何のために生まれてきたのか?

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悟りセミナー

5.ドラえもんと井の中の蛙

前回は、この世界が幻にすぎない
という話をしました。

そして幻だと気づくことが、
日常の悩みから抜け出し、
本当にやりたい人生の目的を見つけ
やる気あふれる毎日にするために重要でした。

今日はさらに、目の前に見えている世界について、
つっこんだ話をしていきます。

人間は同じような認識をしているが…

例えば目の前にパソコンがあるとします。

同じ人間同士であれば
五官で似たような認識をするので、
目の前にパソコンがあれば、「確かにパソコンがある」
という共通認識があります。

しかし実際、目の前に見えているものは、
真実の姿ではないんでしたね。

私たちが五官を通してでしか認識できない
ごくごく限られた範囲のものです。

もしかしたらそれはもっと別の形を
しているのかもしれないわけですね。

パソコンの画面にいろいろ映っていますが、
これらもすべて人間だから
そう見えているにすぎないわけです。

世の中はもっと広く、
見えない部分にこそ大切なものがあります。

4次元は存在するけどわからない

私たちが住んでいる世界は3次元空間です。

X軸、Y軸、Z軸という、
縦、横、高さが存在する空間に
私たちは生活しています。

ドラえもんには”4次元ポケット”
が出てきますね。

ドラえもんのお腹についているやつです。

あれは3次元よりも1つ次元の高い4次元に
どんなものでも入れておける便利な道具です。

しかし残念ながら私たちは
4次元空間は見ることができません。

テレビの中から貞子が出てくることは実際はないし、
2次元から3次元を認識するということは
普通はないわけです。

4次元から3次元はわかっても、
3次元から4次元はわからないわけです。

4次元の世界の住人が、
3次元に話を合わせてくれれば、
私たちだってわかりますよ。

前後、上下、左右なら認識できます。

でも、4つ目の次元で、
「こっちこいよ」と言われても、
「えっ、僕には見えないからわからないよ」
ってなるわけです。

つまり、実際には4次元、5次元といった
高い次元は存在しているのですが、
私たちが認識できないので、
日常で意識することがないというわけです。

もしドラえもんが本当にいたら
4次元の存在を理解できるんですが、
いないから信じられないですよね(笑)

4次元空間と4次元時空

今の4次元という話は空間の話でした。

4次元には意味は2種類あって、
今のような「空間」のことと、
もう一つは「時間」についてです。

3次元に時間をプラスして4次元という
言い方もしますよね。

ドラえもんにはタイムマシンが出てきますが、
あれは4次元という時空を乗り越えることによって、
過去と未来を自由に行き来します。

ところが私たちが生活している世界というのは、
過去から未来へと一方向にしか
時間は流れていないように思えます。

苫米地博士は未来から過去に流れていると
言っていますが、どちらにせよ
時間は一方向に流れているように
人間には認識されます。

そして時間の進み方もだいたい同じような感じです。

それはなぜか?

人間の時間認識能力

私たちの体は物質でできています。

ご飯を食べて、消化して、吸収して、
体を作っています。

そして、体の中で、物質が作用することによって、
いろいろな化学変化を引き起こし、
それが体を作ったり、体を動かしたりしています。

つまり、私たちの体の変化は、
「物質的な化学変化」が起こっている
自然法則によって成り立っているということです。

だとしたら同じような物質でできている
人間の感じ方は必然的に同じようになります。

時間の感じ方が同じということです。

マッチをすったら火がつき、
しばらく燃えたら消えるというように、
それが物質の変化である以上、
だいたい同じように燃えるわけです。

人間の体でも同じです。

同じような環境に住み、
同じような物を食べているわけですから、
自然と、似通った感覚を持つようになります。

その物質の変化が、そのまま人間の時間感覚を
作っています。

まぁもしかしたら沖縄の人とかだったら、
時間に対する意識はもっとアバウトかもしれませんが、
カップラーメンができる3分間と言えば、
全国共通3分間なわけです(笑)

時間感覚というのは
人間という「物質的存在」だから
生まれてくる極めて限定的なものということです。

私たち人間は物質でできているため、
時間を当たり前のように感じていますが、
それは他の次元から見れば特別なことです。

より高次元な存在から見れば、
時間を一方向に流れているものとして
認識していること自体が珍しいことだということです。

スーパーマリオと次元の関係

例えば、横に進むタイプの2次元のスーパーマリオは
前か後ろに進むか、上にジャンプするか、
下にしゃがむぐらいしかできないですよね。

でも3次元の私たちから見れば、
前と後ろ、上下に加え、左右も動けるよと
思うわけですよね。

それと同じように、私たちは時間を
過去から未来へと流れにまかせるだけで
いきなり過去に行ったり
未来に行ったりできないわけです。

3次元の人間が、2次元のマリオを見て
前後だけじゃなくて左右も動けばいいのに
と思うわけですが、2次元のマリオからすれば
左右に動けないわけですから、
現実問題として無理と思うわけです。

実際はゲームも時代とともに進化して、
3Dで上下左右に動くような時代になりましたよね。

それと同じで、実際は動けるんだけど、
進化していない、もしくは高い次元が
認識できないと、自分にはできないと
できることが制限されてしまうわけです。

私たちが常識だと思っていることは、
あくまで人間を基準にしたものであり、
”極めて限定的な思考”であるということを
頭に入れておく必要があるわけです。

井の中の私たちは大海を知らない!?

ここまでをまとめると、
次のようになります。

 ・人間が見ている世界は、
  五官を通して見た限られた世界である。

 ・なおかつその世界は、心のフィルターを通して
  ゆがめられて見ている世界である。

 ・3次元より次元の高い存在があるが、
  私たちは認識できない。

 ・時間というのは人間という物質世界で認識される
  極めて特殊なものである。

ちなみに私は時間という概念に
あまりこだわりはありません。

未来を変えるには今この瞬間に
フォーカスしていくことが大事ですが、
それはあくまで人間という存在が
常識としてとらえている中での話です。

私自身はなぜか人間の常識をこえた力を
使うことができますし、
時間という概念も大切にはしていますが、
絶対的なものではないと思っています。

まぁここで述べていることは
すべて価値観の一つにすぎません。

いろんな考え方の1つだということです。

どうとらえるかはあなたの自由です。

ただ、「井の中の蛙大海を知らず」と言うように、
常識の中でしか物が考えられなかったら、
できることも常識の中のことだけです。

問題を問題だと思っているうちは
解決できないように、
1つ上のレベルに上がらなければ
どうすればいいかは見えてきません。

この世界はもっともっと広いです。

私たちが現実だと思っている世界の外に、
知らない世界はあるんです。

新しいアイデアや、自己の進化、成長というのは、
自分の常識から一歩外に踏み出したところにあります。

固定観念にとらわれることなく、
自由な発想をしていきませんか?

常識にとらわれないことです。

きっとドラえもんという存在も、
そういった視点から生まれてきたのだと思います。

夢があります。

私たちの可能性は無限です。

『人間は自分ができると思ったところまでしか
進むことができない』

もしかしたら、あなたの問題や悩みが解決して
が大きく羽ばたける時期は
もうそこまで来ているかもしれません。

でも、そこに可能性を見出さなければ
あとちょっとのところで諦めてしまうことも
あるわけです。

宝箱がそこにあるのに、
そこにあると見えていないばっかりに
手を伸ばすこともできずに終わることがあります。

あなたの可能性を信じ
未来を信じてください。

あなたなら必ずできます。

1つ質問ですが、あなたは
物質にも記憶があると思いますか?

目の前のパソコンやコーヒーカップに
記憶などあるのでしょうか?

次回は、またまた常識をこえた話をします。

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