通貨強弱の基本が学べる入門編

menu

通貨強弱で利益を得る『ドルスキャFX-入門編-』

※このブログは「入門編」です。「ドルスキャFX」に付属の教材です。

ステップ2.資金の流れ

チャートを見て上昇トレンドだと思って
エントリーしたのに。

トレンドが続かず負けた経験がありませんか?

今回は「継続しやすいトレンド」の秘密をお話しします。

1.たくさんお金が動くとき

例えばスーパーに人がたくさんくるのは
いつでしょうか?

安売りのチラシが入っていたとき、
土日などの休みの日、仕事が終わった時間帯など。

・割安と感じたとき
・混みやすい時間

は人が集まりそうです。

投資でも同じです。

「割安」と感じるのは例えば経済指標結果が良かったときなど。
『明確なファンダメンタルズ要因』があるときです。

「時間帯」は東京時間や欧州時間、NY時間に
多くの売買がされます。

大事なことはたくさん売買されているときに
トレードを行うこと
です。

利益が得やすいからです。

例えば薄商いで10pipsしか動いていない相場で
10pips以上の利益を得ることは難しいです。

逆に活溌に取引きされていて50pips以上動いている中で
10pipsの利益を得ること
はそれほど難しくありません。

利益は『資金の流れ』で決まる

トレンドだと思ってエントリーして逆行して負けたときというのは。

そこまで多くのお金が動いていなかった
もしくは売買が続かなかったとき
です。

大事なことはチャートだけで判断するのではなく。

『資金の流れ』を見ることです。

例えばスーパーのチラシが入っていたときは
人がたくさん集まりたくさんお金が支払われるように。

売買される理由であるファンダメンタルズが明確だと
資金の流れが起きます。

活溌に売買されるほどたくさんの資金が動くからです。

取引きが閑散なときよりも、人がたくさんいて
活溌に動いている時間帯にトレードすることが大切です。

資金量が少なければ利益を得ようありません。

そして多くの資金が動き、その中のいくぶんかを
トレードで得ていくのがFXです。

「強い資金の流れが起こっているとき」にトレードすることが重要です。

2.『資金の流れ』で1番大事なこと

『資金の流れ』とはファンダメンタルズで起こったお金の流れです。

トレンドの元となります。

例えば米国の経済指標が良い結果であればドルが買われます。

重要なのは「買われた通貨があれば
必ず売られた通貨がある」
ということです。

非常に大事なのでもう一度いいます。

買われた通貨があれば必ず売られた通貨があります。

売られた通貨から買われた通貨へと資金が流れます。

スーパーならお金を払って終わりですが
トレードでは「通貨ペア」なので両替に近いです。

例えばドル円を買ったときは
・ドルが買われ
・円が売られます

ドル円を売ったときは
・ドルが売られ
・円が買われます

ドル円以外のユーロドルでも、ユーロ円でも同じです。

買われた通貨があれば売られた通貨が必ずあります。

「継続するトレンド」を見つける上で非常に重要です。

3.通貨強弱でわかる資金の流れ

資金が流れている様子は「通貨強弱」を見るとわかります。

例えばドル円が上昇するときは
ドルが買われ円が売られたときです。

通貨の強弱はドルが強くなり円が弱くなります。

インジケーターではドルが上昇し、円が下落します。

円からドルへと資金が流れたことがわかります。


インジケーター「Ku-chart

続かないトレンド

インジケーターを見て誰もが思うのが。

買われている通貨と売られている通貨を組合せ
トレードしたら勝てるのではないか
ということです。

ところが1番買われている通貨と売られている通貨の
通貨ペアでエントリーしても負けてしまうのです。

勝つときもあれば負けるときもあります。

理由はインジケーターはあくまで今の状態を表しており。

今後もトレンドが続くかどうかはわからないからです。

エントリーしたときがトレンドの終わりである可能性もあります。

したがって重要なのは通貨強弱ではありません。

通貨の強弱ができ、資金がどう流れているのかが重要です。

詳しくみていきます。

4.1番やりがちな失敗

大事なことは『買われた通貨があれば必ず売られた通貨がある』
ということです。

通貨強弱を見る場合、多くの人が間違えやすいのが。

ついつい自分がトレードする通貨ペアの強弱しか
確認しないことです。

例えばドル円ならドルと円だけ。
ユードドルならユーロとドルだけ。

または1番買われている通貨と売られている通貨だけを見て
その組合せでトレードするなど。

しかしインジケーターを見て買われた通貨と
売られた通貨を組合せても
勝てるときもあれば負けるときもあります。

理由は今後もトレンドが継続するかはわからないからです。

1番重要なことは…

トレードする通貨ペアだけを見るのではなく

・どれだけの資金が
・どの通貨から流出し
・どの通貨へと流れたのか

『資金の流れ』を見ることが重要です。

・流れた資金量が多く
・特定の通貨が集中的に売買されるほど

「強いトレンド」が起こるからです。

インジケーターで1番買われている通貨と
1番売られている通貨を見ただけでは判断できません。

なぜなら1番買われているからといって
他のすべての通貨に対して買われているとは限らないからです。

5.強いトレンドが起きるときとは?

「強いトレンド」が起きるときは「強い資金の流れ」が起きたときです。

ファンダメンタルズ要因があり、通貨が売買される理由が起きると
実際に通貨が買ったり売られたりします。

『資金の流れ』が起きます。

例えば米国の指標結果が良好だとドルが買われます。

ドルが買われたとき、他のどの通貨が
売られているのかが重要
です。

もっとも見なければいけない部分です。

円が売られドルが買われているのか。

それとも円に対してもユーロに対しても
ポンドや豪ドルに対してもドルが買われているのか。

円だけよりも、他のどの通貨に対しても
ドルが買われているのであれば。

ドル円は「強い上昇トレンド」になります。

強いトレンドが起きるときとは、強い資金の流れが起きるとき。

強い資金の流れが起きるときは

・特定の通貨が他のどの通貨に対しても
 買われていたり売られたりし「集中的に売買」されたとき

です。

6.強い資金の流れの確認方法

例えばドルが強く買われたとき。

ドルと通貨ペアになっている「ドルストレート」の
トレンド
を確認します。

具体的にはユーロドル、ポンドドル、豪ドルドル、
ドルスイスフラン、NZドルドル、ドルカナダドル

トレンドを確認します。

ドルが強く買われると次のような状態になります。

ドル全面高

ドルストレートが弱含み、ドルが強く買われている状態です。

ドルはどの通貨に対しても買われているため
強い資金の流れが起こり、強いトレンドが起きます。

ドル円は上昇しやすいです。

ドル全面安

ドルストレートが強含み、ドルが集中的に売られている状態です。

例えば米国の経済指標が悪い結果だったり、
大統領がネガティブな発言をしたりした場合です。

他のどの通貨に対してもドルが売られれば
ドルから他の通貨へと多くの資金が流れます。

ドル円は下落しやすいです。

ドルが横ばい

ドルが集中的に売買されていないときはどうでしょうか。

ドルストレートがまちまちなときです。
通貨ペアのトレンドはバラバラです。

この場合、ドル円はドル主体の動きではなく
円の動きで上昇したり下落したりします。

またドルも円も方向感がなければ
ドル円はレンジになりやすい
です。

上昇や下落が継続しないので、エントリーすると負けやすい状態です。

7.継続しやすいトレンドとは?

トレードする通貨ペアだけでなく
「ドルや円が関わっている通貨ペア」の状態を知ることが
非常に重要です。

ドル円だけが上昇しているのであれば
資金の流れはそこまで大きくなく
トレンドは小さいかもしれません。

ですが、相場全体を巻き込み
集中的にドルが買われている
のであれば。

強い資金の流れが起き、トレンドが継続する可能性が高まります。

例えば欧州時間になりユーロドルやポンドドルが
下落トレンドになっていれば。

ドルはユーロに対してもポンドに対しても
買われている
とわかります。

複数の通貨に対して買われているので
ドルに強く資金が流れます。

ドル円はドルが強く買われることで上昇トレンドになりやすいです。

強く資金が流れるためトレンドが継続しやすいです。

実際はドル円の場合はドルだけでなく
円の動きも見る必要がありますが基本は同じです。

重要なのは『資金の流れ』を見ることです。

どこからどこへ資金が流れているのかを見ることで
大きなトレンドが起こる可能性を見つけることができます。

ドルや円が強く売買されたときにトレンドは起きるからです。

まとめ

・買われた通貨があれば必ず売られた通貨がある

・ドルストレート、クロス円のトレンドを見ると
 ドルや円が強く売買されているかどうかがわかる

・ドルや円が強く売買されたときにトレンドが起きる

まずは通貨強弱を見るときに、通貨ペアの通貨だけでなく
他の通貨との関係性を確認するとよいです。

例えばドルストレートクロス円を見て。

ドルや円が強く売買されているときにトレードを行うと
トレンドが継続しやすく利益が得やすくなります。

実際にトレンド相場かどうかはテクニカル分析で確認します。


続きは「ステップ3.テクニカル分析」をご覧ください

ドルスキャFX 応用編
ドルスキャFX シナリオ編
ドルスキャFX 基礎編
インジケーター一覧

1.はじめに

2.5つのポイント

3.準備

4.トレード手順

5.テンプレート解説

6.インジケーター解説

7.特典