5.「トレンドの強さ」と「決済」
「いつ決済すればよいのか」
考えているうちに逆行して利益をなくすことはありませんか?
今回はわかりやすい決済の目安を教えます。
1.利益の大きさ
いつ決済すればよいのかという答えは
どの程度動くのか「値動きの大きさ」にヒントがあります。
もっとも重要なことは
『トレンドの強さ=資金の流れの強さ』
ということです。
資金の流れが強ければトレンドも強く。
資金の流れが弱いときはトレンドも弱いです。
したがって、利益の大きさは次のようになります。
・資金の流れが強いときは大きな利益を狙う
・資金の流れが弱いときは早めに決済する
トレンドの強さを決める「資金の流れの大きさ」で
決済ポイントを変えるとよいです。
2.ボラティリティバンドの利用
入門編では2種類の時間足の決済バンドがあります。
・5分足のバンド(上位足のトレンド表示付き)
・15分足のバンド(タイムフレーム15に指定し利用)
の2つです。
バンドは値動きが大きいときは幅が広がり
値動きが小さいときはせまくなります。
そして5分足より15分足の方が動く幅が大きい分、
バンドの幅が広いです。
基本は次のとおりです。
・トレンドが弱いときは5分足のバンドで決済
・トレンドが強いときは15分足のバンドで決済
トレンドが強まり、5分足のバンドを
力強く抜けていったときは15分足のバンドを
利益確定の目安とします。
トレンドが途中で弱まったときは
バンドにあたる前でも決済して構いません。
またバンドは幅がありますので。
資金の流れが強いときはバンド端で決済、
弱いときはバンドの最初のラインで決済など。
上昇や下落の勢いにあわせて
決済ポイントを変えていくとよいです。
それぞれ解説します。
3.弱いトレンドの場合
トレンドが弱いとき、つまり資金の流れが弱いときは
値動きも小さくなります。
したがって5分足のバンド「DAI_DSB-Magical_BAND」が
利益確定の目安になります。
4.早めの決済を考える場合
「通貨強弱の状態」がよくないときは
失速しやすいので早めの決済も考えるとよいです。
よくないときというのは「ドルと円の強弱差が小さいとき」です。
例えば「3.逆行しにくいエントリー」の
「リスクが小さいエントリー判断」の項目で
リスクが大きめの場合です。
例えば
・通貨強弱が黄色ラインをこえておらず
資金の流れが弱いとき
・ドルと円が逆向きではない場合
・ドルまたは円の勢いが途中で弱まった場合
など。
ドルと円にしっかりとした強弱差がないときは
失速しやすいので、状況を見て、
バンドに達する前に決済するのも1つの手です。
待つトレードを心がければ「良い相場環境」は必ずやってきます。
悪い状況でトレードするよりも
良い相場でトレードを行うようにするとよいです。
5.強いトレンドの場合
トレンドが強い場合。
つまり資金の流れが強い場合は
5分足のバンドを抜けていくことがあります。
例えばドルまたは円が黄色ラインをこえ
強い資金の流れが起こっている場合。
ドルと円が逆向きで傾きが大きく
資金の流れがどんどん大きくなっている場合など。
5分足のバンドを力強く抜けた場合は
15分足のバンドを利益確定の目安とするとよいです。
6.その他の決済方法
決済の方法はたくさんあります。
応用編では次を使って利益確定を行っています。
・ローソク足の高値安値
・ATR(Average True Range)
・一目均衡表
・移動平均線
・サポートライン、レジスタンスライン
慣れてきたらいろいろな決済方法を試してみるとよいです。
複数の決済方法があると、相場の状況にあわせて
より良い方法を選択していけるようになります。
詳しくは応用編「利益確定」を参考に。
まとめ
・トレンドの強さは資金の流れの強さで決まる
・資金の流れが弱いときは5分足のバンドで決済する
・資金の流れが強いときは15分足のバンドで決済する
まずは通貨強弱を見て、どの程度の資金の流れがあれば
値動きがどうなるのか。
決済バンドと資金の流れの関係を見ていくとよいです。
利益を失わずに決済できるようになります。
5つのポイントは以上です。
トレード準備は「MT4の準備」をご覧ください
トレード手順は「チャートの見方」からご覧ください