【重要】【エントリー】DAI_Trade-OK
「トレードできる状態なのかどうか」を教えてくれるインジケーターです。
勢いの弱い相場でエントリーし負けてしまうことを防ぐために、
ADXが良いと教えていただき、エントリー判断の目安として作成しました。
ぱっと見て、複雑そうに見えるかもしれませんが、
鉄板パターンは1つしかないのでそれだけ覚えれば勝ちやすいです。
動画解説
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ポイント
・トレードして良いときがわかる
・ADX、ボリンジャーバンドで相場の勢いを見ている
・勝ちパターンは1つだけ
注意点
・トレンドの勢いはわかるが方向はわからない
(通貨強弱などとあわせて用いると効果的)
目次
1.概要
「エントリーしたら失速した」
「トレンドかと思ったらダマシだった」
エントリー後、なかなか利益が出ず、
含み損を抱え苦しい思いをすることはよくあります。
すぐに利益を出すには『相場の勢い』が重要です。
勢いがあるときにエントリーすればメリットがあります。
・逆行しにくい
・利益がのりやすい
・負けやすい相場を避けることができる
トレンド相場とレンジ相場が区別できれば
勢いのあるときだけエントリーすることができます。
「DAI_Trade-OK」は、「今、エントリーに適した相場」なのか、
それとも、「トレンドが弱くトレードに向いていない相場なのか」を
サインでわかりやすく教えてくれるインジケーターです。
2.失速して負けるリスクを減らす
1番のメリットは、
『トレンドが強まっている状態がわかること』です。
トレンドがただ強いだけではなく。
今、だんだん勢いが増している状態がわかります。
強いか弱いかだけだと、たとえ強いときにエントリーしても、
トレンドの終わりで高値つかみや底値でエントリーして負けることがあります。
今、少しずつ勢いが増していることがわかることが
トレンドを見る上で重要です。
例えばドル円の買いエントリーを考えるとき。
通貨強弱でドルが買われ円が売られ
「資金の流れサイン」が点灯していても。
トレンドかと思ってエントリーしたら
まったく上昇せず、含み損をかかえてしまったり、
すぐに失速して負けてしまったりすることがあります。
トレンドが起きたと思ったら、実は「レンジ相場」で
エントリーした途端に勢いが弱まって負けることもあります。
または強いトレンドが発生し、長くトレンドが続いているとき。
買われすぎのときに買ってしまうと
トレンドの終わりで失速するリスクが高まります。
「過熱感が高いとき」はサインの色が変わります。
早めの決済を考えるなど、逆行リスクが高いことを
頭に入れてトレードするとよいです。
できれば過熱感が高いときではなく、
トレンドの最初の方でトレードした方が安全です。
本当にトレンドが出ているかどうかは判断が非常に難しいです。
ダマシで負けないために。
目安となるのが今回の「相場の勢い」がわかるインジケーターです。
もちろん、インジケーターでサインが出ているからといって
必ずトレンドが強まるわけではありませんが。
少なくとも勢いが弱いときにエントリーして
負けるリスクは減らすことができます。
負けないことは勝ちにつながりますので。
トレンド相場とレンジ相場の判断の1つの目安が
今回の「DAI_Trade-OK」です。
3.仕組み
ADX(Average Directional Movement Index)を使い
良い相場環境かどうか判断しています。
ADXは「トレンド相場」と「レンジ相場」の判断が得意です。
ラインが右上がりになっているときがトレンド相場です。
ラインが下がっているときはトレンドが弱まっているとき、
ラインが下側で落ちこんでいるときは勢いのないレンジ相場です。
ただしADXだけだとダマシにあうこともありますので。
今回は、ボリンジャーバンドも利用し、
勢いがある相場をサインの色やアラートで知らせています。
4.セット内容
「DAI_Trade-OK」は4つのインジケーターで構成されています。
・DAI_Trade-OK…「サイン」を表示するインジケーターです。
・DAI_Trade-OK(Volatility)…相場の勢いを「グラフ」で表示します。
・DAI_Trade-OK-ADX…ADXのラインの傾きで「勢いの変化」を表示します。
・DAI_Trade-OK-BB…BBand width ratioのラインを表示します。
重要なのは、勝ちやすい鉄板パターンを覚えることですので、
細かく理解できなくても大丈夫です。
1つ1つの見方も後で解説します。
5.【重要】サインの見方
メインの「DAI_Trade-OK」のサインについて解説します。
次の6通りです。
・■(水色)…相場に勢いが出てきた状態。トレンドの予兆サイン。
・●(青)…相場に勢いがあり、トレードに適した状態。
・●(薄い青)…やや過熱感が高まってきた状態。
・●(赤)…過熱感が高い状態。トレンド終了に注意。
・■(黄色)…相場の方向性がはっきりしない状態。レンジ相場。
・×(白)…トレードに不向きな状態。相場に勢いがないか、減少している状態。
●(青)のときにトレードし、×(白)のときはトレード見送りが基本です。
●(薄い青)や●(赤)のときは過熱感が高まっていますので
失速に注意しながらトレードします。見送りでも構いません。
6.インジケーターの解説
4つのインジケーターについて解説します。
6-1.DAI_Trade-OK
『エントリー判断』を行います。
相場の状態を色とアラートで教えてくれるインジケーターです。
サインを見れば、今、相場がどういう状態なのか
ひと目で判断できます。
6-2.DAI_Trade-OK(Volatility)
ボラティリティの拡大をラインで表示するインジケーターです。
トレンドの強さをラインの「位置」と「傾き」で知ることができます。
ボラティリティが拡大しているときは
・ラインが0ラインより上
になり、■(ライム)のサインが点灯し、背景が青色になります。
強いトレンド状態
次の状態が相場に勢いが出ているときです。
・ラインが0ラインより上(青色の背景)
・ラインが右上がり(水色ライン)
ラインが0ラインより上で、なおかつ右上がりになっているときが
エントリーに適している状態です。
ラインの傾きが急なほど、トレンドが強いです。
トレンドの一時的な低下
トレンドの勢いが低下しているときも紹介しておきます。
次の状態は一時的にトレンドが弱まっている状態です。
・ラインが0ラインより上(青色の背景)
・ラインが右下がり(マゼンタライン)
ラインが右下がりであっても、0ラインより上であれば
再度、トレンドが強まることもあります。
チャートを見て押し目や戻りを狙いつつ、
トレンドが強まったときにエントリーを考えるとよいです。
そのまま失速してしまうこともありますので、
通貨強弱なども見て、勢いが継続しているのかどうか
総合的に判断する必要があります。
トレンドの弱まり「レンジ相場」
次のような状態は相場の勢いが弱まっているときです。
・ラインが0ラインより下(茶色背景)
0ラインより下のときはトレンドは弱まっているか、
レンジ相場です。
見送りが無難です。
0ラインより上になっても、傾きが小さい場合は
トレンドが続かないことがあります。
判断が難しい場合は、DAI-chartなど通貨強弱をあわせてみると、
より正確に判断できます。
特に勢いが増している状態
特に値動きが力強い場合は、黄色の「★(星)マーク」が点灯します。
星がついていたらトレンドが強まっている状態とわかります。
ただし、トレンドが強まっても、ADXが上側のライン上限に達し
過熱感が高まると利益確定が入り失速することもあります。
★(星)がついているからエントリーするのではなく、
ADXのラインの位置や傾き、チャートや通貨強弱を
総合的に見て判断することが大切です。
サインだけ見てエントリーすると、買われすぎや売られすぎのときに
エントリーして負けることがありますので注意してください。
6-3.DAI_Trade-OK-ADX
ADXのラインです。
トレンドが起きると右上がりになります。
値が上昇しているときはライム、下落しているときは赤色になります。
『傾きが右肩上がりで、色が緑のとき』が1番トレンドが出ているときです。
トレンド変化の目安
3本の水平ラインは次のような目安です。
・1番上のライン(赤)…こえると過熱度が高い(買われすぎ、売られすぎ)
・真ん中のライン(点線)…過熱気味になってきた目安
・1番下のライン(アクア)…トレンド出始めの目安
1番下のラインを上抜け、上側へ右肩上がりになっているときが
トレンドが強まっている状態です。
詳しくは後ほど「8.トレードに適した状態」でお伝えします。
6-4.DAI_Trade-OK-BB
BBand width ratioを使うと良いと教えていただいたので
おまけで追加しておきました。
素晴らしいアイデアだと思います。
好みやトレード手法にもよりますので使わなくても構いません。
ボリンジャーバンドの広がりから
「相場の勢い」を知ることができるインジケーターです。
ADXのラインと一緒にみて、「両方のラインが右上がりであれば、
トレンドの勢いが増している」と考えられます。
上昇しているときはライム、下落しているときは赤色になります。
7.主な使い方
エントリー判断や決済判断に用います。
エントリー判断
トレンドが強まっているときにエントリーを検討します。
決済判断
トレンドが弱まったら決済を考えます。
8.【重要】トレードに適した状態
トレンド相場なのか、レンジ相場なのか。
判断するポイントはADXの「位置」と「ラインの傾き」です。
数値についてのポイントは次のとおりです。
・20以下は勢いに乏しい状態(1番下のライン以下)
・50以上だとトレンドが終わる可能性が高まる(1番上のラインより上)
「20以下の小さい値から、50に向かって右上がりに上がっていくとき」が
トレンドが継続し、相場に勢いがあるときです。
チャートで考えると、『1番下のラインをこえて、
1番上のラインに向けて右肩上がりになっている状態』が
トレンドの勢いが増しているときです。
目安として真ん中にも1本ラインが引いてあります。
ラインの位置に注目
ライン(数値)がどのように増えるかが重要です。
「小さい値から、大きい値に増えるとき」というのがポイントです。
数学のグラフのように「右肩上がり」になっているときがベストです。
チャートで見ると次のような状態です。
ADXのラインが右下がりのときはトレンドが弱まっているときです。
1番上の目安ラインをこえているときは
利益確定でトレンドが弱まる可能性が高まります。
ADXの数値が上がりすぎていたり、
ラインが途中でアップダウンしたりしているときは注意が必要です。
トレンドが失速するリスクが高まります。
チャートで見ると次のような状態です。
以上をふまえて、勝ちやすい「鉄板パターン」があります。
トレードに適した状態
次の条件を満たしているときです。
・DAI_Trade-OKが「●(青丸)」
・DAI_Trade-OK(Volatility)が「0ラインより上」で右上がり(青背景)
・ADXのラインが下方から右上がりに上がってきている
(1番下のアクアラインを上抜け、点線や赤ラインに向け上昇)
東京市場など薄商いのときは、●(青丸)でなくても、
■(水色)の弱いときでもエントリーを考えることはできます。
できれば水色のトレンド予兆状態から青にかわっていったときに
エントリーを考えると、トレンドの出始めをとらえることができます。
慣れてきたら相場環境にあわせて判断するようにしたいです。
トレードに注意する状態「過熱感の高まり」
「●(薄い青)」や「●(赤)」のときは、
買われすぎや売られすぎの可能性があります。
トレンドが強い場合はそのまま上昇や下落を続けることも多いです。
ただし失速しやすい状態ですので
早めに決済を考えるなど、値動きに注意する必要があります。
逆行するリスクを頭に入れ、慎重にトレードするとよいです。
安全にいくなら見送りでもよいです。
9.トレードに向いていない状態
見送った方がよいのは次のようなときです。
・DAI_Trade-OKが「×(白色)」や「■(黄色)」
・DAI_Trade-OK(Volatility)が「0ライン以下」(茶色背景)
・ADXのラインが下側で停滞していたり、右下がりや横ばいになっているとき
トレンドが弱まっている状態です。
トレンドが終了したか、レンジ相場の可能性があるため
見送りが無難です。
10.負けやすい相場
トレンドが強まっていても、相場は天気のように
短時間で移り変わりますので負けることはあります。
次のような場合は負けやすいので、
早めに決済するなど注意が必要です。
強いサポート、レジスタンスがある場合
強いサポートやレジスタンスが控えていると、
トレンドが強くても跳ね返されることがあります。
例えば
・過去に何度も意識されている上位足の価格帯
・切りのよい節目 (例)110.00円、130.50円、1.3450ドルなど
・上位足のテクニカル指標(日足の移動平均線や一目均衡表の雲、ボリンジャーバンド)
など。
意識されやすい価格帯が近いときは反転リスクを頭に入れ、
早めに決済するなど慎重にトレードする必要があります。
安全にいくなら見送りが無難です。
強いサポートやレジスタンスを知る方法は
シナリオ編でお伝えします。
通貨強弱がよくない場合
トレンドが強まっていても、
通貨強弱の状態がよくないと失速リスクが高まります。
トレード通貨ペアの通貨に強弱差があること、
ドルや円が全面安や全面高で強く売買されているときにトレードするなど、
通貨強弱がより良い状態のときにエントリーすることが大事です。
通貨強弱をあわせて見ることでダマシにあいにくくなります。
トレンドが変わりやすい時間帯
時間帯によっては、トレンドが強まっても、
トレンド転換が起こることがあります。
例えば次のような時間帯です。
・東京株式オープン直後(9:00)
・東京仲値公示前後(9:55前後)
・東京株式終了前後(15:00前後)
・欧州株式オープン後(夏16:00、冬17:00)
・NY株式オープン後(夏22:30、冬23:30)
・ロンドンフィックス前後(夏0:00、冬1:00)
・NY午後(2:00、3:00~)
・重要な経済指標発表前
・週末(ポジション調整が入りやすい)
例えばNY株式オープン後はトレンドが変わりやすいです。
欧州でドル円が下落してきた場合。
22:30で米株がオープンし、23時くらいからダウ平均が上昇すると。
ドルに買い戻しが入り、ドル円は上昇することがあります。
節目となる時間帯前後は注意が必要です。
上昇していても下落に転じるなどトレンドが変わる可能性があります。
時間帯近くのトレードは控えるか、
時間帯がすぎた後、トレンドの出始めをとらえるとよいです。
例えば東京株式終了後、欧州勢の動き出しをとらえるなど。
15時以降、ユーロやポンドなど欧州通貨が強く売買されたり、
ドルや円が強く売買されたときは
トレンドが続きやすくチャンスにもなります。
時間帯を見て、欧州勢やNY勢が何を目標に動くのか
通貨強弱やクロス円、ドルストレートのチャートを見ながら
トレードするとよいです。
逆張りの場合
トレンドが強まっているサインが出ても、
大きな流れに逆行しているときは失速しやすいので注意が必要です。
例えば次のような場合です。
・4時間足、日足など上位足のトレンドと逆方向
・トレンドの押し目、戻りを作っているとき
(上昇トレンド中の短期的な下落や下降トレンド中の短期的な上昇)
など。
例えば大きく下落した後の戻りなど。
上昇でサインが出ますが、大きな流れは下落方向ですので、
上昇が続かなかったり、戻り売りで失速したりしやすいです。
大きな流れに逆らったトレードの場合、
サポレジまで距離があり利益幅がとれるのか、
通貨強弱は強いのかなど、逆行リスクを頭に入れ、
リスクがあるとわかった上でトレードする必要があります。
大きく動いた直後の場合
急騰や急落したときは注意が必要です。
大きく動いたからと飛び乗りでエントリーすると、
揺り戻しにあい損切りになりやすいです。
短時間で大きく動いたときは、「大きく戻すこと」もあります。
強いトレンドが出るとサインが出ますが、
短期的には戻りが入りトレンドが続かないことが多いです。
押し目や戻りを待ったり、見送ったり、
逆行で負けないように気をつけることが大切です。
ファンダメンタルズと逆行している場合
ファンダメンタルズと逆行している場合は注意が必要です。
マーケットテーマと逆方向の場合や
経済指標結果と逆方向の場合です。
例えば、指標発表後、大きくは動かなかったが
結果が悪かった場合。
じわじわと下落トレンドを作ることがあります。
経済指標は為替だけでなく株式にも影響を与えます。
発表時間に動かなくとも、株式オープン後に、
株価が軟調になれば、為替も影響を受け下げることがあります。
ユーロやポンドは発表後に結果と逆方向へ動いていても、
時間が経過したり、株式がはじまったりすると
指標結果の方向へ動いていくことがあります。
悪い結果のときは、上昇が続かず、
途中でトレンド転換し下落しやすくなります。
結果と逆行してトレードする場合は、
長期的な視点では逆方向へと動くかもしれないことを頭に入れ。
戻り売りが入りやすい価格帯で反転しないか注意するなど
慎重にトレードする必要があります。
なるべく結果と同じ方向へとトレードを考えると安全です。
移動平均線から大きく乖離している場合
トレンドが出始め勢いが出てくると
移動平均線から離れていくことがあります。
例えば上昇した場合。
1分足で50EMA(5分足の10EMA)から10pips以上離れてしまうと
逆行リスクが高まります。
トレンドの勢いが強い場合はそのまま上昇してしまうこともありますが。
上昇せずに利益確定が入り、押し目を作ることもあります。
リスクを考えるのであれば、
移動平均線から離れすぎている場合は戻りを待ち、
より有利なレートでのエントリーが無難です。
少なくとも10EMAまで戻るのを待ち、損切りが大きくなりすぎないよう
なるべくリスクが小さい状態でエントリーできるよう心がけたいです。
過熱感が高い場合
ADXのラインが真ん中の点線や上限の赤ラインをこえている場合。
買われすぎや売られすぎのリスクがあります。
いったん利食いが入ることもありますし、
トレンドが終了することもあります。
過熱感が高い状態のときは「通貨強弱が弱まっていないか」、
DAI-chartのラインの傾きを確認するなど。
もし通貨強弱のラインが外側に広がらずに
内側に向かって、強弱差が弱まっている場合は見送りが無難です。
失速リスクが高いです。
トレンドの終わりに近いときにエントリーするほど、
高値つかみや底値でエントリーするリスクが増えますので、
買われすぎ売られすぎに注意します。
11.注意点
次の点に気をつけると、勝率が高まります。
トレンドの方向性ではない
サインが示しているのは「トレンドの強さ」です。
「トレンドの方向」ではありません。
勢いの高まりをサイン表示しているのであって、
上昇するのか、下落するのか、方向を示しているわけではないので
注意が必要です。
サインが点灯しているときに、
「上昇トレンド」なのか、「下落トレンド」なのかは
別に判断する必要があります。
といっても、通貨強弱などを見れば
トレンド方向はすぐにわかりますので問題はありません。
エントリーを検討するときに、今エントリーできるだけの
トレンドが出ているのかどうかを判断するために利用するとよいです。
サインだけで判断しないこと
当たり前ですが、サインだけで判断せず、
次のような指標も見て判断することが大事です。
・テクニカル分析(サポレジ、上位足のボリンジャーバンドや雲など)
・ファンダメンタルズ(経済指標の結果や通貨の長期的なトレンド)
・通貨強弱(トレード通貨ペアの強弱差が拡大しているかなど)
例えばドル円であれば、ドルと円に強弱差があるときに
トレードするとよいです。
通貨強弱が良い状態で、なおかつ今回のインジケーターで
相場に勢いが出ていれば。
高い確率で利益を得ることができるでしょう。
時間足に気をつける
インジケーターを表示する時間足に気をつける必要があります。
長期足であれば問題ありませんが、
短期足だと、短時間でサインが変わりますので
トレードの難易度は高まります。
例えば15分足や5分足でサインを確認し、
1分足では参考程度にするなど。
短期トレードであれば、15分足のサインを見るとよいです。
長期的な視点でトレンドを確認したいときは、
1時間足など、長めの足でサインを確認するのもよいです。
シナリオを考えておく
大事なことは『サインがかわったからトレードするのではない』
ということです。
トレードは行き当たりばったりで行いません。
初心者のうちはサインや通貨強弱だけを見て
良い条件を満たしたらエントリーするのもよいと思いますが。
慣れてきたらトレード通貨ペアのチャート分析を行った上で。
どの価格帯を狙っていくのかシナリオを立てた状態で、
通貨強弱が良い状態になり、今回のインジケーターで
勢いが出てきたからエントリーするという流れがおすすめです。
その場その場で判断するだけでなく。
例えばトレードをはじめる前にテクニカル分析を行い。
日足の日足ボリンジャーバンド+1σで支えられ、
強いサポートがあるから109円まで下がり、上昇したら買いを検討しようとか。
109.50円の節目を抜けたらストップをつけて上昇しやすいので、
欧州時間などでドルが買われ上昇したら、節目の上抜けを目標に買っていこうなど。
前もってシナリオを立てることでより精度の高いトレードができます。
サインが出るまで待ってトレードするというよりは。
ある価格から目標価格まで買っていくという前提の上で、
サインが出たからトレードするという方が
エントリーや損切りタイミングも前もって決めることができますし、
あせらず、落ちついてトレードができます。
待つトレードとは、ただチャンスまで待つのではなく。
”どんなチャンスがありそうなのか”を
前もって考えておくことが大事です。
シナリオを考えておくことでチャンスを逃さず、
すばやくエントリーが可能です。
前もってトレンドにそなえておき、
シナリオにそって通貨強弱やサインが出たからエントリーするという流れです。
最初は難しいかもしれませんが。
慣れてきたらシナリオを考えてトレードすると、
トレード精度が高まりますし、無駄なトレードをせずにすみます。
もしシナリオが間違えていても、繰り返しシナリオを立てることで
よりよい考え方ができるようになります。
経験を積む上でも、どの価格を目標に売買するのか
前もって考えるとよいです。
例えば欧州勢は目標を持って動き出すことも多いですので。
ドル買いなのか、欧州通貨売りなのか、
取引量が多いドル円、ユーロ、ポンドなどでテクニカル分析を行い
目標をあらかじめ決めておくとスムーズにトレードできます。
12.【参考】負けにくいパターン
勝ちやすい鉄板パターンを解説する前に、
トレードに適した状態をいくつか紹介します。
それぞれの例で共通したポイントは何か
見くらべてみてください。
例えば次のようなポイントを見てください。
・DAI_Trade-OKのサインの状態は?
・DAI_Trade-OK(Volatility)のラインの位置は?
・ADXのラインの位置や傾きは?
良い例と悪い例を紹介します。
共通していることはわかりましたでしょうか?
あくまで答えの1つとしての参考ですが、
最後に鉄板パターンを紹介します。
13.【重要】鉄板パターン
勝つために1番重要な「鉄板パターン」です。
パターンはほぼ1つなので簡単です。
力強さがあり「トレードに向いている相場」は
次の条件です。
・条件1…DAI_Trade-OKが「●(青)サイン」
・条件2…DAI_Trade-OK(Volatility)が「0ラインより上」(青背景)
・条件3…ADXのラインが「下から上へ右上がり」
(1番下のアクアラインを上抜け、点線や赤ラインに向け上昇)
画像で見ると次のようになります。
トレンドが出ているときはたいていこの状態になります。
条件があてはまっているときだけトレードを行えば、
非常に有利なトレードができます。
14.サインの確認手順
トレンドのではじめの場合、サインの確認手順は次のとおりです。
1.「●(青)サイン」を確認する
2.DAI_Trade-OK(Volatility)が「0ラインより上」であることを確認する
3.ADXのラインの「位置」や「傾き」を確認する
サインだけだとトレンドが続くかわからないと思いますが、
DAI_Trade-OK(Volatility)やADXのラインが右上がりになっていけば。
トレンドが強まっているとわかりますので、
トレンドが継続する可能性が高まります。
ラインの傾きが急であるほどトレンドの勢いが増しているとわかります。
通貨強弱を見れば、相場環境が良い状態かどうかはわかると思います。
例えばユーロ円の買いであれば、円が全面安になり強く売られ、
ユーロが買われているなど。
ラインの傾きが今ひとつで判断が難しい場合などは、
少し様子を見て、トレンドが強まっていることが確認できてから
エントリーを考えてもよいと思います。
ADXの位置が下側から上へ上がっているときは
トレンドの出はじめですので、買われすぎ売られすぎで負ける確率は減ります。
ADXの位置が途中の場合は過熱感が高まっている可能性があるので
早めに決済するなど、慎重にトレードします。見送りでもよいです。
15.【参考】トレード例
トレード手法は人それぞれですので。
あくまで参考までに、例えば次のような手順で行います。
1.ファンダメンタルズ分析(経済指標発表、利上げ見通しなど通貨の強さ)
2.テクニカル分析(サポレジ、上位足のテクニカル指標の確認)
3.通貨強弱(ドルや円が全面高や全面安になり対象通貨が強く売買)※基本は15分足
4.DAI_Trade-OKが良い状態(鉄板パターン)※基本は15分足。短期的には5分足を見てもよい
5.15分足の通貨強弱MAがパーフェクトオーダー(強いサイン)
6.1分足の通貨強弱MAがパーフェクトオーダーでエントリー
(基本は10EMA反転。50EMAから10pips以上離れていないこと。
移動平均線やサポレジ付近から押し目買いや戻り売りをするとよい。)
チャートのテクニカル分析をし、シナリオをたて、
通貨強弱が良い状態になり、今回のインジケーターで
相場に勢いが出たとわかったらエントリーするという流れです。
もちろん時と場合によります。
強いサポレジがある場合など、サインが出ていても見送ることもあります。
エントリー判断の1つの目安として用いることが大事です。
エントリーは1分足の通貨強弱MAが強いサインのときに行うと
勝率の高いトレードができます。
(参考「2.逆行負けをふせぐ」)
参考事例
16.チャートへの設定方法
4つのインジケーターがセットなので、
1つずつ順番に設定する必要があります。
次の順番での設定がおすすめです。
1.DAI_Trade-OK(Volatility)
2.DAI_Trade-OK
3.DAI_Trade-OK-ADX
4.DAI_Trade-OK-BB
後でセットするインジケーターほど、チャートの前面にきますので。
ADXのラインを後からセットした方が、
ラインがサインに隠れないので良いと思います。
1つずつチャートにドラッグ&ドロップしてください。
2つめのインジケーターからは、同じサブウインドウにドラッグ&ドロップしてください。
例えば1つ目にDAI_Trade-OK(Volatility)をセットした場合、
表示されたインジケーターの上に2つ目のDAI_Trade-OKをドラッグ&ドロップします。
同じサブウインドウに設定しないと、1つのサブウインドウに表示されず、
4つがばらばらのサブウインドウで表示されてしまいますので気をつけてください。
サインを単独で使う場合
「DAI_Trade-OK」のサインのみを使いたいときもあると思います。
単独で表示する場合は設定を次のように変更してください。
・Y_position…デフォルトの-0.9から「0」へ変更
真ん中に表示されます。
17.アラートについて
次の2つの状態になったときアラートを鳴らすことができます。
・■(水色)…トレンドの予備サイン(Alert_Weak)
・●(青)…トレードに適した状態(Alert_Strong)
音やポップアラートで知らせてくれます。
使用する場合は設定でアラートをオンにしてください。
18.設定
DAI_Trade-OK
・Y_positionten…サインの表示位置(デフォルト:-0.9)
・Alert_Weak…トレンド予備アラートのオンオフ(デフォルト:false)
・Alert_Strong…トレードOKアラートのオンオフ(デフォルト:false)
※DAI_Trade-OK(Volatility)、DAI_Trade-OK-ADX、DAI_Trade-OK-BBは
数値の設定はありませんが、ラインの色などは変更可能です。
DAI_Trade-OK-ADXの目安ラインについて
3本の目安ラインの色は変更可能です。
必要ないときは色を「None」にすると消すこともできます。
過去チャート画像
ドル円について「各日付のチャート」でサインを確認できます。
確認したい日のまとめをご覧ください。
(例)190107のまとめより
1番下がDAI_Trade-OKのインジケーターです。
まとめ
・「エントリー判断」の目安
・「トレンド相場」と「レンジ相場」の判断ができる
・トレンドの勢いが増している「鉄板パターン」でエントリーするとよい
サインだけで判断せず、ADXのラインやボリンジャーバンドなどと
あわせて見るとよいです。