何のために生まれてきたのか?

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悟りセミナー

18.地獄とは何か?

前回はむかつく人をどうとらえればよいのか
お話ししました。

むかつく相手も学びの過程の中に
いるのでしたね。

だからむかつく人も理不尽な人も
自分勝手な人も、未熟な学びの過程にいるのだと
あたたかい目で見守ることが大事です。

今日は地獄についてです。

そんなものがあるのか
いやないだろうと思っているかもしれません。

はたしてこの世界に地獄は
本当にあるのでしょうか?

執着したまま亡くなると

私たちには「死」というものがないため、
自分の行いをなかったことにはできないので、
カルマに気をつけなければならないという話を
していました。

死というものがないとしたら、
もう一つ気をつけなければならないことがあります。

それが幻にとらわれたまま
この物質世界での生活を終えた場合です。

欲におぼれたり、何かに執着したまま
亡くなった場合のことです。

何かへの強い執着や自殺などがそうです。

この世界は物質レベルですから、
人間として生きているので、
できることに限りがあります。

ある意味、制限された状態です。

ところが死んだ後というのは、
肉体がありませんから、
物質的な束縛からは解放されます。

自由なわけです。

ところが、この世に未練があるまま亡くなると、
私たちはそのときの意識状態のまま
存在し続けることになります。

それがどれだけ危険な状態かというと、
強い妄想に取りつかれたまま存在し続け、
誰の言うことも耳に入らない状態のことです。

まさしく”幻にとらわれている状態”です。

幻にとらわれたまま…

低次元の物質レベルの世界では
個々の存在がありますから、
言葉で注意されたり、
経験から気づいたりすることができます。

世の中にはいろいろな人がいるので、
よりレベルの高い人から教わることが
できるということですね。

それは会社の上司かもしれませんし、
家族や友達かもしれませんし、
本や教材かもしれません。

物質世界では学ぶことができます。

ところが高次元では、今のような物質で
存在しているわけではないので、
似たような波動を持った者同士でしか
お互いを認識することができません。

意識レベルがある程度高ければ、
それだけ真理に近づいているということなので、
自分は個という存在ではなく、普遍意識にそった
全体で一つという意識で存在するので
何の問題もありません。

しかし自殺をしたり、
何かに執着したりしたまま高次元へと戻ると、
意識レベルが低いわけですから、
幻にとらわれたまま存在することになります。

本来は普遍意識として一つなわけですが、
そのことに気づかないまま
存在してしまうことになるのです。

執着とは分離意識のこと

自分と他人は違うという強い分離意識を
持ったまま亡くなれば、
その意識に翻弄されたままの状態で存在します。

通常、肉体がなくなれば高次レベルで
自分が何者であったのか気づくことができます。

しかし、強い執着を残したまま亡くなれば、
その意識状態にとらわれてしまうため、
執念の塊のような存在になってしまうのです。

高次媒体というレベルになっても、
分離意識のまま、
他の言うことがきけない状態です。

そのような者が集まったところで、
魂の成長はほとんど期待できません。

そのためにわざわざこの世界に転生して、
魂の修行をしているわけです。

地上が魂の進化に適した場所だからです。

地獄とは

お金に執着している人は、
そのまま執着し続けることになるでしょう。

引き寄せの法則というものがあるように、
自分の思っていることは現象化されます。

地上ではこの現象化という現象は、
物質レベルですので、制限を受けたり、
時間がかかったりします。

しかし、高次媒体では物質の制限がありませんから、
思ったことはすべてすぐに現象化されます。

欲に執着したものは、欲が得られない現実を現象化しますし、
自殺したものは、自殺したときの苦しい状況を
そのまま現象化するわけです。

苦しい状況が永遠に続くことを想像してください。

絶対に嫌ですよね。

その状況のことを私たちは「地獄」と呼んでいます。

私たちはそうなってしまわないように
気をつけなければなりません。

空海の言葉

空海は次のように言っています。

『あなたが今、成仏をしていないのであれば、
死んでも決して成仏することはないであろう』

「今、成仏をしていなければ」とは、
今、普遍意識の自覚をしていなければ
という意味です。

今、物事に執着し、うらみつらみ、
未練を持っていれば、
それは死んだ後、何倍、何十倍にもなって
意識レベルで感じることになります。

あなたが、今成仏していなければ、
この世を去っても、それは変わらないのです。

だから私たちは、魂という意識レベルで
進化していく必要があるのです。

もちろん普遍意識は絶対的ですから、
地獄に落ちたものをそのまま
放っておくことはありません。

未熟な魂に対しても、
再度この世に転生して学ばせるなど、
見捨てることは絶対にありません。

だとしても地獄に落ちるのは嫌ですよね。

そのためには、「今、自分が何をすべきか?」

使命や役割をしっかりと見出し、
精神的に成長する必要があります。

だから今が大事なのです。

目の前に起こっていることを
自分に必要なものだと自覚し、
受け入れ、乗り越え、
学んでいく必要があるのです。

学びの過程で、自分が何者であるのか、
そして、人生の目的に
少しずつ気づいていくことができるのです。

あなたは何のために生まれてきたのでしょう?

次回、何のために生まれてきたのか、
その秘密をお話しします。

あなたが生まれてきた意味、
そして生きる使命を明らかにしていきます。

それによって、あなたは
あなたの理想を最短で叶えることができます。

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