何のために生まれてきたのか?

menu

悟りセミナー

14.失敗とは他人と比較して生きること

前回は人間の本質である
完全なる普遍意識と私たちの関係を
お話ししました。

私たちの本質は普遍意識です。

本来なら何でもできる力を持っているのですが、
私たちの頭はガチガチの固定観念の塊ですから、
自然と普遍意識にフタをしてしまっています。

「まったくもって現実が上手くいかなない」というのは、
欲や誘惑にまみれた幻の世界におぼれて
間違った方向へと進んでいるからです。

成功とは自分らしく生きること

私たちが日々悩み、あーでもないこーでもないと
いろんなことに挑戦しているのは、
本質的なことを言えば
すべて普遍意識に気づくためです。

真理に近づくと言ってもいいですね。

人間とは不完全な生き物であり、
五官で感じることしかできないという
制限された体で生かされています。

肉体は物質レベルですから、
お金や名声など、あらゆる欲と
誘惑に日々さらされています。

なぜか?

それは意識レベルで進化していくためです。

個々が努力し、学び、気づいていくことで、
人類全体が進化し、さらにそれが
宇宙全体の進化につながります。

私たちはこの世に生まれたときに
課題を持って生まれてきています。

それが私たち個々の役割であり、
生まれてきた意味であり、生きている目的です。

時には欲におぼれてしまうこともあるでしょう。

お金ばかりに目がいってしまうこともあるでしょう。

嘘をついたり、人をうらぎったりすることもあるでしょう。

私自身、数えきれないほどの失敗を
経験してきました。

そういった失敗を通して、
学び、成長していくのが人間です。

そして、この物質世界で人間として生きるには
寿命があります。

したがって、短い一生を通して
使命を全うしていくことが
非常に重要になってきます。

人生の成功とは、自分の使命に気づき、
自分らしく生きることです。

失敗とは他人と比較して生きること

自分らしく生きることが成功であるとするなら、
失敗とは他人と比較して生きることです。

他人のものを見てほしがったり、
生き方にあこがれたりすることもまた
道に迷う原因となります。

なぜなら他人と比較するということは、
今の自分自身の姿を否定し、
使命から目をそむけることになるからです。

この世界が自分の心がうつし出した
幻である以上、他人と比較することもまた
幻を追い続けることになります。

分離感によって生じた他人は
自分とは関係ないという考えは
真理に近づくことへの大きな足かせになります。

他人は他人ではなく、同じ本質を持った
自分を映した鏡でしかありません。

他人と自分を比べ続けることは、
自分の本質である普遍意識に
厚い雲がかかるようなものです。

普遍意識である真理の光をさえぎれば、
当然光は届かなくなり、
そこにできるのは影であり、闇です。

本来、あるはずの光が見えなくなれば、
自分が向かう方向も見失ってしまいます。

その分目的地に到達することが遅れ、
困難もより多く経験することになります。

もちろん遠回りをして困難を経験をすることも、
自分の成長にとっては大切なことではあります。

ですが、たどり着く目的地が同じであるならば、
なるべく早くたどり着いた方がよいでしょう。

多くの人は幻を追い求め、
”自分ではない何か”になろうとしています。

他人と比較して生きるのではなく、
自分らしく生きることが大切です。

他人と比較した瞬間に不幸は始まるのです。

困難は誰の身にも起こる

私たちは一生をかけて
使命を全うしていくわけですが、
その後はどうなるのでしょうか?

人間の本質が普遍意識である以上、
私たちは死ぬことはありません。

肉体の寿命はあるかもしれませんが、
それは低次元な物質レベルでの話です。

意識レベルでは永久に存在し続けます。

死というものは、ただの通り道でしか
ないわけです。

だからといって使命を放棄すれば、
厳しい現実を突きつけられるのは
言うまでもありません。

大切なことは、普遍意識にそった行動、
つまり魂の成長こそが望むべきものであり、
利己的な行動は、百害あって一利なしといえます。

普遍意識にそった行動というのは、
簡単に言えば、個人の利益だけを求めるのではなく、
「全体の利益」を考えた行動のことです。

お金が儲かるとか、仕事で成功するとか、
そういった自分だけが得をすればよいという
利己的な行動ではなく、
相手に利益を与える行動が重要です。

また目の前に起こってくる困難は、
自分が成長するチャンスだと思って、
しっかりと向き合うことが大切です。

一つ言えることは、
”自分だけが不幸”ということはない
ということです。

困難は誰の身にもふりかかります。

つらいことがまったく起こらない人間は
誰ひとりとしていません。

大切なのはその困難をどうとらえるかです。

自分ばっかりひどい目にあうととらえるのか、
成長するチャンスだととらえるのか、
問題に対するとらえ方次第で
結果は大きく異なってきます。

成功の8割は心理面で決まります。

悪い出来事を自分にとって
必要なものとしてとらえるのか、
それともネガティブに落ち込み
現実逃避に走るのか。

成功できるかどうかは、
出来事をどうとらえるのかという
ただそれだけで決まるのです。

成功を遠ざけている人

例えばこんな人がいます。

「自分はこんなにがんばっているのに、
つらいことばかりが起きる」

「どうしてこのつらい気持ちをわかって
くれないのか。誰も自分のことを
認めてくれない」

多かれ少なかれそんな気持ちに
なったことはあるのではないかと思います。

しかしながらこれは大きな思い違いで、
先ほども述べたように、
困難は誰の身にも起きています。

成功できる人というのは、例え困難があっても、
それを乗り切ることが大切だとわかっているので、
つらいことを表に出さないだけです。

だからまわりから見ていても、
つらそうには見えず、
いいことばかりが起こっているように見えます。

逆に自分ばっかりがつらいと思っていると、
暗い雰囲気を出しますから、人は離れていきます。

冷静に考えればわかりますね。

笑顔でがんばっている人と、
暗い顔でいつも不満そうにしている人と、
そばにいたいのはどちらかということです。

不満そうにしていれば、
どんどん人は離れていきます。

「誰も自分のことをわかってくれない」
というのは当然のことです。

誰もが自分のことをわかってほしいと
思っています。

まずは自分が相手のことを
わかってあげる必要があるのです。

「あなたのことが大好きです」
「その気持はよくわかります」

そういってくれる人を
あなたは遠ざけるでしょうか?

本質に気づく

出来事から学ぶ必要があります。

本当に大事なことは何か
目の前の出来事から学ぶ必要があるのです。

つらくて、嫌なことばかりが起きる状況に
なったことには意味があります。

それは自分自身が進むべき方向に
気づかせるためなのです。

そこで気づく必要があるのです。

他人と比較して、自分が不幸だと思い込んで
幻を見ていたことに問題があると
気づかなければなりません。

原因が自分にあったということがわかれば、
真理の光をおおい隠している雲は
自然と消えていきます。

すべては幻だったと気づいて、
普遍意識を絶対的に信頼し、
自分の可能性を信じることです。

これまで下を向いていて、
自分の可能性を発揮させてくれる
目の前のきっかけに気づかずにいたのです。

人間は自分が信じたところまでしか
進むことはできません。

最初からできないと信じていれば
できることもできないのです。

今、目の前の出来事にフォーカスする

目の前に進むべきヒントがあります。

今、目の前に起こっていることが

・自分にとってどんな意味があるのか?
・何を学ばせようとしているのか?

理想の実現に向けて必要なものだと
認識するのです。

一つ一つ丁寧に見ていけば
必ず道は開けます。

なぜなら普遍意識は完全で完璧であり、
自分が成長するためだったら、
人智を超えたものすごいパワーを発揮するからです。

それを奇跡と人は言うのです。

成長することに意識を向けたときに、
大きな助けを得ることができます。

自分自身の完全性を絶対的に信頼することが
非常に重要です。

『自分が見ているものが幻であることに気づく』

そこから真に進むべき道が見えてくるのです。

成功とは、自分の使命を自覚し、
自分らしく生きること。

失敗とは、他人と比較して生きること。

しっかりと自分の道を歩んでほしいと思います。

次回は、人と関わっていく上で重要な視点を
お伝えします。

例えばあなたは目の前に困っている人がいたら
助けたいと思いますか?

はたしてそれはよいことなのでしょうか?

人とどのように関わることで
より成長し、進化していけるのか。

あなたが成功し、みんなから愛され
社会に貢献できる素晴らしい人だと
認められる方法についてお話しします。

続きはこちら