何のために生まれてきたのか?

menu

悟りセミナー

13.出向先は地球

前回は、私たちの本質は普遍意識という
話をしました。

釈迦大師が「宇宙は私自身である」と言ったように、
私たちの本質は無限で完全なる普遍意識です。

宇宙とは、神であり、普遍意識であり、
真理なわけです。

ちなみに『思考は現実化する』の著者
ナポレオン・ヒル博士の言葉では、
普遍意識のことを”無限の叡智”と表現しています。

私は普段は「無限の可能性」と言っています。

すべて同じものです。

神とは何か

神というのも私たちの固定観念では、
いろいろな意味を持ちますが、
本来は普遍意識のことを言います。

例えば、キリスト教では、
イエスを「神の唯一の息子」という表現をします。

これはイエスが神に認められた特別な存在
という意味ではありません。

イエスは自分が神であることを知っていました。

つまりイエスとは個人の人間をさすのではなく、
普遍意識が現れた存在をさします。

そして普遍意識に目覚めたすべての人は
イエスと同じだということです。

「普遍意識=神」ですから
私たちも普遍意識を自覚すれば、
無限で完全な力を持つ神に近づくことができるわけです。

ですのでイエスを神として崇拝するというのは、
ちょっと意味が違っていて、
神に祈るというのは自分の本質である神の
存在を絶対的に信頼するということなんですね。

自分の本質は完全なる普遍意識(=神)であるから、
あらゆる可能性を信じることが
本来の意味合いとなります。

そう考えるとあらゆる宗教において、
神における認識が異なっているとわかります。

もちろんどう考えるかは自由です。

大事なことは、神はすでにあなたの中にいて
あなた自身であるということです。

「神に祈る」ということは
自分の可能性を最大限信じるということなんです。

人は何のために生まれてきたのか?

それでは普遍意識と私たちの関係性について
話していきたいと思います。

私たちの本質が普遍意識というのは
お話しした通りです。

もちろんそれも言葉にした時点で
1つの考え方にしかすぎませんから、
正しい正しくないという見方をするより、
自分の力を最大限発揮するために
自分でも気づいていない可能性を
見出していくことが大事です。

ここで1つ疑問が起こります。

普遍意識は完全で完璧なのに、
なぜ私たちはこんなにも不完全なのか
ということですね。

私たちは何のために生まれてきたのか?
という謎です。

最初に断っておくと、前にも言いましたが、
真理、つまり普遍意識とは絶対的なものです。

したがって私たちが頭の中で想像した時点で、
それは幻であり、絶対ではないただの価値観に
なってしまっています。

なので、人間である以上、
真理を完全に理解することはできません。

だけど真理に近づいていくことはできる
ということで話を進めていきます。

出向先は地球

普遍意識と私たちの関係を
イメージで考えてみます。

あなたは普遍意識という会社の一員と
しましょう。

普遍意識は唯一の生命ですから、
社員という時点でおかしいかもしれませんが、
あくまでイメージです(笑)

そして「普遍意識株式会社」の社員は、
地球という物質世界に出向を命じられます。

普遍意識株式会社は完全で完璧なので、
地球のまだ未熟な人間たちを
もっと進化させたいと思っているわけです。

「暇をもてあました神々の遊び」です(笑)

地球は意識レベルも低くて、誘惑も多くて、
環境も劣悪で、欲にまみれていて
大変なところなんです。

だからこそ”修行の場”としては最適なんですね。

進化の余地があるということです。

「お前は未熟だから、
もっと修行しないとダメだ」と、
完全主義の会社の社長は、
社員を地球に行かせるわけです。

そして修行のために出向するときに
「課題」を決めます。

上司と自分の課題を何にするか話し合って
一つ決めるわけです。

それが使命です。

そして地球にやってくるわけですが、
地球の次元は低いので、高次元の本質は認識できず、
低次元の個人的な意識(=パーソナリティ)しか
認識できません。

だから本来は一つであるはずなんですが、
地球上にいる限り、一人の人間としての
意識しかないわけです。

当然、上司と話し合った内容も忘れて、
自分の課題も覚えてはいません。

でも地球で苦労して生活する間に、
少しずつ自分の課題に気づいていき、
その課題をクリアしようと努力します。

中には誘惑に完全に負けてしまって、
課題を放棄してしまい、
堕落した人生を歩む者もいます。

早々に出向を取り消され、
一度会社に戻された後、厳しいお叱りを受け、
さらに大変な出向先へと向かわされるでしょう。

地上で無事課題をクリアしたら、
修行を終えて会社に帰ります。

それの繰り返しで、
魂のレベルでどんどん進化していき、
それが人類全体の進化につながっていくわけです。

以前、進化のことをお話ししましたが、
私たちがこの世に生を受けたのは、
修行のためです。

課題をクリアするためです。

問題なのは、生まれてきた時点で、
どんな課題だったか
忘れてしまうことなんですよね。

ごくまれに覚えている人もいるようですが、
ほとんどの人は忘れています。

しかも私たちには「自由意志」があり、
課題が何かを追求して生きることも、
自由気ままに生きることも、
選択肢は自分で決めることができるんですね。

だから自由気ままに生きていれば、
「お前、ちゃんと課題やらないとダメだろ」
と普遍意識の社長から怒られるわけです。

つまり人生において、課題に気づかせるようと、
つらくて大変な出来事が
次々と起こってくるんですね。

困難はなぜ起こるのか?

毎日のように、困難や問題は起こってきますよね?

それは決していじわるをしているわけではなく、
課題に気づくようにわざわざ
教えてくれているわけです。

したがって自分の使命に気づくために
やることは1つだけなんですね。

今、目の前に起こっていることを
しっかりと丁寧に見ることです。

目の前に起こっている出来事にこそ
人生の目的のヒントが隠されているのです。

人間はどうしても困難を避けようとしますが、
避ければ避けるほど使命から遠ざかるため
より過酷な問題として
目の前に現れてくるんですね。

困難とは自分の才能や今やるべきことに
気づかせてくれる、大切なメッセージなのです。

こんな話をすると「そんなバカなことはない」と
思うと思うのですが、そんなバカなことも
時代が変わると常識になったりします。

100年前は携帯で話すことも
「そんなバカな」というアイデアでした。

でも進化することでそれが常識になるのです。

アセンションといい、人類は今、
大きく進化しようとしています。

大事なのは、こういう話が本当か嘘かとか
そういうことではなくて、しっかりと自分を見つめ、
”自分が何をすべきか”
今この瞬間を生きていくことです。

目の前に起こっていることの中に、
あなたがやるべきことのヒントが隠されています。

このメールもそのヒントの一つです。

身のまわりの出来事を、固定観念を捨てて、
どの出来事も自分の人生に必要なこととしてとらえ、
「自分に何を気づかせようとしているのか」、
丁寧に見ていってください。

それにより必ず道が開けます。

次回、私たちはどう生きれば
自分らしく最高の人生を送れるのか。

ベストな生き方ができる
究極の秘密をお話しします。

続きはこちら