【資金の流れ】DAI_DS-Flow(cloud)
ドル円のトレンド及び
ドルストレートとクロス円の資金の流れを
わかりやすく表示するインジケーターです。
「トレンドの強さ」と「方向性」がひと目でわかるので、
エントリー判断に有効です。
ドル円がレンジになりやすいかどうかや
クロス円やドルストレートの手堅いチャンスもわかります。
「DAI_DS-Flow」と合わせて使います。
動画解説
※動画のダウンロードはこちらを右クリックして保存
※1分足チャートに「タイムフレーム15分足」で設定しています。
ポイント
・そろった色でドル円、クロス円、ドルストレートのチャンスがわかる
・全体的に青ならドル円の買いチャンス、
全体的に赤ならドル円の売りチャンス
・完全に赤と青にわかれているとクロス円やドルストレートのチャンス
あわせて使うと効果的
・「DAI_DS-Flow」…ドルや円が強く売買されたときがサインと音声でわかる。
目次
1.概要
・ドル円が上昇しやすいのか、
下落しやすいのか
『相場全体の資金の流れ』を表しています。
1通貨だけで判断するのではなく、
相場全体で把握できるので、精度の高いトレードができます。
色がそろっているほど、ドル円が一方向に動きやすいです。
色がそろっていないときは、
レンジになったり、トレンド転換したりしやすくなります。
すべてが濃い色でそろっているときは
「トレンドが非常に強い状態」です。
資金の流れの様子を把握し、
エントリー判断の目安に利用します。
2.インジケーターの見方
全部で7段からなります。
・1番上…ドル円の通貨強弱を表示
・2~4段目…ドルストレートの流れを表示
・5~7段目…クロス円の流れを表示
3.色の意味
色は「ドル円」に対する資金の流れを表しています。
・青…ドル円がかなり強い上昇
・ドジャーブルー…強い上昇
・水色…弱い上昇
・黄色…方向感なし。レンジ
・ピンク…弱い下落
・ディープピンク…強い下落
・赤…かなり強い下落
ポイントはドル円は、米ドルが買われて、
円が売られたときに上昇するということです。
インジケーターを見るときに
『「米ドル」と「日本円」が買われているか、
それとも売られているのか』を考えるとわかりやすいです。
詳しく解説します。
4.ドル円の通貨強弱(1段目)
1番上はドル円の通貨強弱です。
米ドルや円が売買され、
ドル円がどのような状態になっているかを表示しています。
ドル円の通貨強弱だけ見てもトレードはできますが。
他通貨との関係を見るとさらに詳しくトレンドを
把握することができます。
トレンドがなぜ起こっているのか根拠がわかるからです。
5.ドルストレートの流れ(2~4段目)
2~4段目はドルストレートの流れです。
すべてが同じ色をしているときが
一方的に米ドルが他通貨に対し
売られたり買われたりしているときです。
色が青系統であれば、ドル円は上昇。
米ドルが他通貨に対し
売られていることを示しています。
ドルストレートが下落している状態です。
例えばユーロも、豪ドルも、ポンドも、
米ドルに対し売られている状態です。
米ドルが大きく買われるので、ドル円は上昇します。
色が赤系統でそろっていれば。
ドル円は下落傾向にあります。
米ドルが他通貨に対し売られ、
ドルストレートが上昇している状態です。
例えばユーロも、豪ドルも、ポンドも、
米ドルに対し買われている状態です。
米ドルが大きく売られるので、ドル円は下落します。
6.クロス円の流れ(5~7段目)
5~7段目はクロス円の流れです。
色が青系統でそろっていれば、
クロス円全体が上昇傾向にあり、
ドル円も上昇する可能性が高いです。
色が赤系統でそろっていれば、
クロス円全体が下落傾向にあり、
円が買われているため、
ドル円は下落する可能性が高いです。
7.強力なトレンドサイン
すべての色がそろっているときが
1番強力なサインとなります。
例えば全部青なら。
米ドルに資金が集中している状態ですので、
ドル円は大きく上昇します。
全部赤なら。
米ドルから資金が流出している状態なので、
ドル円は大きく下落します。
例えば米国でネガティブなニュースや
要人発言があったり、世界を脅かすような
悪い出来事があったときは。
リスクオフの資金の流れが起きるので、
サインは真っ赤になりやすいです。
色がそろっているときは、
ドル円は一方向に動きやすいので、
自信を持って売りエントリーできます。
色が全部がそろうということは、
明らかに資金が一方的に動いているという状態です。
トレンドが継続する可能性が高いです。
8.サインの優先順位
色がバラバラのとき、
どの段を一番優先すべきかですが。
1番上の段の優先順位が1番高いです。
具体的にはドル円の通貨強弱は
そのままドル円のトレンドを表しますので、
1番上が今のドル円の値動きということになります。
例えば、ドルストレートとクロス円のサインが
逆のことがあります。
次の真ん中の状態です。
これは米ドルが一方的に売られたり
買われたりしているのではなく。
売られもし、買われもしているときです。
ドル円はレンジになりやすいです。
ただレンジになるかどうかは値動きの原因にもよります。
例えばリスクオフのときは
非常に強く円が買われることがあります。
そういうときは、例えドルストレートでは米ドルが買われていても。
ドル円は、ドル以上に円が大きく買われるため下落します。
他通貨に対しては米ドルが買われていても。
ドルは円に対し売られているので、
ドル円は下落するということです。
したがって、ドルストレートとクロス円で
逆のサインが出ている場合は。
1番上のドル円の通貨強弱が示している方を優先的に
判断すればよいということになります。
迷うときは見送りが無難です。
真っ青のときか、真っ赤のときが1番資金の流れが強いときです。
色がなるべくそろっているときを中心に最初はトレードするとよいです。
また最初は色がそろっていて、
時間が経過して色が異なってきたときは。
資金の流れの方向性が変わってきて、
バラバラになってきたことを示しています。
トレンドも弱まりますので決済の目安にもなります。
なるべく色がそろっているときに
エントリーするとよいです。
9.「クロス円、ドルストレート」の手堅いチャンス
「ドルストレートの資金の流れ」と「クロス円の資金の流れ」が
赤と青に完全にわかれている場合。
ドルも円も買われているときや、ドルも円も売られているときです。
ドル円はレンジになりやすいですが、他通貨は手堅いチャンスになりやすいです。
例えばドルも円も売られていてユーロが買われたら、
ユーロ円もユーロドルも上昇するためユーロ買いが継続しやすく
大きく動くため大きな利益が得られるチャンスになりやすいです。
色が完全に赤と青にわかれていたら、通貨強弱などを確認し、
ドル円以外のチャンスを探るとよいです。
1分足チャートでは早い段階で色がわかれたことがわかりますので、
見つけたらドル円以外のクロス円やドルストレートのチャンスがないか探るとよいです。
円高ドル高や円安ドル安のトレードに関しては
基礎編「クロス円、ドルストレートの手堅いチャンス」や
シナリオ編「損小利大になりやすいパターン」も参照
パターン例
・上が赤、下が青(ドル安円安)→ ドルストレート、クロス円の買い (例)ユーロドル買い
・上が青、下が赤(ドル高円高)→ ドルストレート、クロス円の売り (例)ポンド円売り
ドル円をトレードした方が良い例
【重要】クロス円、ドルストレートをトレードした方が良い例
10.設定
マルチタイムフレーム対応となっています。
表示したい時間足の数値を入れて使用します。
・TimeFrame…0でチャートの時間足のサイン
(1…1分足、5…5分足、15…15分、30…30分足、
60…1時間足、240…4時間足、1440…日足)
個人的には次のように使っています。
(使用例1)15分足に表示し、中期的なトレンドを把握
(使用例2)1分足に15分足のタイムフレームで表示し、
エントリー判断の材料とする
まとめ
・青はドル円が上昇、赤は下落する資金の流れ
・1段目はドル円の通貨強弱、
2~4段目はドルストレートの流れ、
5~7段目はクロス円の流れを表示
・色がそろっているときはドル円でトレンドが起きる可能性が高い。
色が赤と青と完全にわかれている場合はドル円はレンジになりやすく、
他通貨のチャンスとなりやすい
まずは色がそろっているときを中心に
エントリーすると勝率が高まります。
色が赤と青に完全にわかれている場合はドル円以外のチャンスがないか
通貨強弱を確認するとよいです。