何のために生まれてきたのか?

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悟りセミナー

17.むかつきは学びのチャンス

前回は教育、人に教えることについて
話をしました。

人と関わる場合、普遍意識を絶対的に信頼し、
相手の可能性、成長を第一に考えることが
大切でした。

そして何をするにしても
「動機」が非常に重要です。

例えやっていることは同じでも、
動機が不純であれば余計なカルマを作ります。

今日は普段、どのような心で行為を行えば
もっとも幸せに満ちた人生となるのか。

そして地獄とはいったい何なのか、
秘密をお話しします。

何をするにしても動機が重要

何かをするときに、
どういった理由でそれを行うのか、
動機が非常に重要です。

人を助けるにしても、
心から助けたいという愛の気持ちなのか、
それともまわりからよく見られたいという
偽善的な気持ちなのかによって、
行為の意味は大きく変わってきます。

不純な動機で行動すれば、
それだけ普遍意識からのズレが大きくなり、
余計なカルマを作ることになります。

何かをするときに本当に心から願っての
行動なのか、気をつけるとよいです。

「情けは人の為ならず」の通り、
情けは人のためではなく、
いずれは巡って自分に返ってくるのだから、
誰にでも親切にしておいた方がよい
ということですね。

もちろん見返りを期待して行うわけでは
ないのですが、人間は欲がありますから
少なからず何かを期待してしまうことは
あるでしょう。

それも含めて、人は常に
成長の過程にいるということです。

まずは自分の気持ちを知ることが大事です。

どういう気持ちで行為を行おうと
しているのか。

意識しながら過ごすことで
動機が不純なときは
行動をひかえることもできます。

この講座を学んでいるあなたは
それだけで勉強熱心な方ですから、
普段から動機を意識するだけで
皆からより愛されるようになるでしょう。

批判は学びのチャンス

日常において、
自分の意にそわない行動をする人をみると、
どうしても文句を言いたくなります。

むかつく人やそれは違うよと
言いたくなる人は本当にたくさんいます。

だからといって感情に身をまかせ
相手を批判すれば、それはまた
カルマとなり、自分の身に返ってきます。

またカルマを形成するから
批判しないということではありません。

批判したくなるような相手もまた
学びの途中にいるということを
理解しなくてはなりません。

そして批判したくなるような感情を
持つ自分自身も、未熟な学びの過程に
いるということを自覚しなければなりません。

自分の中の未熟さに気づく

批判したい感情を持つということは、
自分の中で、相手の行いに対し反応してしまう
未熟な部分があるということです。

そういった気持ちになったときは、
次のようにします。

1.感情そのものが幻でしかないことに気づく

2.そういった感情を持つことで、
  自分に示された課題があることに気づく

未熟な感情を持つということは、
そこには成長の余地があるということです。

まだ解決できていない過去のしがらみであったり、
間違った考え方や信念を持っている
可能性があります。

出来事をどうとらえるかで
人生が決まります。

成功の8割は心理で決まるのです。

出来事に対し、怒りやフラストレーションなど
ネガティブにとらえたときは
間違った信念を持っているという警告です。

目の前の出来事は常に自分に必要だから
起こっており、成長のために
学ぶ課題が示されていると
冷静に世の中を見ることが重要です。

目の前の出来事を必要なこととして
意識していくことで
問題を最短で解決でき、
短期間で使命や人生の目的に気づき
喜びに満ちた毎日を送ることができます。

非常に重要なことです。

人を批判してはならない

相手と関わるときも
普遍意識に合せることが大切です。

本来、私たちには、何かを教えたり、
相手を批判したりという権利はありません。

それができるのは普遍意識のみです。

もし何の考えもなしに相手を批判すれば、
いつか自分も同じように批判されるでしょう。

気軽に相手を助けて、
真理に近づくことを邪魔すれば、
やはり自分も同じように邪魔されるでしょう。

前回お話ししたように、
人と関わるときに大切なことは、
自分が関わることによって、
その人にどんな影響を及ぼすのかを考えることです。

その人がそうなっている背景をしっかりと理解し、
自分が関わることでどんな結果を生じることになるのか、
よく考えて接する必要があります。

本来その人に何かをできるのは、
普遍意識だけだということを
しっかりと頭に入れておいてください。

そして相手と関わるときは、
自我意識に合わせて感情にふりまわされるのではなく、
普遍意識に焦点をあてた関わり方が大事です。

相手も学びの過程にいるのだと、
だからそんな未熟な行為をしているのだと、
あたたかい目で見守るようにしましょう。

そして自分自身もまた
常に学びの過程の中にいるということを
忘れないようにしましょう。

次回は地獄についてお話しします。

私たちが呼んでいる地獄とは何なのか。
昔話の中でよく出てくる地獄。

そんなものが本当にあるのでしょうか?

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