8Apr
資金の流れが起きたとき。
リスクが高い相場と低い相場があります。
1.相場の概要
1.ファンダメンタルズ…シリア空爆
2.資金の流れ…リスク回避の円買い
3.トレンド…下降トレンド
「米軍がシリアでミサイル発射」という報道で
ドル円は急落しました。
2.資金の流れ
強く円が買われています。
ネガティブな出来事が起こったとき。
基本的に安全な資産へと資金が流れます。
日本円が買われたり、金が買われたりします。
3.急落相場の注意点
1番気をつけないといけないことは。
・逆行して負けるリスクが高い
ということです。
強い資金の流れがあっても、リスクの高い相場では、
エントリーを慎重に行う必要があります。
揺り戻しに注意
シリア空爆のように、
インパクトが大きいネガティブなニュースがあると。
相場は急落します。
経済指標発表も似たような動きをします。
綺麗に波形をえがきながら下落するのではなく。
上下に激しく動きながら下落するという、
とても危険な動きをします。
危険というのは、10pips程度は一瞬で上下するので、
損切りになりやすいということです。
短時間で大きく下落すると、
揺り戻しも大きいです。
移動平均線から乖離するほど、
元に戻ろうとする力が働きますので。
急落した後、一気に戻すこともあります。
たいていは強いサポートラインで反転することが多いです。
動きが激しいので、エントリータイミングを間違うと、
一気にマイナスになることもあります。
資金の流れは
リスク回避の円買いですので。
基本的には下落方向なのですが。
タイミングを間違うと、エントリーした途端に
逆行することもあります。
飛び乗りは厳禁
リスクが高いので、激しく相場が動いている間は、
見送りが無難です。
移動平均線やサポレジからの反転など、
有利なエントリーができ、リスクが限定される条件でのみ
トレードを行うことが大事です。
下落しているからと飛び乗ると、
痛い目にあいます。
例えば次のシーンは同じ日の米雇用統計です。
激しく上下に振れながら下落しました。
下落の後のリカバリーも早く、
短時間で元の水準まで戻しています。
経済指標トレードではなく、普通にトレードしようとすると、
非常に難しい相場です。
4.理想の相場とは?
相場が動くには順番があります。
1.ファンダメンタルズ
2.資金の流れ
3.値動き
という順番です。
資金の流れがなぜ起こるのか?
お金が流れる出来事が起こったからです。
ネガティブなニュースがあれば、
より安全な資産にお金は流れます。
インパクトが大きい出来事ほど、
急激に相場は動きます。
急激に相場が動くほど、
トレードは難しくなります。
上下に振れるような激しい動きだと、
エントリーや決済のタイミングが難しいからです。
理想は
・綺麗な波形をえがきながら相場が動くとき
にトレードを行うことです。
リスク回避の円買いでも、
急落する相場ではなく。
波形をえがきながら、綺麗に下落していく相場もあります。
資金が流れる理由はファンダメンタルズですから。
市場へ適度なインパクトがあったときです。
次の相場は「170306『北朝鮮ミサイル発射からの円買い』」のときです。
適度に戻しながら下落しています。
短時間で一気に動くほど、揺り戻しが大きく。
ボラティリティも、リスクも大きくなります。
一瞬で大きく動く相場はなるべく見送って。
綺麗に波形をえがきながら下落していく相場で
トレードする方がリスクは小さいです。
資金の流れがあっても、急落している相場ではトレードを控え、
しっかりとトレンドが確認できる相場で
トレードする方が安全といえます。
今回のまとめ
資金の流れがあっても
・急落相場は見送りが無難
・綺麗な波形を描いている相場でのトレードが望ましい