２７．最短で思考を現実化
前回は思考を現実化するポイントを
２つお話ししました。
１つ目は、目標達成が
鮮明にイメージできること。
２つ目は、目標が今すぐ行動できるくらい
ワクワクするものであることです。
今日は３つ目のポイントとして、
思考は現実化するが、
どんな思考が現実化できるのか
その秘密にせまっていきます。
あなたが欲しいものを
最短で実現できる秘密です。
どんな思考が現実化するのか
現実化するためには、
自我意識が望んだものではなく、
普遍意識にそったものであることが重要です。
多くの場合、欲しいものというのは
自己の利益だけを考えたものです。
頭では欲しいと思っていても、
本質的に欲しいかどうかというと
心の奥底では望んではいないかもしれないのです。
贅沢な暮らしをしたいと思っていても、
心の奥では、自分では気づいていないけど
贅沢な暮らしなんてダメだと
思っているかもしれないわけです。
そうなると叶う願いも叶わなくなります。
つまり「本当に自分が望んでいるものが何なのか」
見失ってしまっているのです。
思考を現実化するには、
本当に欲しいものは何かを
明らかにする必要があります。
例をあげて説明します。
自我意識が望む幻
例えば、裕福な暮らしをしている人を見て
うらやましく思ったり、自分もそういう
生活がしたいと思ったりします。
ブランド品のバッグやアクセサリー、
高級車に、高級マンションなど。
他人と比較して、他人が持っているものを
自分もほしいと勘違いしてしまうことが
よくあります。
もちろんそれがプラスのモチベーションに
つながればいいのですが、たいていの場合は、
自分の欲で出てきた「願望」にすぎないのです。
なぜなら日本は資本主義社会で
一部の権力者にお金が集まるように
世の中の仕組みができているからです。
美容や健康、ステータスなど、
他の人が持っているものを持つことが
自分にとって正しい道だと
思い込まされているのです。
残念なことに利己的な欲を願っても
叶うことはまずありません。
本当に心から望むものではないからです。
自我意識は欲しいと思っているかもしれません。
しかし自我意識が思ったことは
すべて幻ですから、
現象化されることはないわけです。
もしかしたらまれに大金が
手に入ることがあるかもしれません。
でも手に入れた理由が、
自分の欲からくるものであったとしたら、
高い確率で近いうちにすべてを失うことになるでしょう。
宝くじにあたってもほとんどが自滅します。
人は失敗からしか学べないのです。
経験から自我意識のおろかさを
学ばされるわけです。
大切なポイントは、与えられるものは、
すべて自己が成長するためのもの
ということです。
自我を満足させるために
願ったことが現象化されることはありません。
仮に満足しても自滅してしまうでしょう。
あなたの成長に本当に必要なものが、
現象化されるようにこの世界はできています。
すべてはベストなタイミングで起こる
事実、私たちが必要なものはすべて
完全で完璧なタイミングで提供されます。
それがどんなものであっても
きちんと提供されます。
成長に必要だから与えられます。
それがいいものであっても、
悪いものであっても、理由は同じです。
何か困ったことが起こったときに
都合よく助けてくれる人があらわれたり、
ほしいと思ったものが都合よく手に入ったりするのは、
成長に必要だからベストなタイミングで
提供されたからです。
自分の才能を生かし、役割を果たし、
使命をまっとうするために必要なものが
最高のタイミングで提供されるのです。
普遍意識の人知をこえた力ですから、
そういった経験をしたことがあれば、
神的な力がはたらいていることがわかるでしょう。
「シンクロニシティ」とも言われます。
それは偶然でも何でもなくて、
起こるべくして起こったことです。
したがって私たちが未熟である限り、
望むものが何でも手に入るわけではありません。
当たり前の話、お金に困っているから、
お金がほしいと望んだところで
それは手には入らないのです。
お金がほしいと思った時点で、
今、お金がないという状況を
現象化してしまいます。
そうではなく、お金のある状況で
なおかつ自分が貢献できる
最高の状態をイメージし
現象化することが大切です。
お金がないという問題にフォーカス
するのではなく、
お金の問題が解決した理想の状態に
フォーカスする必要があります。
そして、理想の状態を考えていくヒントとして、
今、目の前に起こっている問題に
目を向けることが大切です。
目の前の現実をよく見れば、
必ずそのときの課題があり、
それをクリアすることによって
成長することができます。
自分の課題にしっかりと向き合えば、
次から次へと、その課題のクリアを助ける現象が
起こってきます。
それが思考は現実化するということです。
必ず使命を生かすために
自分の成長に必要なものが与えられるのであって、
単なる欲で望んだものが現象化されることは
ありません。
仮に現象化されても、それで幸せになるどころか
自滅し、本当に望んでいるものではなかったことを
気づかせるような悪い出来事が
起こってきます。
そうならないためにも、自我意識が
単なる自己の欲で欲している願望ではなく、
自分の才能を生かし、成長、貢献していくために
必要なものを毎日考えていくことが
大切です。
使命に必要なものは何でも与えられる
私たちには使命があります。
自分の生きる目的に気づき、
一生懸命努力していけば、
そのために必要なものはすべて提供されます。
おそろしいほどグッドタイミングで、
求めていたものがあらわれます。
そして私たちが成長することによって、
多くの人へ貢献できるようになります。
多くに貢献できれば、それが人々の
役に立ち、成長を助け、結果的に
人類の進化につながります。
貢献すればするほど、お金や名声も
手に入るわけですから、
基本的にはお金を望む必要はないわけです。
お金はあくまで価値を提供した対価として
お礼としてもらえるものです。
お金は後からついてきますので、
まずは自分の成長のために
目の前の出来事から
今乗り越えるべき課題を明らかにしていくことが
１番最初にやることです。
後から必ず自分の欲しいものは
何でも手に入りますから、
まずは目の前の出来事に集中です。
願望が幻だったと気づく瞬間
多くの場合、使命に気づいていけば、
それまで欲していた高級車やブランド品などは
自分が本当に求めていたものではなかったと
気づきます。
欲という幻を見ていたことに気づくのです。
自分が成長し、努力していけば、
現象化されることも大きく、
多くなっていきます。
すべてはベストなタイミングでやってきます。
これは自分の進むべき方向を知るための
フィードバックでもあります。
正しい方向へ進んでいれば、
自分にとってプラスになることが
たくさん起こってきます。
逆に間違った方向へと進んでいれば、
例えば大事なことに目をそむけていたり、
逃避したりしていれば、
よくないことが起こってきます。
過去を思い返してみてください。
なぜか自分にとって悪いことばかり
起こったとき。
そのときは目の前の現実から目をそむけ
大切な課題から目をそらしていたときだと
気づくはずです。
最短で思考を現実化したければ、
目の前に示された課題に目を向けてください。
あなたの欲しいものはすべて手に入ります。
まとめ
思考を現実化するためには
次の３つが大切です。
１．達成した瞬間が鮮明にイメージできる
２．ワクワクする目標を持つ
３．自我意識で自己の欲を満たすのではなく、
普遍意識にそった自己の成長と貢献を考える
そして、最短で思考を現実化するためには、
自分の才能を生かし、役割を果たし、
使命をまっとうできるように
目の前に示された課題に手をつけることです。
思考は必ず現象化します。
そうはいっても世の中には
「簡単に成功できました！」と言って、
高級車に乗ったり、高級マンションで暮らし、
見せびらかしている人たちがいます。
その人たちはいったい何なんでしょうか。
次回、ヒルズ族の真実にせまりたいと思います。
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