5Oct
昨日のRBA理事会を受け、若干売り圧力が強い豪ドルです。
指標結果はポジティブでそれなりによかったのですが、
初動の上昇幅が小さかったためノーエントリーです。
この後、結果を受けてジワジワと上昇しそうですね。
今日は高い勝率で、大きな利益を得る
トレードの極意をお伝えします。
経済指標トレードでも、普通のトレードでも利益が増します。
”指標発表直後だけでなく、
発表後のトレンドも利益に変えたい”
そんなときに役立つ話です。
トレンドから大きな利益を得る方法
指標結果をうけ、AUDUSDは上昇傾向にあります。
原油高の影響もあると思います。
このとき注目したい通貨ペアがあります。
先日から大きく上昇しているUSDJPYです。
つまり、ドルが買われて、円が売られています。
そうなるとAUDUSDは、豪ドルも買われて、米ドルも買われて、
指標結果が良かったので上昇したいけど、
USDが足を引っ張っている感じですね。
勝率の高い通貨ペアとは?
値動きをまとめると
・AUDUSDが上昇(AUDが買われ、USDが売られる)
・USDJPYが上昇(USDが買われ、JPYが売られる)
となっています。
こういうときは…
・AUDJPYは大きく上昇(AUDが買われ、JPYが売られる)
クロス円が大きく動きます。
したがって、指標発表後の値動きを考えるなら。
AUDUSDよりもAUDJPYの方が
大きく上昇しそうといえますね。
トレンドから安全に利益に得る方法
ドル円とドルストレートのトレンドがそろったときに、
クロス円で取引きするとよいです。
ドル円とドルストレートが上昇の場合
・ドル円が上昇している (例)USDJPY↑
・ドルストレートが上昇している (例)AUDUSD↑, GBPUSD↑, EURUSD↑ など
結果として
・クロス円が大きく上昇 (例)AUDJPY↑↑, GBPJPY↑↑, EURJPY↑↑ など
ドル円とドルストレートが下降の場合
下落の場合はまったく逆になります。
・ドル円が下落している (例)USDJPY↓
・ドルストレートが下落している (例)AUDUSD↓, GBPUSD↓, EURUSD↓ など
結果として
・クロス円が大きく下落 (例)AUDJPY↓↓, GBPJPY↓↓, EURJPY↓↓ など
これがトレンドを安全に利益に変えていくときの
基本的な考え方になります。
チャートを見ていて「なぜクロス円は値動きが大きいのだろう」と
疑問に思ったときは、合成通貨だからです。
ドル円、ドルストレート、クロス円の3通貨を見比べてみると。
美味しいトレードポイントというのが見えてくると思います。
まとめ
・ドル円が上昇(下落)し、ドルストレートも上昇(下落)しているときは、
クロス円は大きく上昇(下落)する
クロス円の値動きのまとめ
EURUSD ↑(上昇)
USDJPY ↑(上昇)
→ EURJPY ↑↑(大きく上昇)
GBPUSD ↑(上昇)
USDJPY ↑(上昇)
→ GBPJPY ↑↑(大きく上昇)
AUDUSD ↑(上昇)
USDJPY ↑(上昇)
→ AUDJPY ↑↑(大きく上昇)
下降の場合は逆になります。
補足
ドルストレートとドル円のトレンドが逆だと、
レンジ気味の動きになります(より強い通貨の方へ動く)
AUDUSD ↑(上昇)
USDJPY ↓(下降)
→AUDJPY →→(レンジになりやすい)
(例)例えば今は
GBPUSD(下降)
USDJPY(上昇)
→GBPJPYはレンジ状態
また分母と分子が逆の通貨ペアの場合は
動きが逆になるので気をつける必要があります。
USDCAD ↓(下降) ※CADUSDではなくUSDCAD
USDJPY ↑(上昇)
→CADJPY ↑↑(大きく上昇)
トレードを行うとき、ドル円の状況を見るようにすると、
より勝率の高いトレードができます。
指標発表後のトレンド相場だけでなく、
普通にトレードする場合も同じように考えることができます。
指標結果が良かったから、できればエントリーしたいんだけど…
「いつエントリーしていいかわからない」、
「本当にエントリーして大丈夫かな…」
そんなときは…
初心者は、ドルストレートとドル円が両方とも上昇(下降)しているときに、
クロス円でのトレードを考えるとよいと思います。
例えば今回であれば、AUDUSDとUSDJPYがそろって上昇しているので、
AUDJPYがより大きく上昇します。
1つの通貨ペアだけでなく、他の通貨ペアとの関係を見ることで。
勝率が高まり、大きな利益が得られます。
※緑ラインは10pipsごと。チェックマークは指標発表時間。赤ラインは直近高値
・161021カナダ『小売売上高・CPI』の日も参考に