります。
「強い資金の流れ」があり、ドルや円にしっかりと
強弱差があるときにトレードするとよいです。
具体的には上昇トレンドであれば
ドルが買われ円が売られているときにトレードするなど。
ドルも円も買われているときやドルも円も売られているときなど、
強弱差があっても、ドルと円が逆向きでないときは注意が必要です。
慣れるまではしっかりと強弱差があるときのトレードをおすすめします。
時間に注意
「レンジになりやすい時間帯」があります。
東京市場が始まる9時前の人が少ない朝方、
前場終了11:30後など。
薄商いの場合、上昇しても失速しやすいです。
活溌に取引きされている時間にトレードするとよいです。
4.経済指標発表前
ドル円であれば米国の経済指標の結果で
上昇したり下落したりします。
注目度の高い指標発表のときは大きく動くことがあります。
例えば発表10分前など、
指標発表が近いときは見送りが無難です。
慣れるまでは発表後にトレンドが確認できてから
トレードした方がよいです。
経済指標発表の時間は「ステップ1.ファンダメンタルズ」を参考に。
大きく動きやすい指標は「ファンダメンタルズ『高勝率3ステップ』」を参照。
5.重要イベント前
世界中の人が注目する大きなイベント前は
様子見ムードになりやすいです。
例えば米雇用統計、FOMC、金融政策発表、要人の講演前など。
相場に大きな影響を与える発表ほど、
多くの人はトレードを控えたり、決済してポジション調整をしたり、
急な動きにそなえるようになります。
発表が近づくとレンジになることもあれば、
思惑から上昇することもあります。
どちらにせよ大きなイベント前は相場が不安定になりがちです。
様子見が無難です。
6.大きく動いたとき
経済指標発表で市場予想と結果が乖離したときや
相場に影響を与える出来事があったときなど。
大きな値動きが起こることがあります。
例えばテロが起こるとリスク回避の円買いで
ドル円が大きく下落することがあります。
重要なのは
・大きく動いたときに飛び乗らない
ということです。
逆行にあいやすいからです。
例えば大きく動くとレートが移動平均線から乖離します。
移動平均線から離れれば離れるほど
元に戻ろうとする力が強くなります。
上昇しているからと飛び乗ると
逆行で負けるリスクが高くなります。
大きく動いたときは通貨強弱が上昇傾向にあるからと
買いエントリーするのは危険です。
揺り戻しで負けるリスクがあるからです。
大きく動いたときは、その後トレンドが続いた場合、
押し目買いや戻り売りが基本です。
戻りをしっかり待って
「より有利なレートでエントリーすること」が大事です。
飛び乗って逆行で負けることのないよう注意が必要です。
まとめ
見送りが無難な場合は次の通りです。
・レンジのとき
・薄商いのとき
・経済指標発表前
・重要イベント前
・大きく動いたとき
押し目や戻りを待ち、より良い価格で
エントリーすることを心がけることが大切です。
見送り例については以上です
実際のトレードは「トレード例」をご覧ください